家が近く、幼い頃から園や学校が同じなど、長い付き合いのある幼馴染。


そんな相手と恋愛をする有名マンガやドラマも多くあります。


しかし、「近くにいるからチャンスも多くて恋がスムーズに進む!」というわけではありません。


今回は、幼馴染に片思いをするとどのようなハードルがあるのか、それを越えて進展するにはどうしたらよいのかご紹介していきます。

目次

近くにいるのに難しい理由って?

周りから見ると、幼馴染相手の恋は、昔から仲が良くて、家も近くてよく会えるなんて羨ましいと思われるかもしれません。


しかし、あなたは幼馴染だからこそ進めないという気持ちも持っているはずです。


なぜ距離も関係性も近いのに、難しい恋になりがちなのか、理由を解説します。


知りすぎていて意識してもらえない

小さな頃から一緒にいるため、お互いのことをよく知りすぎている状態です。


好きな人ができると、「もっと相手のことを知りたい」「自分のことを可愛く、カッコよく見せたい」と思う気持ちが出てくるものです。


しかし、幼馴染相手だと、昔の恥ずかしいエピソードや、恋愛感情なく遊んでいた時期のことを全て知られてしまっているのです。


あなたが恋に気付いても、同じように相手も恋の対象として見てくれる可能性は高くないのでは…と感じてしまいますね。


うまくいかない場合の気まずさが怖い

今までずっと一緒にいた分、恋がうまく行かなかった場合の気まずさを想像すると怖いですよね。


家が近いため、今後もずっと顔を合わせる可能性も高いのです。

フラれてしまったらどう関わっていけばいいのか、相手にもし恋人ができたらどうしたらいいのか、不安な要素は多くあるでしょう。


また、幼馴染であれば、相手本人だけではなく家族同士も関わりがあるケースがほとんどです。

お互いの家族に自分の恋のイザコザを見られたり知られたりするのは恥ずかしいという人も多いのではないでしょうか。


もしフラれたり別れたりしたら…と考えると、面倒事が多そうだと想像できます。


慣れすぎて恋愛ムードが想像できない

幼馴染によくあるのが、「家族のような存在」という関係性です。


例えば自分の兄弟姉妹がモテていても、ときめいたり恋をしたりする相手としては見ることができないですよね?
同じように、関係が近すぎるせいで、「いまさら恋愛対象になるなんて」と思われてしまいがちです。


片思いしているあなたも、相手とキスをしたりロマンチックなムードになったり、一般的な恋愛ムードを想像するのはとても照れくさいのではないでしょうか。



気づいたきっかけ


恋に発展するのは難しいケースも多い幼馴染同士。


どんなときに恋心に気づいたのか、筆者の周りやSNSなどでの体験談を少しご紹介します。


自分よりも仲の良さそうな異性に嫉妬した

ずっと側にいる幼馴染にとって、自分は特別な存在だと思い込んでいたのに、他の異性がとても仲が良さそうにしているのを見てモヤッ…と感じてしまうパターンです。


相手にとって自分が一番で居たかったんだと気づき、恋心を知ることもあるようです。


他の異性といても結局幼馴染が心地良いと気づいた

成長して交友関係が広がってくると、幼馴染以外の異性と関わったり、時にはアプローチされたりする機会が増えます。


恋愛してみたい年齢になると、「好きな人」や「恋人」が欲しくて行動を起こすこともありますよね。


いろいろな異性と関わっても、結局、幼馴染が一番自分のことを理解してくれていると気づき、特別な存在だと認識するのですね。


こんなに素敵だった?成長やギャップを見たとき

よく知っている相手だと思っていても、ふとしたときに魅力を感じてドキッとしてしまうこともあります。


例えば、運動が得意なのは知っていても、体育祭のリレーで汗を流して活躍している姿を見たとき。
いつもふざけている子どもっぽい人だと思っていたけれど、部活を頑張っている真剣な顔を見たときなどですね。


「あれ?この人こんなに〇〇だったっけ?」と気づいたドキドキが、恋心に繋がります。


この人と結婚するのだと思いこんでいた

こちらは少し特殊なケースかもしれません。


幼い頃に、兄弟姉妹や親など、大好きな身近な人と結婚したかったという可愛らしいエピソードを持っている方はたくさんいるでしょう。


同様に、いつも側にいる幼馴染のことをずっと「結婚相手になる人だ」と思ったまま成長していったケースです。


気分はもう既に婚約者なので、「いまさら恋愛気分になれない」というハードルが元々無かったということですね。


一歩進展させる方法とは


片思いに気づいたら、進展を望んでしまいますよね。


ただ、幼馴染ならではのハードルは上に述べたとおり多くあります。


しかし、あなたが恋に気づいたように、相手の心を変化させるきっかけがあれば、新たな関係に繋がるかもしれません。


どのような方法があるのかご紹介します。


相手が弱っているときの支えになろう

子どもの頃からの付き合いで、お互いの弱い部分やカッコ悪い部分も知っているからこそ、あなたは相手が弱っているときに気づける立ち位置にいます。


信頼できる人にそばにいて話を聞いてもらうのはとても安心できることですよね。


もし、幼馴染がそんな支えを必要としていると感じたら、よき理解者として側にいてあげてください。


フォーマル、ドレスアップなどのいつもと違う姿を見せる

恋のきっかけにギャップはとても大切なものです。


普段着や子どもの頃のオシャレに無頓着だったころの服装、もしかすると部屋着まで見慣れている幼馴染ですから、いつもと違う格好で意外性を見せましょう。


イベントなどがあれば、スーツ、ワンピース、アップヘアなど、普段と違うあなたをアピールできるチャンスです。


異性として意識させよう

「家族のように近すぎて意識できない」というのでしたら、異性であると意識してもらえるきっかけを作ってみましょう。


髪の毛や肌、ボディラインなどの自分磨きも大切です。
子どもの頃から知っているからこそ、「髪がサラサラできれいだな」「意外に逞しい腕をしているんだな」など、異性としての魅力に気づいてもらうと少しあなたを見る目も変わるかもしれませんよ。


見た目以外にも、「子どもの頃のままじゃない」と気づいてもらうことは大切です。
進展を目指すのであれば、告白する勇気を出すのは難しくても、少し好意を匂わせるのも効果的です。


他の異性とは違う接し方をしたり、「あなただからこんなに話しやすいな」などと、特別感を出したりして「もしかして、好かれているかも?」と思わせてみてはいかがでしょうか。


その後に相手の態度がどう変わるか観察すると、手応えのあるなしを感じることができるかもしれませんよ。


もし相手に恋人や片思いの相手がいても

少し押しても手応えがなかったり、もしかすると相手に恋人や片思いの相手ができたりするかもしれません。


しかし、すぐに諦める必要はありません。
もしも相手が失恋したら、あなたが慰めて元気付けることもできます。


恋心は消そうと思ってすぐに消せるものではありませんし、片思いだからとすぐに諦めるのではなく、相手の状況をしっかり見ておきましょう。

まとめ

とても近い距離にいるからこそ、有利な面も不利な面もある幼馴染への片思い。


進展させたいのなら、あなたから一歩踏み出すことが必要です。


恋が実れば、信頼感も安心感もお墨付きの、何でも話せる素敵なカップルになれますよ。


チャンスを作って、勇気を出して少しずつ進展できるといいですね。