特別美人、特別ボディラインがセクシーというわけではなくても、なんとなく色気があり、魅力的に見える人っていますよね。そういう人は、もしかすると過去に苦労があったのかもしれません。


生い立ちや人間関係などで苦労してきた人は、そうでない人よりも色気が出て魅力的になるという話があるのです。


苦労した経験と色気の関係とは、どういったものでしょうか。

また、自分もそのような魅力をまとった人になるためにはどうしたらいいのか、解説していきます。

目次

苦労した人に色気が出る理由5選




まず、なぜ苦労が色気につながると言えるのか解説します。

・成長できたことによる余裕が見える


今まで苦労してきた人は、ある意味苦労にも慣れており、多少のトラブルであたふたすることがありません。
どれくらいのトラブルでどれほどのことが起こるのか予想でき、客観的で冷静な判断を下すことができます。無意味に焦ったり、人に当たったりすることがありません。


苦労を乗り越えてきたということは、何かしらの努力や我慢をして環境を変えてきたということでもあります。
苦労や悩みを乗り越えた、いわば実績と自信も備えているため、気持ちに余裕があるのです。

「ピンチはむしろチャンスである」ととらえ、さらに成長するための糧にするほどの余裕も見られます。

・大人っぽく見える


多少のことに動じず堂々としているため、同年代と比べて大人っぽく見られがちです。

話し方や立ちふるまいが落ち着いている人も多いですね。


また、苦労してきたということは、その分たくさんの大人や環境を見てきたということ。その分精神年齢も高くなり、視野も広くなりますよね。

人は、単に年齢を重ねるだけではなく、さまざまな経験や挫折などを重ねることで大人になっていきます。何かを乗り越えた経験や見てきた環境が多いほど、落ち着いた大人に見えるのです。いわゆる「温室育ち」の人たちが子供っぽく見られてしまうのも同じ理由ですね。


また、さまざまな経験に基づいた上での判断ができるため、頼もしく、包容力もある大人びた雰囲気があります。「あの人がいれば大丈夫」「あの人が笑うとほっとする」など、周りを穏やかにする力も持っています。

・どこか影がある、ミステリアスさがある


漫画やドラマなどで、影のある表情をするミステリアスなキャラクターに惹かれたことはないでしょうか。

明るくポジティブなキャラクターとは違う、目が離せない魅力がありませんか。


人は、何を考えているか分からず、秘密を持っていそうな人に対して「もっと知りたい」「自分だけに見せて欲しい」という欲求や好奇心を持つ傾向があります。
苦労してきた人は、どこか切ない表情をしたり、含みのある言葉選びだったり、なんとも言えない雰囲気をまとっていることがあります。

そのミステリアスさが、秘密を抱えた色っぽさになるのですね。

・他人に対しておおらかになる


これまで自分が苦労してきたぶん、人の痛みも想像できるようになります。
人の痛みが分かるため、不躾に人を傷つけたり、自分勝手にふるまって人に迷惑をかけたりせず、周囲を和ませてくれる雰囲気も持っています。

相手が何に悩んでいるのか、何を求めているのか察することが得意になるようですね。気配りが上手で、思いやりのある人が多いようです。

また、自分自身に余裕があるため、人が多少ミスをしても許せる余裕もできます。

苦労してきた経験と比較し「これくらいなら大丈夫だ」というおおらかさがあり、余裕のある態度が色気につながります。

人間関係での苦労が多かった場合は、そのつらい関係を乗り越えるために対人能力も身につけてきたはず。相手の性格や状況を読み取った上で、適切なコミュニケーションをとる能力も持ち合わせています。


人との付き合い方の中で色気が見える人にはこういった特徴が多いようですね。

・ブレない自分を持っている


苦労を重ねてきた人は、自分の機嫌を取る方法や、苦しい時に乗り越える方法を知っています。

その場でどうすることがプラスになるのか、適切に判断することができます。


逆に、苦労の中で「こうなりたくない大人」「取りたくない行動」などを見てきたことで、自分や周囲にとってマイナスになる要素も知っています。

そのため、周囲の意見や流行に流されず、常に「こうありたい自分」を見据える芯の強さを持っているのです。


フラフラせずに自立した考えを持っているため、ブレない姿勢が美しい色気につながっています。


色気のあるあの人に憧れる…自分も色気が欲しいなら




苦労した経験から生まれる色気は、スタイルやファッションなどの見た目ではなく、内側から溢れるものだと分かりました。


内面を変えるのは、見た目を変えるよりも難しい場合もありますよね。ましてや「色気のために苦労しましょう」というのもおかしな話です。
自分も魅力的な人間になりたければ、どのような点を意識したらいいでしょうか。

・失敗を恐れず挑戦する


「失敗しそうだから」「自分にはどうせできないから」と諦めていることはありませんか。何でもどんどん挑戦してどんどん失敗しなさいと、無責任なことは言えません。
しかし、新しくやってみたいことや、頑張れば乗り越えられそうなハードルがあれば、挑戦してみる価値はきっとあります。


もちろん成功すればそれがベストですが、失敗しても経験と視野の広がりに繋がります。何もしないよりは「ベター」ではないでしょうか。


やってみないと分からないことはたくさんありますし、やってみたことで増える選択肢もあるはずです。失敗や苦労が色気に繋がるのであれば、「失敗もありだ」と思える余裕ができるかもしれません。

・人に対して寛容的になる


苦労をしてきた人は、人をあてにしたり人のせいにしたりせず、余裕のある振る舞いができます。
周囲に対する気遣いやおおらかさが、色気につながっています。
そして、芯のある考えを持っているということは、人に流されない、つまり干渉し過ぎもされ過ぎもない、適度な距離を保った接し方ができるということです。
そう考えると、広い心で人を受け入れる余裕があれば、色気のある人に近づけそうですね。


すぐに怒ったり自分の意見を押し付けたりするのではなく、人を受け入れ、可能であれば何か与えるような、そんな余裕を持てるよう心がけてみましょう。

・自分を高める努力を怠らない


上のように、新しい挑戦をするため、人に優しくするためには、自分自身に余裕がないといけません。
苦労が色気に繋がるからといって自分を追い詰めてばかりいると、そんな余裕は生まれませんよね。

苦労を経て色気を身につけた人は、色気のために苦労したわけではないのです。


上手なタスク管理やストレス解消法などを身につけ、まずは心も体も健康で、余裕を持てるようにしましょう。
余裕と言っても、ただダラダラして時間を持て余すような余裕とは違いますよ。

健康な心と体、つまり土台が整ったら、自分磨きや新しいことに取り組んでみてください。
憧れの人の真似をしてみるのも、好みの服に似合うようなスタイルを目指すのもいいでしょう。

色気につながる考え方やオーラを手に入れられるよう、行動あるのみです。

まとめ

楽しいことや安定した環境に恵まれているのなら何よりですし、苦労やつらいことのほうが好きだという人はあまりいませんよね。


しかし、つらいことを乗り越えたり自分の力で立ち直ったりしてきた人には、内面から出る色気や魅力が備わっていることも多いようです。
単に恋愛面で魅力的というわけではなく、人間的に深みが出て、オーラや色気があるのですね。

色気のために苦労を選ぶというわけではありませんが、困難なことが起こったり、解決が難しそうなハードルが現れたりしたら、自分が魅力的になれるチャンスだととらえてみてください。

きっと、苦労したからこそ身につく色気がありますよ。