恋人を作ろうと焦っているとき、これまで恋愛対象外だった相手から突然告白されることもあるでしょう。

もし、好みと一致するなら「付き合ってみようかな?」と検討する方もいらっしゃるかもしれません。

ここで気になるのが「好きじゃない人と付き合うとやっぱりしんどいの?」という点。今回は、先の選択に役立つ内容をお届けします。

目次

好きじゃない人と付き合う理由・背景・心理も


恋愛は両思いになることで成立するというのが一般的。だからこそ、「好きじゃない人と付き合うなんていいのかな?」と迷ってしまいますよね。

実際には、まだ“好き”という恋愛感情を持てていない段階でも、次のように「お試しで」付き合うケースがあります。


寂しさを埋めてくれる恋人が欲しくて付き合うことを決めた

まだ恋愛感情は持っていないものの「1人でいるのは寂しい」「とにかく恋人が欲しい」という場合に、お付き合いを承諾することがあります。

告白してきた相手にこれまで恋愛感情が無かったことは伝えつつも、好きになりたいからと「お試し」で付き合う場合です。関係性によっては「友達から」とする場合もあります。


友達関係から恋愛対象にステップアップできるかお試しで付き合う

これまで仲の良い友達だと思っていても、本当はあなたに片思いをしていたと発覚することも。この告白がきっかけで意識してしまい、お付き合いに至るケースもあります。

すでにお互いのことをよく知っており、友人としての好意はあるので、今後の気持ちの変化に期待して「お試し」で付き合うという経緯です。


好きな人は脈ナシなので、前向きに次の恋を探して付き合った

好きな人に恋人がいる、もしくはすでに振られているなど、前向きに他の恋を探す時期もあります。そんな時期に告白された場合も、「お試し」で付き合うことがあります

巷では「失恋に効く薬は次の恋」だともいわれますから、“好き”の熱量が足りなくとも「なんかこの人いいかも!?」と思った時点で新しい恋が芽吹く可能性に賭けているのです。


周囲が結婚・出産ラッシュなので自分も! と婚活して付き合った

周囲が結婚・出産のラッシュなので、自分も相手を探すべく街コンなど婚活イベントに参加して、マッチングする相手を見つけてお付き合いに至ることもあるようです。

お互い「結婚したい」という目的が明確なので、まだ恋愛感情が無い段階でも、ある程度条件や好みが合えば「試しにお付き合い」という流れになることも多くあります。


マッチングアプリで婚活を始めて、条件重視で付き合うことを決めた

前述の街コンと同様に、マッチングアプリで婚活を始めた場合も、プロフィール欄の趣味や結婚観など、相手の「条件」を重視してお付き合いを始めることがあります。

お互い初対面という点を了承してアプリを利用していますから、数回のデートを重ねて感触が良ければ、まだ“好き”という感情が湧く前でもお付き合いに至りやすいのです。


好きじゃない人と付き合うとどうなる?


“好きじゃない人”と付き合う場合も、周囲に恋人がいることをアピールできたり、寂しい気持ちが紛れたりとメリットもあるでしょう。

しかし、一方でデメリットが大きいのも事実。現実的なポイントをご紹介しますので、判断材料にしてください。


デートなど、相手に時間を割くこと自体が億劫になる

はじめの頃は恋人ができてルンルン気分でも、やがて“好き”になれないことが分かると、デートなど一緒に過ごすこと自体が億劫になってしまいます

そもそも、相手に時間を割けるのは「一緒に居るのが楽しい」「幸せ」と思うから。それが無い相手と一緒に過ごすことに次第に「義務感」を感じ、億劫になってしまうのです。


好きになれないことに徐々に罪悪感が増し、しんどくなる

お付き合いのあと、無事に相手に好意を持てれば良いのですが、結局“異性として好き”とは思えず、ただ罪悪感が募ってしまうことがあります

「恋人は自分のことを好きでいてくれるのに、自分はなぜ?」と。ときめきを感じない相手と一緒にいることが、やがてしんどくなってしまいます。


気持ちの温度差が大きいと、だんだん相手が鬱陶しくなる

婚活のように、両者に「お試し」という合意があれば温度感も合いやすいでしょう。しかし、自然恋愛で相手から告白された場合は温度差が生じやすく、鬱陶しく感じてしまうことも。

罪悪感と鬱陶しさのダブルコンボで「そもそも、なんで付き合ったんだっけ……」と、自分の気持ちが分からなくなってしまうことがあります。


キスなどのスキンシップが気持ち悪いと感じてしまう

恋愛感情が伴わず、相手を異性として“好き”と思えない場合、最もネックになりやすいのが「恋人ならではのスキンシップが難しい」ことです。

好きではない方とのキスやハグなど、身体が触れ合うことに抵抗を感じたり、気持ち悪いと感じたりして、お互いにしんどい思いをすることがあります。


本当に好きな人が出来たとき、現在の関係を清算しなければならない

お付き合いをしたのちに“両思い”となれればハッピーエンドなのですが、万が一他に好きな異性が出来たときは、不利になります。まず、現在の関係を清算しなければなりません。

そして、あなたが好きになった異性は、あなたはすでに恋人を持っていることに気づいている可能性も。すぐに別れて告白しても、あまり良い印象は持たれないでしょう。


【別れ方】好きじゃない人と付き合って後悔したら


もし“好きじゃない人”と付き合ったことで後悔してしまったら、できれば早めにお別れをお伝えすることをおすすめします。


お試しで付き合う期間・別れるときの目安

お試しで付き合う期間は、2〜3ヶ月間がおすすめ。そのぐらいの期間なら相手がどんな人か判断するのにも十分ですし、自分自身の気持も整理しやすいはず。

この期間に相手との今後を考え、あなたから再度相手に思いを伝えるとベター。“両思い”として「正式にお付き合い」するか、やはり無理だと「別れ」を伝えるかの二択になるでしょう。


誠心誠意謝ろう! 別れるときのセリフ

あなたにとって「お試し」のつもりでも、相手は本気のことも。お付き合いを継続するのが難しいとなると、告白を断ること以上に相手を傷つけてしまうことにもなるでしょう。

その責任を受け止め、「ごめんなさい」「異性として好きになりたいと思ったのですが……」「これ以上お付き合いできないので、別れたいです」と誠心誠意謝りましょう


まとめ


好きじゃない人と付き合おうか迷っているとき、「もしかしたら、この人のことを好きになれるかもしれない」「恋人ができるかもしれない」と多少の期待がありますよね。

しかし、人の心に確証はありません。もしも好きになれなければ、自分がしんどい思いをするだけでなく、相手を傷つけてしまうことも。

こういった側面も踏まえ、それでも付き合う必要があるかよく考えたうえで、先の選択をしてくださいね。