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バチェラーデートで出会った、トイレダッシュ女
yuta 男性
公開日|2022.09.26
更新日|2022.09.26
これは僕がバチェラーデートを利用し始めて、初めて会った女性の話です。
どうか笑わないで読んでください。
バチェラーデートとの出会い
僕がバチェラーデートと出会ったのは職場の同期達と居酒屋で飲み会をしていた時のことです。
「なぁ、マッチングアプリってどう思う?」
同期の1人が言いました。
「俺、Tinderなら昔やってたよ」
「え、まじ?!俺もやってた笑」
同期達が次々に声をあげます。
意外にみんなやってるんだな…。とマッチングアプリとは無縁の生活を送っていた僕は感心していました。
というのも、3ヶ月前まで彼女がいたからです。
その彼女とは4年も付き合っていて、僕はそろそろ結婚しようかなとプロポーズを考え始めていましたが、彼女はその間浮気をしていました。
浮気をした彼女をどうしても許せなくて別れを決意しました。
そんな元カノは来月挙式をあげるそうです。浮気相手と。
(結構ショックを受けました。4年付き合った僕より、出会って半年の人の彼女をとるようなクソ男を選ぶという元カノのセンスのなさに。)
「結構みんなやったことあるんだな。笑
俺昨日からバチェラーデートってアプリ始めてさ。
知ってる?」
「え、何それ知らん」
「バチェラーなら知ってるけど、アプリとかあるんだ」
話しはじめた同僚を除いてみんな”バチェラーデート”は初耳のよう。
僕も知りませんでした。TinderやペアーズなどのThe王道アプリくらいは流石に知ってはいましたが、バチェラーデートは初耳です。
バチェラーデートをダウンロード
同僚の話いわく、バチェラーデートには審査があり、その審査に合格しないとアプリを利用できないんだそう。
「俺でもいけたんだから、お前らも余裕っしょ」
「審査内容って何があるの?」
「なんか調べた感じだと、学歴・年収・職業・身長・顔写真とかが総合的にみられてるらしいよ。」
まぁ確かに僕らはみんな年収は同じくらいだし、学歴も同じくらいなので、あとは顔を身長ってところでした。
すると、同僚が
「なぁ、俺らもバチェラーデート入れて審査通るか試してみようぜ」
完全に飲み会のノリでした。
いい感じに酔いが回っている僕もいいね!なんて乗り気になってみんなその場でアプリを始めました。
新たに始めたのは僕を含めて3人。
誰が審査に通るか賭けようということで、審査に通った人は次の飲み会では奢ってもらえるとのことでワクワクしていました。
審査に通ったのは…
僕だけでした。
3人の中で僕だけ。
正直気分がよかったです笑
元カノに浮気されてから、自分には魅力がないんだと落ち込んでいたので、人から認められた気分でした。(実際はどんな仕組みなのかよく知りませんが)
審査が終わったあと、飲み会がすぐに開催されました。
審査に落ちた2人は「なんでも好きなもん食って飲めよ」と口をとんがらせて言っていました。
「お前は顔がいいから通ったんだろ。親に永久に感謝して生きろ」
「出身大学も年収も同じなのにムカつくな。身長がお前と9センチ違うからか?」
なんて飲み会中ブーブー言われまくりましたが、気分がいい僕は全てを寛容な心で許してあげました。
審査も終わったし、アプリを消そうかななんて思ってた矢先、
「お前と矢田(バチェラーデートを先に始めてたやつ)だけが審査通ったんだから、ちゃんと使って感想聞かせろよ」
と言われてしまいました。
たっけぇのよ…
バチェラーデートの料金って他のマッチングアプリの2倍以上するんです。
他のマッチングアプリが5,000円/月だとしたら、バチェラーデートの一般的なコースは20,000円/月、最も安いコースでも10,000円/月です。
高くないですか?
やれと言われたものの、高いので同期達に感想を聞かせるためだけにやるのはアホらしすぎます。
だって20,000円あれば何ができると思います?
ちょっといい買い物ができるし、普通の居酒屋なら4回は行けます。
別にお金がないわけではないんです。日本男性の平均年収は普通に超えてるし、貯金だってあります。(彼女との結婚資金として内緒でちゃんと貯めていた悲しいお金です。)
ただ、性格的に無駄なものにお金を使わないタイプだったので非常に悩ましいです。
元カノの話はずるいでしょ。
同期達も元カノのことは知っていたし(同期で開催したバーベキューに彼女を連れて行ったから)、別れた原因も知っているので、すぐ元カノの話を持ち出してきます。
「お前さ、元カノのことまだ忘れられないの?」
「いや、そういうんじゃないけど」
「浮気したあの子は来月結婚するんだよ?悔しくない?」
「まぁね笑」
「バチェラーデートでいい子見つけて見返してやれよ!」
こいつはバチェラーデートの回し者か何かなのか?
と思いましたが、どうせいつものノリでふざけているだけでしょう。
でも確かに元カノを見返したい思いはありました。
そのために女の子を利用するのは間違ってると思うので、見返すために彼女を作るというか、いい子を見つけて結果的に見返す形になればいいなと思ってます。
そんなこんなでバチェラーに20,000円を投じ、いい子を見つけるべく奮闘することにしました。
あ、そういう感じなんだ
マッチングアプリって普通、お互いにいいねしてマッチングしたら、そのあとメッセージで交流を深めて、デートに誘ってデートをするって感じじゃないですか。
(使ったことないので、全部聞いた話ですけど笑)
でも、バチェラーデートって自分からいいねすることもないし、メッセージもしないんですよね。
最大3つの希望条件を設定すると、アプリが勝手にマッチングしてデートをセッティングしてくれます。
僕の希望条件はこんな感じ↓
体型:〜普通
目の大きさ
年齢:24~28歳
マッチングアプリってやること多くて大変そうなイメージがありましたが、これならやれそうとも思いました。
僕がアプリでやったことは、デートの参加意思表示と相手への希望条件の設定だけです。
まさかの姉もバチェラーデートユーザーだった件
僕と姉は2つ差で、昔から割と仲が良く、2人とも酒が好きなのでよく飲みに行くのですが、僕が飲み会のノリからバチェラーデートを始めたことを話すと、
「え????!!!!まじ?!!!!」
とものすごく驚くので、逆に僕がびっくりしてしまいました。
「なんでそんなびっくりしてるの?」
「いや、まさかユウタもやってると思わなくて」
「もって何?笑」
「私もバチェラーデート先月からやってるんよ」
衝撃のカミングアウトです。
まさか姉もやってるなんて笑
そのあとはバチェラーデートトークで盛り上がりました。
女性側としては、「情も湧いていない男性のためにわざわざメイクして着替えて行くのめんどくせぇ」のだそう。笑
どのマッチングアプリでも女性が優位で、別にメッセージとか頑張らなくても会いたい人に会えてしまうから、バチェラーデートの「メッセージなしに会える」という強みは女性にとっては強みじゃないと言っていました。
そういうものなのかぁと思いつつ、「男はメッセージ頑張らないと会えないの?」と聞いてみると、「他のアプリでは頑張っても会えない男の人の方が多いよ。私の体感では100人の男性からメッセージきても、その中で会うのってよくて3人だもん。」とのこと。
それを聞いてから、僕は20,000円払ってでもバチェラーデートでは確実に会えるからよかったかも…と思いました。笑
初めて会うことに…
初めて会うことになったのは、僕の希望条件の通り、
体型:普通
目:大きめ
年齢:26歳
の女性でした。
デートは今週の日曜日だそう。
まだ少し日はありますが、なんだか緊張してきました。
初対面の女性とネットからの出会いでお話しする経験がないので、こういう出会いではどうすればいいのか不安です。
姉にも相談しましたが、「変に緊張しすぎないで、ユウタらしく行ったらいいよ。あ、最低限のマナーは守りなね」と当たり障りのないアドバイスしかくれませんでした。
もうこうなれば頼るはインターネットしかありません。
「初デート 初対面」
「マッチングアプリ 初デート」
「初デート 男性 服装」
「マッチングアプリ 初デート 会話内容」
検索履歴はこんなのでいっぱいです。
見れば見るほど、サイトサイトで書かれていることが違うので余計に分からなくなってしまいました😢
そんなこんなで当日に
木曜日にデートが決まってからあっという間に当日です。
銀座で待ち合わせをしていたのですが、現れた女性は確かに僕の希望条件通りって感じでした。
(タイプではなかったのですが。)
こんなにも希望条件通りの女性を紹介してくれるのはおそらくバチェラーデートだけだと思います。
まずはカフェでお茶でもしようということになり、ビル内にあるカフェに入りました。
僕はアイスコーヒーを、彼女はアイスレモンティーを注文しました。
もちろんお互いに何も知らないので、まずは簡単な自己紹介から始まり、色々と話をしました。
タイプではないものの、話し方が結構好きでした。(サバサバしてる感じの話し方だった)
そして1時間ほど話した頃に、カフェを出て食事に行こうという話になりました。
お会計中に
いいところを見せたいという男のサガで、さっと伝票を持ってレジに向かおうとしました。
すると彼女が
「ご馳走様です。すみませんが、ちょっとお手洗い行ってきますね」
というので、
「どうぞ。行ってらっしゃい」と言いました。
その後、お会計をし終わっても彼女はまだ戻ってきません。
女性だから時間かかるよなと思いながら、店の外で待ってようと思い、外で立っていると、見覚えのある服を着た女性がめちゃめちゃ早歩きで僕の前を通りすぎて銀座駅の方に進んでいきました。
え?さっきの女性だよね?と思って
「〇〇さん!」と声をかけると、
早歩きの彼女はちょっとビクッと止まったものの、振り返ることはなく、再び爆速で進みだしました。
振り返らなかったし人違いか?と思っていましたが、やはりさっきの女性が〇〇さんだったのか、店の前で10分ほど待っていたけど一向にさっきの女性が来ないので僕も帰宅することにしました。
まさか食事の約束をした直後に逃げられると思ってなかったのでショックとかを超えてびっくりと呆れで唖然としてしまいました。
行動が理解できなすぎて思考放棄しました。
後々、矢田(バチェラーをやっている同期)にこの話をすると、
「俺もあるよ逃げられたこと笑
バチェラーデートってさ、ドタキャンするとペナルティで3000円取られるからそれが嫌で来るだけ来るって女性もいるらしいよ。怖いよな〜。こっちからすりゃとんだ迷惑だよ。」
あぁ、結構あるあるなんだ…。
でも帰りたくなるってことはタイプじゃなかったってことだよな。
割とショック。
どうせなら、食事の約束を断ってくれればこんな複雑な思いしなくて済んだのに…。笑
初バチェラーデートはこんな感じで無惨な結果に終わりました。
しかし、20,000円を支払っているのであと3回はデートが待ち受けています。
頑張るぞ…(消えそうな心の戦火)
でも、そもそも今まで元カノ以外の女性に会うとかデートするってなかったし、久しぶりで…
それが意外とすんなり達成できて、前に進んだ気もしています。笑
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