人生100年時代、60代になってもまだまだ身体も心も元気な人も多い中、再婚や結婚をする60代も増えています。

不安な老後も目前、独りでいることも寂しい…そんな時に新たな人生のパートナーと出会いたくなるのは不思議なことではありません


しかし、普通に日常を過ごしているだけでは出会いは多くなさそうですし、婚活に積極的な人はなかなか見当たらないかもしれません。

いろいろなハードルがありそうですが、実際どうなのでしょうか。


今回は、60代女性が婚活を考えた場合の問題点や、問題をクリアしながら婚活する方法について解説します。

目次

60代で婚活するってもう遅い?




60代は、既に、もしくはもうすぐ高齢者と呼ばれる世代です。

今から婚活なんて、そもそも手遅れでは?という不安もあるかもしれません。

結論を言えば、全く遅くありませんよ!


平成29年度の結婚情報サービス業調査によると、結婚情報サービスを利用している人のうち4.6%が60代で、50代まで含めると合計17.6%です。

少ないと感じるかもしれませんが、最も利用者が多い30〜39歳でも35.9%ですから「60代で婚活する人なんてほぼいない」とは言えないですよね。


また2015年の国勢調査によると、60歳〜64歳の男性の未婚率は13.5%、女性の未婚率は6.2%でした。これは1度も結婚をしたことがない人の割合ですから、離婚や死別を経験した人も含めると独身の60代はさらに増えますね。


今からでも婚活をして、大切なパートナーを見つけることは不可能ではないといえる数字ではないでしょうか。


・仕事が落ち着き時間に余裕ができた、同時に孤独感も


60代になると、仕事を辞めたり時短勤務にしたりする人が多くいます。

仕事に追われていた日々も終え肩の荷が降り、これからどう過ごそうか楽しみなことでしょう。
しかし同時に、今まで毎日当然のようにあった社会との繋がりが立たれ、孤独感や寂しさが大きくなる場合もあります。近年コロナ禍で人との関わりも減らさざるを得なくなり、さらに不安が大きくなった方もいらっしゃるでしょう。


これらが誰かと寄り添いたくなる理由となり、婚活を始めるケースに繋がります。

・アプリやサイトよりも、アドバイザーと密に話せる結婚相談所がオススメ


現在婚活と言えば、誰でも簡単に通り組めるマッチングアプリが主流ですね。


60代であれば、じっくりと出会いを探して恋愛から始めるよりも、自分にあった人とはやめにマッチできるかどうかが大きな鍵になってきます。

60代で積極的にアプリを使っている人ももちろんいますが、筆者のオススメは結婚相談所です。


婚活のプロであるスタッフがサポートしてくれるため、不安なことや分からないことを共有できる力強さと安心感があります

あなたと話した上で適切なアドバイスをしてくれるので、独りで婚活を進めるよりも随分心強いのではないでしょうか。

相手の身元もきちんと調べられているため、安心して自分に合った相手を探すことも可能です。

同じような年齢の登録者が多く在籍しているか確認し、利用を検討してみてください。

60代婚活でぶち当たってしまう壁とは




婚活を始める前に、多くの人が経験してしまう壁について解説しておきます。

ありがちな問題点を知っておくことで、解決策の検討や心の準備ができますよ。

・未婚だった、独りが長かった…今更結婚できる?


60歳〜64歳の未婚率はご紹介したとおりです。

この中には、特に結婚願望なく生きてきた方も、なかなか結婚できずに生きてきた方もさまざまなケースがあります。

恋愛にご無沙汰だったり、失敗続きだったりという方は、今更自分が結婚できるなんて想像できないと思うかもしれません。


相談所のスタッフや気のおける友人などとたっぷり話して、不安を軽減させてくださいね。

また、早く結婚を決めたい気持ちもあるかもしれませんが、恋愛に自信がない場合はまずは共通の趣味を持っている人との会話から始めたり、シニア婚活パーティなどで集団に入ったりして、少しずつ交友関係を広げていくのも良いかもしれません。

・自分で稼ぐ能力が低下している


60代になると、仕事を辞め時間に余裕ができることがメリットですが、その分収入が減ってしまうことがネックになるケースがあります。

年金が主な収入源という方も多いですが、それ以上の稼ぎを生むことが難しい場合、老後のお金のことが問題になったり「お金目当ての結婚」と見られたりする可能性が増えてしまいます。

今後の人生で使うお金、自分や相手の親の介護、通院費、お墓のこと…老後は向き合わなければならないお金の問題が多くありますが、それらすべてを賄えることができるのか、理解・容認し合えるパートナーに出会えるのか、難しい問題となります。


結婚相談所であれば、出会う相手よりも先に、スタッフにお金の不安や現状を相談するのが安心かもしれません。

・人生観やライフスタイルができあがっている者同士で過ごす難しさ


あなたも、これから出会うかもしれない相手も、60年前後生きてきたひとりの人間です。

結婚観、恋愛観はもちろん、人生観や金銭感覚など、ほぼすべてがその人なりに確立されているのです。


若い夫婦同士であれば、喧嘩をしたり妥協したりしながら歩み寄ることが可能かもしれませんが、この年代になって性格や生活習慣を変えていくことはほぼ不可能だと思いましょう。


何もかもぴったり合う人と出会えるのが1番ですが、実際は大なり小なり合わない面が出てきます。

許せないことのラインだけ一線引いておき、それ以外の面はお互い様と目をつぶることも必要です。


60代で婚活するメリットとは



いろいろな問題や難しさもありますが、60代で婚活をするメリットも確かに多くありますよ。


・老後の不安や悩みを共有できる人に出会える


歳を重ね、精神的にも肉体的にも、独りで生活をすることに不安を感じることも増えてくる時期です。

話し相手が常にそばにいることで精神的にもやすらぎますし、もし何か起きても独りではないという状態は、とても大きい安心になるでしょう。誰かと過ごすことで、自分や相手の健康面にも改めて気を遣うことができ、健康寿命を伸ばすことにも繋がります。

金銭的な不安も、収入は2人分に増え、支出も増えても分担できるため、パートナーの収入が格段に少ない状態でなければ、負担が軽減できることのほうが多いでしょう。
法的にも、結婚していると認められれば税制面のメリットを受けることもできますよ。

・シニア世代として、さまざまな割引を受けられる



「シニア割」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

旅行や飲食店、エンターテイメントなど、60歳以上になるとさまざまな面でお得な割引を受けられるようになります。

日常使いの飲食店やスマホ代なども少し安くなりますし、旅行などの大きな出費になると、数万円の割引の恩恵を受けられることも。

デートの際や、結婚した後の娯楽など、存分に活用して楽しんでください。

・婚活パーティやイベントなど、出会いの場を十分に活用しよう


婚活の方法として結婚相談所をオススメしましたが、検索するとシニア向けの婚活パーティやイベントも多く開催されていることが分かります。


「結婚したい」という気持ちさえあれば、身近なところに入り口が開かれている時代です。

すぐに直接結婚相手に出会うことは難しくても、ぜひそういった人の集まる場への参加を検討してみてください。

同じ趣味の人、話が合う人、近くの同世代の女性、きっとたくさんの新しい出会いを経験することができます。

結婚目当てで動き、出会えなかったとしても、普段会わない人と話すこと、新しい場所やイベントにチャレンジすることは、あなたの生活に良い変化をもたらす刺激になるはずですよ。

まとめ


60代女性の婚活について解説しました。


人生の終わりについて考え始める時期に、信頼し、寄り添えるパートナーがいることはとても心強いことでしょう。

壁を感じることももちろんあると思いますが、結婚したいという前向きな意思を持って動くことで、あなたはさらにイキイキと輝くことができるはずです。


素敵なパートナーに出会い、人生の後半を前向きに生きていくことができると良いですね。