いやあ、夏である。
女の子が身につける布の面積は減り、男なら誰しも一度は口ずさんだことがある「夏は股間が痒くなる〜♪」のCMが流れ始める、あの、夏である。
どうやら、今年も来てしまったようだ。
7月7日、織姫と彦星が久しぶりに会う日を皮切りに、号砲が鳴り、出会いを求める人々がクラウチングスタートで走り出した。
今夏も、幾千もの出会いが生まれることだろう。
そして、
「その幾千の出会いの一枠をキミで埋める」
これが、僕が今、文字をタイピングしている理由であり、使命である。
ーーキミだけの織姫を見つけに行こうーー
舞台は、海でも、山でも、ディズニーランドでもない。
「夏祭り」だ。
ご存知の通り、僕といえば夏の申し子であり、夏に愛され夏を抱き、童話『北風と太陽』の太陽を愛弟子に持っており、
さらに、毎年必ず3回は夏祭りに行き、ナンパ手法を試しに試しまくっており、
全国47都道府県全ての夏祭りに参加、したいと思ったことがあるほどの実力者であり、
夏祭りのナンパを語る上で、僕以上に適任なものはいないのである。
夏祭りのナンパを語る上で、僕以上に適任なものはいないのである。
なんとなく、2回繰り返してみた。
では始めていく。
夏祭りでのナンパはできるだけ"浴衣女子"を狙え
夏祭りでナンパをする具体的な手法を伝える前に、ひとつだけ約束して欲しい。
タイトルでも言っているのだが、夏祭りでは可能な限り浴衣女子を狙わなければならない。
理由は、ただひとつ。
「浴衣女子というものは、とても可愛いんだ。」ただでさえ可愛い女の子に、最高に可愛い浴衣というお召し物。
そして、
浴衣を着た女子のフォルム。後ろ姿。
7本くらいの腕は軽々入りそうな幅広の袖。
腰に巻いてあるコルセット的な帯。
せっかく浴衣を着たからと、髪も一生懸命に可愛くせざるを得ない女の子心。
きびだんご6個程度の容量の巾着袋。
そこに詰め込まれる、スマホとモバ充とリップ。
全てひっくるめて、天変地異レベルで可愛いのである。
で、ここからは真剣に聞いて欲しいんだけど、
そんな、最高に、いや、サイッッコウにきゃわたんな浴衣女子ってのは、
基本的に年に1度しか見られるチャンスがない。
言わば、
浴衣女子というのは、"織姫"なわけなのである。
もう、これは浴衣女子を狙わない理由がなくない?うぉうお
ここまで読んで、それでも「いやあ、僕は浴衣女子じゃなくても…」という奴には、
「ユカター!」という掛け声と共に、一本背負いでユタカな大地に頭からブッ刺し、お尻の穴に花火をセットし、大曲の花火大会以上にすっごい花火を打ち上げることになる。
とかく、走馬灯で「あのとき、どうして浴衣女子にしとかなかったのだろう」と後悔することは決まっているので、可能な限り浴衣女子にお声を掛けさせていただこうぜ。
【ご提案】夏祭りでナンパをする具体的手法
まずは、前章で"浴衣女子"への愛?性癖?が出すぎた結果、本題までが長くなってしまったこと、申し訳なく思っている。
気を取り直して、僕が実際に試して見て、「これいいじゃん!」ってなった、夏祭りでのナンパの具体的手法を紹介していく。
わたあめパーティ
これは夏祭りに限らず、祭りの類ならいつでも使えるからぜひ覚えておいて欲しいんだけど、
アニメのキャラクターに入った
1個500円のわたあめを10個くらい買うっていう作戦。
3歳児の胴体くらいのサイズだから1つ持ってるだけでも凄く目立つんだけど、これを10個持っちゃうんだよね。
そうすると、当然圧倒的に目立つし、なんなら子供から指を刺されて「いいなあ」的な雰囲気になるんだよね。
で、子供にプレゼントしてみる。
子供の親御さんが「ありがとうございます」って感謝してくれる。
女の子ってこういうところ見てるから。
絶対、見てるから。
だって女の子だもん。
よく見てるで有名な女の子だもん。
でもって、この子供と親御さんをダシに使って半径10m圏内の好感度アップ作戦を何回か繰り返すと、「あ、あの女の子こっちの方見てくるな」ていう状況に絶対出くわすから。
そうなったら、その時が、タイミング。
「お姉さんもぜひお一つ貰ってください!」金魚すくいはほぼクラブ
正直、これを言ってしまうと、全国の目がぱきった男達が集まってくるんじゃないかって心配ではあるんだけど、
金魚すくいってほぼクラブなんですよね。
というか、
クラブよりも全然ナンパが成功する場所こそ、金魚すくいなんだよね。
「なかなかやるっすね」
「なんでそんなに上手なんですか」
「本職ですか?」もうこれだけで、とっても自然にお話ができちゃう。
みんな焦点が金魚に、下に向いてるってのも凄く良いんですよね。
アイコンタクトなしで話しかけるから、変な警戒心とかなく、返答してくれちゃう。
で、キミは全然うまく金魚はすくえない人を演じる。
キミは金魚をすくえないんだけど、金魚がキミを救ってくれるから。
キミをナンパ成功へと導いてくれるから。
あなたのために僕が獲ります
これは射的での話。
女の子達が射的をやってたら、小銭を握りしめて今か今かと自分の番をわくわく待っている子供を蹴散らすくらいの気概で、キミは射的店に向かわなければならない。
もちろん射的だから何かを狙ってると思うんだけど、きっと中々獲れない。
そしたら、キミの出番だ。
「お姉さん、僕に任せてくださいよ」
「僕が獲って差し上げます」当然、獲れるように頑張って欲しいんだけど、もし獲れなくても大丈夫だ。
「ごめんなさい、無理でした」
「りんご飴とかき氷で許してください」である。
そのタイミングで線香花火
とってもリスキーで、下手したら自分の存在意義を失うことになりかねないんだけど、上手くいくとすっごい勢いで進展しやすい手法である。
それが、
打ち上げ花火が盛り上がってるタイミングで、ひとり線香花火を嗜む作戦だ。
当然そもそも花火をやって良いのかっていう問題もあるんだけど、それをクリアしたとしても、変な奴扱いされて終わるパターンも十分にある。
でも近くにいる女の子がノリが良くて、花火を見て花火をやりたくなったという条件が揃っていた場合、
「お嬢さん達もやりますか?」と言えば、食い気味で
「やります!」と言ってくることだろう。
テキーラボーイ
夏祭りの間、テキーラボーイとして活動してみると良い。
テキーラを無料で配るボーイである。
お酒を飲んでいる女の子達に仕掛ければ、100発90中くらいで、貰ってくれる。
ただ、テキーラだと度数が強すぎて避けられることもあるので、チャミスルやほろ酔い、烏龍茶なども用意しておくと良いだろう。
そもそも、お酒を飲んでいる女の子達の遊びが、お祭りだけで終わるはずながない。
お祭りが終わった後、繁華街に移って飲み会が始まるわけである。
テキーラボーイのキミは、2次会に一緒に行けること請け負いだ。