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いい意味で付き合った後ギャップがあった彼氏
ニャンたん🐈
公開日|2023.02.06
更新日|2023.02.06
大学時代に付き合っていた彼氏がとても印象的でした。
東京都内の私大には全国各地から学生が集まってきており、それまで地元の狭い交友関係の中で生きてきた私には新鮮でした。
一年生では授業別にクラス分けがされるのですが、そこで急接近したのが後の彼氏になる人でした。
大分県から上京してきたばかりの彼は、慣れない生活のせいか恥ずかしそうにおどおどしてばかりで、私の男性のタイプとは異なっていたのですが優しい人柄に惹かれていきました。
仲良くしているうちに告白されて付き合うようになると、彼がただ頼りないだけの男の子ではなかったことがわかりました。
デート先や食べるものを決めるときにも私の意向をよく聞いてくれたり、危険がないように必ず送り迎えをしたりさりげなく連絡をとって安全を確認してくれたりしました。
車道側を歩く、なんてことをリアルにしてくれる人に初めて出会いました。
そして押し付けがましかったり自分に酔っていたりすることなく、私が迷惑に感じていないかいつも心を砕いてくれていてとても幸せに感じました。
彼が一見頼りなさそうに見えるのは、真面目に周りの人のことを考えているからなんだということがわかりました。
彼は常に私のことを大事なのだと言ってくれ、私が自分を卑下しようとすると叱ったり励ましたりしてくれました。
どんな時にも自分を大切に扱ってくれる彼に出会って、私の自己肯定感は爆上がりしました。
自分を蔑んで傷つければ彼に失礼だと思うようになりました。
事情があって添い遂げることはなかったのですが、多感なあの時期に彼と付き合えて一緒にいられたことは私の人生の中で本当に大切な思い出になっています。
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