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この先も、一線は絶対超えないように
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
中学2年生の頃、臨時教師として赴任してきた9歳上の音楽の先生は、私が所属していた吹奏楽部の顧問にもなりました。とても厳しい先生だったのですが、そんな先生に何とか褒められたくて認めてもらいたくて、部活も勉強も初めて本気で打ち込めるようになり、私のモチベーションの基盤にすらなっていました。そして気づいた時にはもう先生のことが大好きで…高校生になってもそれは続き、しかも、彼氏が出来るとやたらとちょっかいを出してくるズルイ先生でした。都合がいいなと分かっていながらも、どうしても忘れられず…。とっても苦しい学生時代でした。高校を卒業し、地元から出て都会へ引っ越す前に先生にさよならの挨拶をしに中学校へ行きました。誰もいない職員室で、他愛のない会話をし新しい彼氏ができたことも伝えました。いざ帰ろうとしたとき、先生に抱きしめられました。そのまま数十秒、何も言わず、誰もいない職員室で。彼氏ができた、と伝えたのにどうしてこんな風に抱きしめるの?ずるい、と思いながらも、突き離すこともできず…。その後、先生とは私が都会に引っ越してからも(その後彼氏とはお別れしました)数年に1度は会う仲です。ハタチを越えてからは大人の雰囲気になる事もありますが一線を越えたことは一度もありません。あの時の青春は綺麗なままにしておきたいのでこの先も絶対に一線は越えない、と思っています。10年経っても忘れられない、先生との思い出です。
引用元:愛と官能ブログ
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