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側で見守る新婦の母親
あいこむ
公開日|2022.04.02
更新日|2022.04.02
実の姉妹のように育った幼馴染みのA子が、結婚をすることになった。
私の母親、「A子ちゃんのお父さん、結婚に賛成なの?」
私、「反対みたい」
結婚式当日、新婦の友達として結婚式会場を訪れたのだが、新婦側の親族は誰一人来ていない。
幼馴染みとしては新婦のことが気になり控え室を見に行くと、新婦は泣いていた。
新婦側の親族が誰一人、結婚式に来てないのは、新婦の父親が結婚に猛反対だから。
父親が猛反対していることは新婦から聞かされていたのだが、
いくら何でも結婚式には来るだろうと思っていたのだが、式が始まっても来ない。
主役である新婦は、式が始まっても泣き止まない。
猛反対している父親が、結婚式に出たら勘当すると言っているため、新婦の母親や兄弟も結婚式に出られない。
このまま、結婚式は終わってしまうのかと思っていると、主役である新婦が号泣。
新婦が号泣したのは、新郎新婦の世話係に就いたのが結婚式場のスタッフの格好をした母親だったから。
ブライダルホールスタッフの中には、新婦の兄弟もいた。
新婦の父親は最後まで式場には現れなかったが、新郎新婦同様、結婚式参加者は皆泣いた。
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