キーワードで探す
家族という物が死ぬほど嫌なイメージに変わった再婚生活
疲労キティ
公開日|2022.04.24
更新日|2022.04.24
バツイチになって働き出した職場で知り合った彼とは正直あまり性別の関係ない友達といった感覚で、休みの日などに気楽に一緒に出掛けたりする仲でした。
そんな中、私の父親が突然倒れ末期癌だという事がわかりました。
父親との最後の時間を悔い無く過ごしたくて毎週末車で1時間程の実家へ帰るようになったのですが、その時に私の実家まで送ってくれたりしてその優しさに対してはとても救われていました。
ところがそんなタイミングでよりにもよって高齢の祖父母も立て続けに亡くなり、そして父親も亡くなり、私は心身の調子を崩すほど落ち込んでしまいました。
そんななか父親の相続についての事で弟夫婦から詐欺まがいのやり方で無理矢理相続放棄をさせられそうになり、家族を失った上にそんなショックな出来事に正気を保っていたのか怪しいほどの精神状態にまでなってしまいました。
そんな時に彼が弁護士への相談などの手助けをしてくれ、ボロボロの私を見兼ねて支えてやりたいと思ってくれたようで自然に結婚の流れになり、私は彼と再婚し新しい生活を始めました。
それでもなかなか直ぐには心身の不調は回復せず、私はかなり精神的にも余裕がなく不安定な状態でした。
そんな中、主人になった彼から身体を求められた時にどうしてもそんな気分にはなれず拒否してしまったことで彼は激情し、その日から彼からのモラハラが始まってしまいました。
まともな思考回路でさえなかった私にはその追い討ちは心底辛くて、家族になるとみんな私を苦しめる敵になるという感覚にさえなっていきました。
主人は私が立ち直ろうと思って何かを頑張ろうとする度にそれをことごとく否定して邪魔をし、気に入らないと直ぐ離婚しようと脅してくるようになり、優しかった彼と同一人物とは到底思えないようになっていきました。
そして私自身離婚を考えるようになっていきました。
それにだんだんと祖父母や父親の死、弟夫婦からの詐欺まがいの行為を受けたショックから立ち直り始めると、再婚した時は心が完全に壊れていてまともな判断能力さえ無かったよなと我に返り、何の未練もなく離婚をしました。
バツ2になってしまった事だけはどう足掻いても辛い現実ではありますが、離婚してモラハラから解放されたらやっと生きた心地を取り戻せました。
でも再婚前の自分に起きた事や心身の状況含め、再婚生活の辛さも相まって私の中では家族というものは足を引っ張り不幸にしようとしてくる恐ろしいものというイメージにすっかり変わってしまいました。
もっと読みたい!あなたにおすすめの記事はこちら
ログインをすると利用出来ます
コメントを書く