食べ物の恨みは恐ろしい

一人息子の育児をしていたころ、誰も知る人のいない地域に住み、夫も家事・育児に協力的ではなかったため、一人で奮闘していました。

遠くに住む姑が初孫フィーバーで、1~2カ月に一度泊まりで孫の顔を見に来ていたのですが、当時はまだ私もいい嫁キャンペーンをしていたため、毎回気を遣って対応していました。


姑が泊まりに来た時のエピソードを二つ、ご紹介します。
息子が1~2歳だった頃。

泊まりなので、家で何回も食事を準備するのも大変です。


そこで滞在中1~2度は外食をしていました。

お店に着くと、夫も姑も真っ先に自分の食べたいものを注文してしまいます。

それは大人向きで息子への取り分けできないようなものが多く、いつも私が息子が食べられそうなメニューを注文することになりました。


注文したものが届くと、息子に取り分けて食べさせている私のことなどおかまいなく、2人ともゆったりと食べます。

そして食べ終わると、私が息子に食べさせている様子を「かわいいね~」と言いながらのんびりと見ているのでした。


息子が産まれて間もなく外食ができない頃に、宅配の寿司をとったこともありました。

その時は他の親族も来ていたのですが、注文係の夫が間違えて一人前少なく注文してしまったのです。


届いた寿司を見て「一つ足りない…」と気まずい雰囲気に。

そんな時、息子が泣き出しました。


母乳育児だった私は別室に授乳に行き、しばらくして部屋に戻ったところ、私の寿司はありませんでした。

食べ残された数貫が申し訳程度に残っているのみ。


手がかかる乳児を抱えながら一生懸命接待していたのに、久しぶりの寿司だったのに、本当に悲しくなりました。
改めて文字にしてみると、なぜ不満を口にしなかったのか。


「たまには私にも食べたいものを注文させて!」「見てばかりいないで食べさせて!」「私の寿司は?」と言えばよかったのにと今では思います。

しかし慣れない育児と接待に精一杯で、たぶん頭が働いていなかったのだと思います。


夫も姑も、こんなことがあったなんて全く覚えていないでしょう。

だけど食べ物の恨みは恐ろしいのです。ふふふ。

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