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お互い全てが初めてで、運命を感じた主人との恋愛
うめ子
公開日|2022.11.24
更新日|2022.11.24
一番良いのも辛かったのも主人との恋愛です。
私達は大学のサークルで知り合い、お互い初めての恋人でした。
なので恋人とのデートもキスも全て互いに初めて同士で、年齢の割にとても純粋で初々しいカップルでした。
それ故、付き合いたてのころは回りが見えなくなり恋愛にどっぷり浸ってしまい、大学の講義を休んでまで一緒に過ごしていました。
見かねた先輩にきつく説教され、それからは生活も恋愛も上手く両立するよう努力しました。
付き合って半年後、私は前から決まっていた1年間の留学生活をスタートさせました。
当時は無料通話のできるツールがなく、週に1度、10分間電話をすることを楽しみにしていました。
あとはメールを毎日していましたが、共通の友人から、私がいなくなって主人(当時は彼氏)はダメ人間になっている、何もやる気を持たず大学も休みがちと聞いて悲しくなりました。
その時は長時間電話をして互いに会えるまで頑張ることを約束しました。
お互い沢山泣きました。その後、両親から高額な電話代に対し怒られました。
帰国して再会できた時は嬉しかったです。
でも互いに手をつないだままただ黙って、しばらく空港のイスに座っていました。
何を話せばいいのかわからないくらい気持ちが溢れていました。
それからはまた毎日一緒に過ごし、勉強も頑張りました。
私は無事就職できたのですが主人は出席日数が足らず半年間留年しました。
卒業後、主人が就職したのは実家のある地方都市の会社でした。
都内勤めの私とまた遠距離恋愛が始まりました。休みは隔週で互いを行き来しました。
毎日電話もしました。けれど会いたい時に会えない寂しさで何度も涙を流しました。
私が主任に選ばれたことで更に仕事が忙しくなり会える頻度が減りました。
だんだん私の気持ちは離れていき、別れを切り出しました。
この時既に付き合って7年が経っていました。
彼が拒んだため私達はしばらく距離を置いて気持ちを見つめ直すことにしました。
それから3ヶ月後、久々に再会した主人から突然プロポーズされました。
別れるつもりだった私は無意識のうちに頷き泣いていました。
これが本心だったんだと自分の気持ちに気付かされ、私は主人と結婚する道を選びました。
仕事を辞め、地方都市に住み現在は2人の子供の母親です。
初めての彼氏が主人だったので良いことも辛いことも全部主人との恋愛から学びました。
その結果、今の生活があります。
付き合う時に直感で、「この人とは長く付き合うことになりそう」と感じたのが現実になりました。
赤い糸なんてロマンチックなものではありませんが、私たちは結婚する運命だったのかなと思っています。
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