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出会う場所は特殊であれど…
ぽっぽちゃん 20代
公開日｜2022.03.20
更新日｜2022.03.20
私がしている夜のお仕事での恋愛についてです。
身バレ防止のためフィクションも含みます。
私の仕事は夜のお仕事です。
世間からみるとあまりよく思われない業種にあたります。けれど、私はそんな仕事にも誇りをもって務めていました。
ある日、30代ほどのお客様がいらっしゃいました。
彼はあまり喋らず緊張しているようでした。
実際にお話をしてみると元々口数が少なく、喋るのが得意ではない方でした。
そんな彼も徐々に私が積極的に話すことでたくさんお話をしてくれるようになってくれました。
プレイなど終え、時間になった際にはにこやかに帰っていきました。
その時の私は、仕事だし、顔は好きだけど恋人になることは無いなと思っていました。
その次の日、また彼がお店にやって来ました。
長い時間で私のことを予約してくれたのです。その際にはプレイは一切なく、お話をして終了しました。
そうして彼は毎日のように来てくれるようになったのです。
毎回彼はとても長い時間で予約してくれて、ほとんどプレイはありませんでした。むしろ、お話するためにきてくれているようなものです。
そうして彼がお店に来るようになってから数ヶ月がたった頃。彼はまたお店に私を指名でやってきました。いつものように長い時間です。
その時の私は仕事疲れでとても眠かったのですが、彼がそれに気づき、
彼「なんだか疲れているようだし、少し寝たらいいよ。時間になったら僕が起こすよ。」
と言ってくれました。私は冗談なのだと思い、
私「え、そんなことしたらあなたは暇になってしまうし、時間がもったいないよ？いいの？」
と思わず聞いてしまいました。
彼は優しい口調で
彼「いいよ。君にはゆっくり休んで欲しいんだ。」
と言ってくれました。私は彼に感謝をしながら少しですが眠らせてもらいました。
時間になった時、彼が私を起こしてくれました。彼は1度も時間まで私を起こすことなくソファーに座っていたようでした。
その日を境に私は少しずつ彼をお客さんとしてでは無く、異性として見るようになりました。
そうしてまた、しばらく時間がたった頃、彼が出張でしばらく他県へ行くと言うことを伝えられました。
私はいてもたってもいられず、彼に
私「それじゃあ、私達付き合わない？」
と聞きました。彼ははじめ驚いていたようですが、
彼「もちろん。僕と付き合ってください。」
と言ってくれました。こうして私達は恋人となりました。
ですが、やはり少し問題がありました。彼が出張で他県へ行ってしまうため、遠距離での恋愛になってしまった上に、私の職業柄、彼に夜のお店へ言って欲しくないとも言えませんでした。
そこで2人で約束をしました。夜のお店には行ってもいい。けれど、指名はしないでと言うこと、私もお客さんとは連絡先は交換してもプライベートなことは話さないと言うことを約束しました。
彼と私は付き合ってからもう少しで1年と半年程になります。未だに彼は長期の出張のため遠距離のままですが、お互いに上手くいっています。
彼の優しい人柄や朗らかな性格が私にはちょうどよく、お互いに心地いいのだと思います。
今後、ずっと続いて行けるよう私自身も努力していきたいなと思います。
もちろん、今の夜の仕事は続けますが、あともう少しで夜は辞めようと思っています。
それまでに彼との生活のための資金を頑張って稼いでいきたいと思います。
出会える場所は普通ではないかもしれないけれど、私は今とても幸せです。
必ずしも普通の出会いだけではないということ、きっかけは些細なことだったりするのでは無いかなと思います。
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