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結婚か?別れか?商社に就職して遠距離恋愛になった結末
近藤 男性
公開日|2022.11.06
更新日|2022.11.06
私と彼女は学生時代に知り合い、お互い口にしないまでもこのまま付き合っていれば、いつかは、結婚するのだろうなと通じ合うところがありました。
地元も同じで大学卒業後は、近隣の企業に就職して幸せな生活を、という青写真をなんとなく描いていたかもしれません。
しかし、私の就職が大きくその未来を変えることになります。
学生時代、いろいろな経験をする中で海外で働きたいという思いが湧き上がり、たまたま商社を受けた結果が合格。
ゆくゆくは海外赴任が前提です。
彼女にはあまり詳しいことを話せず、地元の関西を離れて、わたしはこの東京勤務になります。
いい意味で地元に根づきたい彼女にとって、実はこの時点でわたしとの距離感が変わっていたのです。
結婚をして地元で幸せな生活を。は無理なのではないか?それを察した私は新たな世界で二人の人生を作っていきたい、それも将来は海外でとさりげなく伝えるようにしたのですが、もちろん幼い頃から培われた価値観が簡単に変わるはずもありません。
次第に私への愛よりも現実を見たいという彼女の姿が見えてきました。
しかし、わたしは人生の伴侶は彼女しかいないとさらに思いを強くしていたわけで、なかなか彼女と別れることはできません。
彼女も別に私が嫌いになったわけではないですから、最終的には就職して1年、私が海外赴任が決まり、ついてきてほしいというお願いを彼女にして、断られたことが決定打になってしまいました。
それでも私は海外から、彼女に連絡を取り続けたのですが叶いませんでした。
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