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心の隙間を埋めるだけの「恋人」
こーたろ 男性
公開日|2024.03.13
更新日|2024.03.13
高校生の時の恋人の話です。相手は1歳年上の女性でした。出会ったきっかけというのは、小さい頃には近所に住んでいて一緒に遊んでいたという事もあったみたいでしたが、元々別々の高校ではあったので、何となく知っているというくらいの関係でした。
付き合い始めたのは、相手の女性の家庭の事情というところにありました。相手のお父さんとお母さんが離婚をしてしまった事から、家族の生活もぐちゃぐちゃになり姉妹ともども離れ離れになってしまったと聞きました。高校が近かったこともあり、彼女は祖父母の家の2階に住むことになりました。つまりは幼少期に住んでいた家の近くであり、私の家の近所に戻ってきたのです。
なんとなく姉のように慕っていた事から、仲が深まるのには時間がかからずに、家庭の問題の寂しさも手伝ってすぐにお付き合いをする事になりました。
彼女は家庭の事情から心に何か重たいものを抱えていたのでしょうか。今となってはわかりませんが、私には楽しい時間でしたが、彼女は明るく振舞っていても、心の底からは楽しめなかったのかもしれません。周りから見たら、年下の高校生男子がきまぐれで遊ばれていたように思われているかもしれません。
数ヶ月お付き合いはしていたのですが、結局彼女とはお別れをしてしまいました。私が初めて付き合ったという事であまり経験もなく恋人として全く至らなかったという事もあったと思いますし、今考えてみたら浮気相手レベルの話だったのかもしれません。
その後、深夜に祖父母宅から失踪していたようです、それ以来あまり連絡を取ることも無くなってしまいました。後から聞いた話では母親から連絡が来て強制的に連れ戻されたという話を聞きました。
必然的なお別れというのもあるのかもしれないと思います。
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