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クズすぎるDV元カレについて
セクメト
公開日|2022.08.11
更新日|2022.08.11
プロフィールにも書いた通り
元カレDV、8股サレ、愛人&枕強要多数。なうサレ妻、今年から母。名前を怒りの神『セクメト』になぞらえて、我慢してきた人生の数奇な体験談を暴露します。
本日は若かりし頃の「DVクソ元カレ」について。
あの頃私は恋愛経験のまだ浅い二十歳。
夢を追う中で出会った一人の年上男性に恋をした。
彼もまた同じ夢追い人で、私たちはお互いの夢に対する情熱や居心地の良さで付き合うまで時間は掛からなかった。
学生の頃とは違う、全てが新鮮なお付き合い。
初の同棲、リードしてくれる年上気質、バイク、夜の営みを良いと思えたのもこの彼きっかけ。
そして私たちは付き合って1年半くらいでお互い夢を追うために一緒に上京しました。
事件が起きたのは上京して半年足らずのこと……
彼は夢を追う中で周りの環境が変わり、付き合う人たちも派手な方達に変わっていきました、
朝までの酒の付き合いも増え、飲み会で酔い過ぎてお店の神棚を壊してしまったり、看板を倒したり、と…
少しずつ何かが変わってきたのが私にもわかりました。
上京してとりあえず繋ぎにと早朝バイトをしていた私、
その日も彼の連絡はなく、朝方、玄関のドアがガチャガチャなるのが聞こえた
「5:00かぁ…(ちょうど起きる時間だな…)」
玄関の方をみて唖然とした。金髪の女もいる。
そして彼の第一声
「俺らここ泊まるから早く出てってくんない?」
人間ってあまりにも予想外の言葉を聞くと思考って動かなくなるんですね(笑)
精一杯なんとなく出てきた言葉が
「えっと、私も今からバイトではあるけど…えーーっと」
テキーラ臭が漂う彼は「早くでろ」とかそんなことを笑いながらずっと私に浴びせ、
私はそこでようやく状況の理解と、心がガラガラと音を立てて崩れていくのを感じ涙が止まらなくなりました。
玄関にタバコをふかしながらもたれかかっている女も「まだ?」とか言いながら微笑していて
屈辱と悔しさと悲しさ、怒り、困惑、
何をどうしていいかわからず泣いている私に彼は手をあげ出しました。
怒号の中、髪を引っ張られ、家の壁を壊され、携帯を投げつけられ、平手打ち、引きずられ、お気に入りだったガラスのテーブルも割ろうとしたり…
そうこうしているうちに、近隣の住民が騒音を聞きつけ警察を呼んでいました。
警察がうちに来たその瞬間、彼はまさに私に、タバコで顔に根性焼きをつけようとしていたところ…
外に保護され状況を聞かれた私は警察に質問されました。
「状況が状況だったので彼氏さん、恐喝または暴行で現行犯逮捕しますか?」
なんでですかね?そんな時でも大好きだった彼の笑顔が浮かんで「いいえ」と答えてしまった。
私は警察署の生活安全保護課に保護してもらい、夕方までそこで落ち着かせてもらいました。
恐怖で手の震えが止まらず、しゃべっても声が震え、涙も止まらない。
同時に、彼とは一瞬で関係が破綻したことや、人間の怖さ、これからのことなどを考え疲れ果て、
夕方、警察の方と一緒に自宅に帰りました。
中に入ると2人はいなかったのですが、今でも覚えています、
布団の脇の棚や床に行為の後の液体が飛び散っていたことや、丸めたティッシュが散らばっていたこと
もう何も感情が動かなくなり一人で掃除しました。
夜、警察から連絡が入った彼の実家と、彼から電話がありひたすら謝られた記憶はあるのですが
話した内容はほとんど覚えていません、
多分、引っ越しますとか、共有していた支払いの件とかだったと思います、
私は心を落ち着かせるため実家に帰省したのですが、仕事の兼ね合いもあってどうしても帰らなければならず、久しぶりに帰った家で、また心底驚くことがありました。
私が実家にいる間に引っ越しを済ませたらしいのですが、
家電が持っていかれていたのです。
ティファール、扇風機、掃除機、ドライヤー、他にも無くなっている家具があったり…
もう、見損なったを超えて、少しばかりあった情も消え、憎しみが生まれ、
なんでお付き合いしていたのか思い出せなくなるレベルでした。
数年経った時にバッタリ会う機会があったのですが、
「おう元気?なんか頑張ってるみたいだね!」なんて言われて、
もはや「は?」とも思わず、
人間ってこんなにもかわることってあるんだな、と
今では凄まじい教訓になってます。
最後まで、いや、多分今も、
心底クズな元カレの話でした。
ちなみにこれ、続きがあります。
いつか、映画に出来るんじゃないかって展開が待ってました。(笑)
そのお話はまた別で書きますね、
ありがとうございました。
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