闇が深い女（平成編）

メン・ヘラー

公開日｜2023.03.11

更新日｜2023.03.11

平成10年くらいの話です。

クラブで知り合った子（当時20代後半）と付き合い始めました。

数年前まで芸能関係（グラビア）の仕事をやっていたそうです。

私と付き合っていた時にはそんなオファーもなくなっていました。

早やかな時代と今とのギャップのせいか自虐が相当に目につくようになりました。

「無職の私もがんばるぞー！」とか急に叫び出したり、「クリーニング屋の娘もがんばるぞー！」とか（クリーニング屋さんって立派な仕事なのになぜそんな風に言うんだろう？）。

付き合っていくうちに、半年ほど経過した頃から彼女の情緒不安定さが激しくなっていきました。

そういえば、女友だちと遊びに行ったとか交友関係が分かる話が一切出てきません。今思うと友だちが少ない女だったような気がします。

唯一の受け皿である私への不満も、恐らくがまんして言わなかったりが溜まっていたのかもしれません。

心に闇がある女の特徴だと思います。

土曜日の夜に事件は起きました。

居酒屋で飲んでから私の家に来る流れでした。居酒屋でも「こないだ〇〇社の人と話した。あなたみたいな三流じゃなくて一流会社の人」などと明らかにケンカをふっかけてくる会話が出てきます。

そして、私の家に来てしばらくしたら急に私に食器やリモコンを投げつけて来たのです。私はあわてて「どうしたんだ。止めろよ！」と両手を押さえつけようとしたら、「いつもアンタはそうなのよ！！！」とさほど酔ってもいないのに暴れ出し、両手で私の顔面を思いっきりひっかいてきました。私の顔面は大流血したプロレスラーのように血だるまです（冗談でなく）。

３階建てのマンションで３階に住む大家さんが騒ぎ声を聞いて「どうしたんですか！」と心配して来てくれました。

彼女はタバコを吸いながら（私は嫌煙者なので彼女は一緒にいる時は吸った事はありません。これも当てつけでしょう。闇が深い女の特徴だと思います）、「私、この人の子どもを妊娠しているんです」とありもしない事を言い出します。何に対して怒っているかはまったく言いません（これも闇が深い女の特徴だと思います）。

すでに午前３時近い深夜。これ以上暴れられても近所迷惑なのでタクシーを呼んで押し込んで帰らせました。

タクシーに押し込む時に私はタクシー代として２万円渡したのですが「アンタは３万払うって言った！」とわけの分からない事を言い出す始末です。もちろん交際終了です。

闇が深い女性はディティールが本当に似ていると感じます。このエピソードのような急に関係を一方的に破壊する行動は「破壊衝動」と一般的に呼ばれますが、闇が深い女の度が過ぎる場合に起こすケースが多いです。

いい勉強と気持ちを切り替えましたが、令和になってさらに闇が深い女と関係を持つことになります。これは改めて投稿したいです。

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