SNSを見ていると「あー……また匂わせてる!」と、恋愛をほのめかすストーリーを発見することがあります。自分が恋愛モードでないときは、なんだかモヤモヤしますよね。

それが親しい友人だったらなおさら、なにやらモヤモヤして感情が乱されてしまうことも。“SNS疲れ”という言葉もあるように、なかなか厄介です。

今回は、SNSでよく見かける“匂わせ女”のあるある投稿例をご紹介。併せて、なぜこのような投稿をするのかも、深掘りしていきます。

目次

ストーリーでよくある“匂わせ女”の投稿あるある5選


「匂わせ」とは、交際関係を公言しないまま、恋愛している様子をほのめかすこと。

何気なくSNSにUPされた写真に、恋を連想させるものが写っていると「匂わせ行為」「匂わせ女」として批判を浴びてしまうことがあります。

ここからは、SNSのストーリーでよくある「匂わせ女」のあるある例をご紹介します。


①ペアルックのアイテムを着用している

匂わせ投稿にしばしば登場するのがペアルックのアイテム。 お揃いのスニーカーやTシャツ、カバンなどを着用した投稿です。

婚約している人なら、あえてペアの指輪が映り込むような写真を撮影して投稿することも。あからさまに恋愛していることが分かりやすいのが特徴です。


②デート先の食事を撮影している

食事(デート)の様子を撮影というのも、匂わせの定番。 投稿主が注文したハンバーグを撮影の少し奥のところに、別のメニューが写り込んでいるなどは典型的な例ですね。

明らかに1人で行ったとは思えないような投稿は「もしかしたら恋人がいることをほのめかしている?」と受け取られ、匂わせといわれてしまいます。


③メンズもののアイテムが写り込んでいる

匂わせの投稿写真には、メンズもののアイテムや彼の私物が映り込んでいる場合があります。たとえばデートの途中にさりげなく彼のカバンが映り込んでいるなど。

また、さりげなく家に歯ブラシが2本ある様子であったり、恋人がいない状況で撮影できないものは匂わせだと判定されがちです。


④異性の腕や手も写している

定番といえば定番ですが、あえて顔は出していないのに異性の腕や手が端に写り込んでいる写真も、匂わせだといわれます。

遠慮しがちながらも恋愛をほのめかしてはいるので、「思い出を見せたいなら正面から写真を撮ればいいのに……」のように、見た人がモヤモヤすることがあるようです。


⑤悩み事をポエムのように投稿する

写真に男性が写っていなかったとしても、切ない気持ちをポエム調に投稿していることから、恋愛していることが伝わることがあります。

どこかエモーショナルな雰囲気の加工に、ちょっとネガティブな言葉を添えて投稿することで「恋」をアピールしているかのように捉えられてしまうのですね。


逆に“匂わせ”しない女性の投稿例は?


「匂わせ女」のあるあるは、どこかに投稿者以外の気配が感じられるのが特徴。反対に、投稿者以外の気配が感じられないものなら大丈夫そう。

たとえば、「1人で食べる料理の投稿」「仕事だる……などの愚痴投稿」、「自室を片付けた投稿」「映画や漫画などの趣味の投稿」など。叩かれないための自衛手段として、覚えておくと便利かも!?


なぜ?学生恋愛で“匂わせ”をする心理・背景


SNSの投稿は、個々人で投稿する目的が違うもの。とくに、学生さんの場合、あまり深く考えず「つぶやき」感覚で投稿されることも多いです。

・特段なにも意識せずに、近況投稿感覚で投稿
・嬉しかったことを友達にもシェアしたいという無邪気さ
・カップル成立を控えめに報告している
・友達に自分の幸せをちょっと自慢したくなった
・「羨ましい♡」というリアクションを期待している
・SNSを通して自分が幸せだということを客観視している


大人の恋愛で“匂わせ”をする心理・背景


大人になると周囲の評価に敏感になるため、ツーショット公開のようなあからさまな自慢は控えめになってきます。それでも「匂わせ」投稿をするのには、次のような心理や背景があるかもしれません。

・何も考えず、ただの日記や報告感覚で投稿している
・顔を載せないことで個人情報に配慮している
・恋人の存在を直接伝えにくいので間接的に報告している
・他に恋愛するつもりはないという暗黙の意思表示
・彼にアプローチしてくる異性に対して牽制したい


以下の記事▼も、あわせて参考にしてみてください。
彼氏の匂わせ!? SNSで恋人との幸せをアピールする“匂わせ写真”の特徴と投稿者の心理を紹介(493)|ヒトコイ

不倫を“匂わせた”女性の悲しい末路

少数派ではありますが、不倫をしているにも関わらず、まるで純愛のようにポエム投稿してしまうというケースも。気持ちが加熱するのを止められなかったのでしょう。

とくに、夜の関係をほのめかすような投稿はアウト。ストーリー上に証拠を残しているようなものです。「不貞行為」は法律上の責任も発生しますので、周囲にバレて2つの幸せを失ってしまう、悲しい末路があります。


付き合っていないのに“匂わせ”をするのはなぜ?


現在恋人がいないのに、恋のポエム投稿をしているのは、片思いの可能性があります。自分ひとりで感情を処理しきれず、誰かに聞いて欲しいのでしょう。

他にも、次のような戦略があって投稿しているかもしれません。
・ハッピーな投稿:意中の男性がいて嫉妬させたいと思っている
・悩みをほのめかす投稿:意中の男性に気づいて欲しいと思っている

本人はただ恋愛に熱心な状況なので、必ずしも「恋愛自慢」の意図があるとは限りません。


“匂わせ”を「うざい」と思ってしまうときに考えたいこと


かつては芸能人に使われていた「匂わせ」という言葉も、現在は一般に浸透しました。しかし、SNSに何を投稿するかは本来自由。法に触れないなら、悪いことではありません。

確かに、匂わせに「自慢」の意味を込める人がいるのも事実です。けれど、全てのケースをそうだと思ってしまうと、関係が悪化する懸念も。友人同士で気軽に閲覧できる設定なら、深い意味を持たない投稿も多いはずですよ。


“匂わせ女”は本当に嫌われる?

多くの人にとって、他人のSNSはどうでもいいもの。「幸せなんだ、ごちそうさま〜」「はいはい、いいね〜」と受け流す程度で、心から嫌っている訳ではないでしょう。

むしろ、受け取り手が過剰反応している場合も。「あいつ、絶対みんなに嫌われる!」とイラッとするなら、本当はあなたが嫌っているのです。


まとめ

「匂わせ女」の“あるある投稿”はSNSにありふれたもの。自分に無いものを持っている投稿主に、ときにイラッとするのも自然なことです。

しかし、インフルエンサーでないなら、常に他人を意識して投稿しているとは考えにくいはず。あなたが「匂わせ女」だと思っている人が、必ずしも「自慢しよう」「羨ましがらせよう」と意図しているとは限らないのです。

もし、匂わせを不快に感じてしまうようなら、一旦SNSから距離を置いてみて。対人関係を勝ち負けで捉えていないか、この機会に振り返ってみましょう。