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不倫相手と直接対決
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
結婚10年。
夫が、同じ職場に勤める若い女の子と不倫をしていました。
お金持ちでもイケメンでもない夫に不倫をする相手がいるなんて……。
正直不思議で、興味半分で相手の職場へ出向きました。
ですが、実際に顔を見たら、憎さ倍増。気づけば、直接対決をしていました。
女の勘……夫の不倫が発覚した時
「夫の様子がおかしい」
最初に違和感を覚えたのは“女の勘”だったと思います。
何か決定的な現場を見たわけでも、証拠をつかんだわけでもありません。
ただ、夫の様子が、どう考えてもいつもと違います。
毎日のように「浮気をしているでしょう?」と聞き続けました。
はじめは、夫も「不倫なんてしない」「証拠もないのに疑うな」と強気に言い返してきました。
ですが、毎日私が夫を問い詰めると、だんだん弱気になってきて、ついに認めたのです。
「職場の子と……」
夫の様子がおかしいことに気づいてから、半年ほどが経った頃のことでした。
夫が不倫を認めたとき、私の心には、怒りや悲しみというよりも、
「やっと認めた」という気持ちと、「どんな人が相手なのだろう?」という疑問が強くありました。
妻が言うのもなんだけど夫のスペックは高くない。それなのに不倫……
私の夫は、普通のサラリーマン。
勤めている会社が大手の企業であるわけでもありません。
エリートとは程遠く、収入だってどちらかと言えば低いほうだと思います。
外見だって、イケメンとは言えません。
年をとるほどにおなかも出てきて、“ザ・おじさん”になってきました。
「そんな夫を不倫の相手に選ぶ女の人って、どんな人なの?」
その疑問は興味に変わり、私を突き動かしました。
夫と不倫相手が勤める会社に行くことにしたのです。
疑問に疑問が重なった末に……不倫相手の職場に突入
小さな会社ではありましたが、セキュリティーはしっかりしていて、受付もある会社です。
私は、不倫相手の名前を告げ、呼び出してもらいました。
しばらく待っていると、一人の若い女性が現れました。
スタイルが良く、顔もきれいな人でした。
「どうしてこんなきれいな人が?」と思い不思議でした。
「へえ。この人が……」
そう思ったそのときでした。
私の中で、怒りがこみ上げてきたのです。
女性につかつかと歩み寄ると、私は作り物の笑顔を顔にはりつけていいました。
「いつも○○(夫の名前)がお世話になっております。妻です」
女性は少し顔を引きつらせながら、ぎくしゃくと頭を下げました。
「どうして夫と不倫をしているのでしょうか?」
私は単刀直入にこう言いました。
受付スタッフが息をのむ音が聞こえたような気がします。
不倫相手は、青ざめた顔で私に近寄り、「ここでは困りますから、外に出ませんか?」と言い、私の体を押してきました。
その手を払いのけ、私はさらに大きな声で、
「質問に答えてください! 私の夫をたぶらかして不倫関係になった理由は何なんですか?」と詰め寄りました。
受付スタッフが呼んだのでしょう、不倫相手の上司という人が現れて、
私に、「ここは穏便に……」といったようなことを言いました。
その言葉に、私の中で何かがプチンと切れた音が……。
夫の不倫相手には「若くてきれいな人は、不倫をしても庇ってもらえていいですね」と皮肉を言い、
その上司には「部下の不倫を、上司としてどう思っているんですか?」と尋ねてやりました。
上司は、不倫相手と私を交互に見て、何も言わないまま頭だけを下げてきました。
夫の不倫相手が務める会社に乗り込む……不倫制裁としての効果は?
私が会社へ乗り込んだことは、おそらく大きな話題になったのでしょう。
その日以降、夫はおとなしく帰ってきます。
不倫相手と別れたと報告がありました。
その報告を聞いてホッとしたとか、スッキリしたという気持ちがあるかと言えば、あまりありません。
「へえ」くらいです。
ですが、言いたいことを言えたことは、私の精神安定上、良かったと思っています。
引用元:修羅場ライフ
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