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それでもいいって思ってた
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
30代前半で独身の私。
結婚を意識して付き合っていた彼がいました。
本当に彼のことが好きで「これまでこんなに人を好きになったことなんてない!」と想うほどでした。
でも、想いが強すぎたのか……彼はどんどん私と距離を置くようになりました。
そしてついに「別れたい」といわれてしまったのです。
大失恋に、私の心はボロボロになりました。
そんな寂しい状況から脱したかったのだと思います。
私は不倫へと進んでいきました。
大失恋後の出逢いに運命を感じてしまった
彼との破局後、私の勤める会社に現れた一人の男性がいました。
声、外見、話し方などを見て、心が跳ねるのを感じました。
元恋人にとてもよく似ていたのです。
私のタイプだったといってもいいかもしれません。
とにかく、私はその男性に目を奪われました。
「彼と別れることになったのは、あの人と出逢うためだったのかもしれない」と、都合の良い考えも……。
何も接点がないままなのはいやだと思った私は、気づけば彼に声をかけていました。
彼にも運命を感じてほしいと、わかりやすいほどに彼に近づきました。
彼が見せたけん制
会社に彼が現れるたび、私は飼い主にまとわりつく犬のようになりました。
近くにかけ寄り、あれこれ話しかけるのです。
職場の仲間にも、「彼に気があるんでしょう?」といわれるほどでしたから、彼にも私の好意は届いていました。
すると、ある日彼は、唐突にこう言うのです。
「自分は結婚していて、子供もいるんです」と……。
既婚者だと聞いても身を引くことはできなかった
正直ショックでした。
私の運命の相手ではなかったということなのです。
ですが、それでも私は笑顔で「そうなんですね」と答え、今まで通り好意を見せ続けました。
あきらめることなど、できなくなっていたのです。
すると、彼のほうもだんだん心を開いてくれるように……。
私の好意に応えるためなのか「奥さんとうまくいっていない」なんて話をしてくれるようになりました。
私にもチャンスがまだ残っている……そんな想いがわいてきました。
二人で食事に出かけ、そのまま……
彼とは連絡先を交換していましたが、自分から連絡をするのは控えていました。
彼から近づいてきてほしかったからです。
すると、ある日彼から待ちに待った連絡がありました。
「食事でもどうですか?」
すごくうれしくて、迷うことなくOKしました。
奥さんがいることも、子供がいることもわかっていました。
奥さんとうまくいっていないというのも、本当かどうかわかりません。
それでも、私は彼を信じようと想いました。
自分にとって都合のいい想像をすることに決めたのです。
その日、食事の後、良い雰囲気になると、彼とホテルへ行きました。
これが不倫関係の始まりです。
逢瀬は彼の都合しだい
二人で逢うのは、彼から「逢いたい」といわれたときだけ。
私から連絡をしても、スルーされるか断られることがほとんどです。
逢えば、身体を重ねることがほとんど。
彼にとって私が都合の良い相手であることを、ひしひしと感じるようになりました。
ですが、それでもいいと想いました。
失恋をして味わった寂しさを再び味わいたくない。
たとえ遊びでも自分を求めてくれるのなら、うれしかった……。
今は、私にも恋人ができましたから、彼との関係は終わっています。
ですが、この不倫をしたことを私は後悔していません。
あの時間がなければ、私はいつまでも失恋から立ち直れず苦しんでいたと想うからです。
引用元:修羅場ライフ
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