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彼と仲良しになりました
ゆきえ
公開日|2024.03.09
更新日|2024.03.16
本命のクニト、セフレのミチ。私は今、2人の男性と関係を持っている。ミチはクニトの存在を知っているが、当然クニトはミチの存在を知らない。
先日の月曜日15時過ぎ、珍しくクニトから連絡があった。
「急だけど、19時過ぎなら会えるよ。」
嬉しい。すぐに予定を調整し、19時に家を出れると返事をする。「お酒飲むなら会社まで迎えに行こうか?」と聞いてみた。するとJRの駅に来てほしいとのこと。急いで市内の個室のあるお店を探した。
19時20分に駅へ迎えに行った。今日は部下と大阪へ日帰りの出張で、思ったより早く仕事が終わったため直帰することにしたという。
お店に到着すると、離れにある個室に案内された。クニトはお酒が好きで、料理を食べながら何杯か飲んでいた。先月お父さんが亡くなり、葬儀や相続など色んな話を聞かせてくれた。たまに奥さんの話も出るが、私は嫉妬することはない。友達や家族のような気持ちで聞いている。奥さんの両親を、近々自宅近くに呼び寄せる計画があるとも言っていた。
クニトは私とはたまに会えればよく、離婚してまで、とは思っていないのだろう。私もそれが前提で彼との関係を考えているので、今のところ寂しくなったり悲しくなったりすることもない。でも、彼が望めば私はすぐにでも離婚して、彼の元に行くだろう。
お店は21時30分閉店。まだ家に帰らなくてもいいと言うので、また私からホテルに誘った。
実は前日の日曜日にメッセージを送り「いい大人だからと思って遠慮してたけど、もっと甘えたりイチャイチャしたい」と宣言していた。なので、これ迄より随分リラックスして彼と接することができた。
愛撫の最中、彼が私にあまり体重をかけないように片肘を付いていたので「体重かけて」とお願いした。全体重をかけて覆い被されるのが、私はたまらなく好きだ。あと、今まではどちらかが寝ている状態で抱き合ったり愛撫したりが多かったが、彼の体を手を引っ張って起こし、座って抱き合うことも要求してみた。これまではお互いぎこちなさがあったけど、緊張がほぐれたようだ。私が「沢山キスして」とあらかじめ伝えてたので、ずっと長い時間キスをしてくれて嬉しかった。
「会いたかった?」と聞くと、話題を変え誤魔化された。おや?と思って「私のこと好き?」と聞いてみた。すると「うん」と答えるが、「好き」とは言わない。絶対言わせてやろうと思い「嫌い?」と聞くと「ううん」と答える。「どう思ってる?」と聞くと「(私と)一緒」。意地でも言わないつもりのようだ。彼は53歳、昭和の男でコワモテ。仕事は管理職。こんな中学生みたいなやり取りを暫く続けた。このやり取りがあったからこそ、とても仲良くなったように思う。自分で言うのも何だが、彼はきっと私のことが好きなんだろう。
そして、メッセージの返事に関しても話し合いをした。基本、私からのメッセージは読むだけ。絶対返事がほしい時だけその旨を書く。
あと、忙しくてなかなか会えないけど、金曜日など比較的私が夜出やすい日や、土日で会えるタイミングがあったら彼から誘う。昨年みたいに7ヶ月以上放ったらかしにしない、など約束してもらった。
最近は、食事代もホテル代も私が出している。ここ2回はそれぞれ3万円ほどかかっているが、惜しいとも勿体ないとも思わない。私は個人事業主で自由にお金を使えるし、彼と過ごす時間は貴重なので、それに対価を払っているだけ。彼が喜んでくれればそれでいい。プレゼントを渡すのも、私だけ。都合良く扱われているのかもしれないが、そんなことはもう、どうでもいい。お金よりも何よりも、今の彼にとって一番難しいのは、私と会う時間を作ることだから。
人生は一度きり。お金も気持ちも出し惜しみしていたら、あっという間に人生が終わる。そう思うようにした。
そういえばセフレのミチ。一度関係を持ったら、極端に連絡の頻度が減った。関係を持つまでが面白く、楽しいんだろう。あからさまで笑いが出てくる。
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