【２つの裏切り】夫の浮気相手は親友！？

こんにちは！探偵のGoToです。

今回は「探偵の視点」、僕が実際に経験した浮気調査を覗き見です。

僕が浮気調査をしてきた中でも上位レベルに心が痛んだ案件をお伝えします。

題して

【２つの裏切り】夫の浮気相手は親友！？

【目次】

①浮気調査について

②いつもの相談

③浮気調査

④クライアントへの報告

⑤調査の後

⑥最後に

【浮気調査について】

探偵と言えば浮気調査！

ということで、初めに少し浮気調査について。

我々の行う‘’浮気調査‘’は、基本的には‘’不貞行為‘’を押さえる為に動きます。

※不貞行為とは、配偶者以外の方と肉体関係を持つことです。ここでは、不貞行為を行った相手を浮気相手と表記します。

しかし、実は探偵の浮気調査はその‘’不貞行為の証拠‘’だけでなく、

■浮気相手の素性（そもそも誰なのか？氏名や住所、顔など）

■浮気相手の勤務先

■浮気相手の家族構成

など、浮気相手の情報を掴む調査でもあるのです。

今回は、そんな「夫の浮気相手が自分の親友だった」案件を覗き見してみましょう。

【いつもの相談】

探偵GoTo「旦那さんが浮気しているかもしれない、ということですね？」

クライアント「はい。旦那は土日休みなんですけど、最近土曜日も仕事と言って出ていくことが増えたんです。

なんか怪しくて、彼のカバンを覗いたら、私とは言ったことが無いラブホテルの会員カードが出てきたんです！」

探偵GoTo「なるほど。かなり怪しいですね。」

クライアント「会員カードだけじゃ、証拠になりませんよね？」

探偵GoTo「不貞行為の証拠にはならないですね。ただ、浮気の可能性は限りなく高いので、調査してみる価値はあると思います。」

クライアント「今は別れたくはないんです。相手の女に攻撃したいです。」

探偵GoTo「そのあたりも、今後詰めていきましょう。ではまず、旦那さんの基本情報から教えてください。」

クライアント「旦那の名前は～～」

【浮気調査】

浮気調査初日は土曜日に、自宅から張り込みを開始した。

しかし、奥さんの期待とは裏腹に、本当に出勤してしまった。

その日は空振りとなり、調査は翌週の土曜日にも行われる――

(翌土曜日)

8:00 調査開始。

8:25 旦那さんが自宅から出て、車に乗り込む。

車が発進し、国道○○号線を北方向に進行する。

8:50 旦那さんは、コンビニエンスストア○○の駐車場で携帯電話を操作する。

10:00 旦那さんが乗車した車が、同コンビニエンスストアを発進する。

10:25 同車は、スーパーマーケット○○の駐車場に停車する。

探偵GoTo「今日は怪しいな。」

相棒調査員「スーパーに乗り捨てですかねぇ。」

しばらくその車を監視していると

10:50 30歳代女性が現れ、同車助手席に乗車する。

同車、同駐車場を発進する。

11:10 同車、ラブホテル○○駐車場に入る。

探偵GoTo「このホテル、クライアントが言ってたホテルだ！」

相棒調査員「自分、入るとこ撮ってきます！」

11:22 旦那さん及び同女性、ラブホテルに入る。

張り込みの開始。

15:45 旦那さん及び同女性、同ラブホテルを出て、同車に乗車する。

同車、同ラブホテル駐車場を発進する。

16:10 同車、スーパーマーケット○○駐車場に停車する。

16:12 同車より、同女性が降車する。

探偵GoTo「女性追おう。」

相棒調査員「了解です。車回します。」

16:15 同女性、同スーパーマーケットに停められていた車に乗車する。

同車両、発進する。

16:30 同車、○○アパート駐車場に駐車。

同女性、同車を降車し、同アパート○○号室に入る。

探偵GoTo「よし、これで相手方女性も判明できたね。」

相棒調査員「結構対象者の家と近かったですね。」

探偵GoTo「クライアントに報告するから、今日はあがってね。」

相棒調査員「お疲れ様でした！」

ラブホテルの出入りを撮影し、浮気相手の住んでいる場所も判明することができた。

上々の撮れ高だ。

クライアントに報告しよう。

【クライアントへの報告】

探偵GoTo「お世話になります。探偵のGoToです。本日の調査の結果、簡易報告しますね。」

クライアント「どうでしたか！？」

探偵GoTo「結果からお伝えすると、お昼前にスーパーマーケット○○で35歳ぐらいの女性を拾って、そのままラブホテル行きました。ラブホテルは、奥さんの言っていた通り、会員カードを持ってたラブホテルでしたね。

5時間ぐらいラブホテルに滞在して、スーパーマーケット○○で離別。

そのまま女性を追いかけて住所も割れました。○○です。

とりあえずは、結果が出て良かったです。

今後は、この女性の名前などを調べていくのがよいと思いますので、またその調査に関してもご相談していきましょう。」

クライアント「ありがとうございます！相手の女の顔ってありますか？」

探偵GoTo「もちろんありますよ！ちょっと簡易的ですが、今送りますね。」

クライアント「えっ」

探偵GoTo「どうかされました？」

クライアント「この子。。。○○ちゃん。」

探偵GoTo「知り合いですか？」

クライアント「知ってるというか、昨日も会いました。月に2回は会います。」

探偵GoTo「お友達ですか？仕事仲間？」

クライアント「幼なじみの友達です。。。」

探偵GoTo「。。。なるほど。。。」

クライアント「私は親友だと思ってた子です！ちょっと整理できません。。。」

探偵GoTo「そうですよね。。。今後の相談を、と思いましたが、一旦時間置きましょうか。また、画像付きの調査報告書が完成しましたらご連絡しますね。」

【調査の後】

その後、クライアントからの要請で、もう一度ラブホテルの証拠を撮影する。

証拠を使い、相手女性へ慰謝料請求を行った。

相手女性からクライアントへの電話やLINEが鳴り止まなかったが、クライアントは全て無視。

数日後、クライアントの希望通りの慰謝料が口座に振り込まれた。

そしてその後、旦那さんとは弁護士を介して離婚へ。

さすがに自分の親友と知っておきながら手を出した男を許すことはできないとのことだった。。。

【最後に】

今回の浮気は、旦那さんの‘’夫婦関係への裏切り‘’に加え、親友という‘’絆への裏切り‘’も重なってしまった、クライアントの方には多大なダメージを与えることになった浮気でした。

全体を通して‘’離婚‘’という視点で見ればクライアントの希望通りに事が運んだのは良かったですが、心の傷はあまりにも大きい案件でしたね。

僕自身も、途中まではいつも通りの浮気調査だと感じていましたが

浮気相手がクライアントの親友だと発覚してからは、励まし、慰めることしかできなかったのを覚えています。

浮気の前日にクライアントに会っていたという浮気相手の女性は、どのような気持ちでクライアントのことを見ていたのでしょう。

浮気というのは、いつでもやめられると思っている人が多いですが、実は理性で止められないものです。状況の変化に気づかずに深入りしてしまう。

周囲の異変に気付いた頃にはもう遅く、多くのものを失ってしまう。

おそらく、今回も理性では止められなかったのでしょう。たとえそれが親友の夫でも。

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【プロフィール】

探偵歴13年の現役探偵。

年間100件以上の浮気や人間関係トラブルの依頼を受けている。

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