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好きだけでは、一緒にいられない恋の厳しさを知った
HIO 男性
公開日|2022.11.09
更新日|2022.11.09
6年間付き合った彼女と別れました。
大学で出会い、社会人になってもまだ関係を続けていました。
彼女のことは最後まで好きな状態で別れることになりました。
喧嘩別れしたという簡単なものではありませんでした。
学生と社会人では生活から普段の精神状態まで、色々な事が変わってきます。
その中で恋愛に対する考えも自然と変わっていくようになりました。
自分と彼女は違う会社で働いています。
自分はプロジェクトにいくつか参加する中でとても忙しい思いをするようになり、学生の頃には知らなかった仕事に取り組む楽しさという物を感じるようになっていきました。
彼女と会っても自然と仕事の話をするようになります。愚痴は言いません。楽しかった内容ばかりでした。
このあたりからは複雑な心境になってくるのですが、仕事もプライベートも彼女との時間も、私は全ての時間が好きでした。
色んな事を好きで取り組む中、徐々に彼女との時間に傾けるウェイトが減ってきました。彼女はもちろんそれに気づきます。
こちらは彼女への興味を失ったわけではない。
でも日々物理的な距離が空く時間が長くなり、そうなると精神的にも距離が出来ます。
彼女はそれをストレスに感じ、関係性に不安をもっていました。
そのことについて二人でじっくりと話し合ったことがあります。
でも私は今の生活を変えることができませんでした。
彼女からの究極の問として「このまま結婚を考えることができるか」を言われました。
この時私は好きなのに結婚は全く見えないと結論を出しました。
お互いに好きなのに、生活の中で恋に使う時間をコントロールできていない事がわかりました。
これは互いに互いの足を引っ張る事で、こうなると一緒にいても双方の枷になる。
彼女と対話していく中でお互いにその答えにたどり着きました。
気持ちとしては前向きな想いも含む中で、互いの人生のためにも私たちは別れを決心しました。納得の事で後悔はないです。
悔いはないのに、別れた事がどうしようもなく悲しく、別れたことで一緒だった日々が切ないほどに懐かしい記憶としてこみ上げ、涙が止まらなくなりました。
未来を見ての別れでしたが、本当につらかったです。
ただ好きなだけでは生涯を共にすることはできないという厳しさがわかる別れの体験でした。
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