好きな人とお別れしようと思ってるけれど、どうに伝えれば傷つけずに済むだろう……? そのように悩む方も多いのではないでしょうか。

「別れ」を選択するとなると、少なからず相手を傷つけてしまうことは避けられませんが、せめて最後は誠意を見せて、良い思い出として終わらせたいですよね。

この記事では、パートナーとのお別れの時にやってはいけないNG例や円満に別れるための注意点、模範解答とも呼べるスマートな別れ方の例をご紹介します。

目次

恋人と別れたいけれど、伝え方が分からない……


どんなに好きだった相手でも、いつしかお互いにすれ違いが起こり、関係の終わりを迎えることがあります。

いずれ別れると分かっていても、せっかくなら相手から嫌われたり揉めたりせずに、最高の形で終わらせることができれば良いですよね。

これまで大切な存在と思ってきた相手だからこそ、話をどう切り出すか悩んでしまうのは当然のこと。あらかじめセリフを考えておくべく、まずはNG例から見ていきましょう。

【これはNG!】やってはいけない別れ方8選


“別れ際にはその人の人間性が現れる”といわれます。次にご紹介する9つの例は、どれも「円満」とは言えない別れ方なので、NG例をイメージするのに役立ててください。

客観的に何がダメなのか理由を考えることで、反面教師にすることもできるはず。あなたも失敗を避けやすくなるはずですよ。


NG例①LINEでたった一言伝えておしまい

意外によく語られるのが、LINEで別れを伝えてしまうというケース。直接言いにくいためでしょうが、さすがにたった一言「別れよう」とチャットしておしまいでは誠意がまったく感じられませんよね。

これまでのあなたの気持ちが本当だったとしても、彼女にとっては「あまり大事にしてくれてなかった」 という印象で終わってしまいます。 最後の最後は、直接伝えましょう!


NG例②何も伝えず連絡を断つ(音信不通は1番辛い)

何も伝えずにそのまま音信不通にしてしまうのも、意外に多いケースです。「これなら傷つけずに済む!」と思うかもしれませんが、これまでのあなたとの関係を疑ってしまうことにもなりかねません。

また、相手は気持ちの整理がつかないままあなたを思い続けることに。万が一新しい恋をしていると人づてに知ったら、不信感を抱くのではないでしょうか。やはり、けじめを付ける必要がありそうです。


NG例③特別な日や場所のデートで伝える

クリスマスやバレンタインなどの定番イベントや、2人で行った思い出の場所など、なにか特別な印象を与える日付や場所は避けるのが無難

デート前の期待を抱かせてしまったり、過去に2人で過ごした思い出が台無しになってしまったり……きっと相手には酷でしょう。別れ話の際は、あまり特別感を出さないシチュエーションを選んでおきましょう。


NG例④SNSで友人の前で悪口を言う形で別れる

直接言うのが気まずいから、面倒だからと、SNSで友人たちも見ているなかであえて恋人の悪口を言うのはNG。恋人からあなたに対する印象はもちろんですが、他の知人からの印象もダウンしかねません。

基本的に恋愛は2人だけの問題なので、できるだけ当人同士で解決するのがベター。周囲を巻き込まずに、きちんと相手に向き合いましょう


NG例⑤友人や周囲の異性と比べて卑下する

「〇〇くんなら△△してくれるのに……」「 〇〇ちゃんはもっと可愛いのに……」のように、好意的に思っている周囲の異性と、現在お付き合いしている恋人を比べて卑下するのもNGです。

たとえ冗談であっても、他人と比べられるのは気持ちの良いものではありませんよね。当然ですが、こういった言動をするとデリカシーが無い人として認識されてしまいます。別れる際に伝えるべきことではありません


NG例⑥感情的になって相手を罵る・喧嘩する

とくに、相手に対して持っていた不満や不信感が別れに繋がってしまったときは、つい感情的になって強い言葉で罵倒したくなったり、喧嘩腰になったりしがち。

別れる理由として相手と相性が合わなかった点を伝えるのはアリですが、「どうせ〇〇△△なんだろ?」とか「アンタのせいで〇〇になったんだ!」とか、感情的になりすぎないようにしましょう。


NG例⑦「申し訳ない」という態度を見せない

悪びれる様子もなく「え? 別に問題ないよね?」のようなテンションで別れを伝えると、誠意の無い人と認識されてしまううえ、当然がっかりされてしまうでしょう。また、遊び人という印象を与えてしまう可能性もあります。

今の恋人との別れ際にマイナスの印象を与えることで、あなたが新しい恋を始めた段階で「あいつの本性は……」とバラされてしまう懸念も。あなた自身の都合で別れを切り出すのですから、謙虚な姿勢を示しつつ「申し訳ない」と伝えましょう


NG例⑧今の相手との関係性を終えずに次の恋を始める(二股)

意外に多いのが、今の相手との関係性を終えないまま次の恋を始めてしまう、いわゆる「二股」です。結婚する前なら法的な責任を問われないからと、複数の人と関係を持つ方もいますが、一般的な感覚からしたら当然「アウト」です。

あなたが複数の人と同時にお付き合いをすることで、真剣にお付き合いをしたいと思っていた相手を裏切ることに。新しい恋を始めるなら、先に今の恋にけじめをつけてください。


【気をつけること】円満に別れるために注意するポイントとは


今の恋人と円満に別れるためには、別れる方法や状況だけでなく、セリフ(伝える内容)にも配慮が必要です。

言ってはいけないセリフの具体例や理由も知っておくと良いでしょう。


注意点①これはNG!言っていけないセリフとその理由

NG例⑥でもご紹介したように、文句や不満で相手を罵倒するのはNG。具体的なセリフとして、とくに次のような内容には注意が必要です。

「もっと〇〇して欲しかったのに」(叶わなかった要望を文句として伝える)
「前から〇〇なところが嫌いだった」(相手の嫌な部分を別れの原因にする)
「〇〇と付き合うのが面倒くさい」(自分の心変わりなのに、どこか他責的)
「〇〇のことを好きになっちゃってさ」(個人名を出すのはトラブルの元)

ただし、相手側から別れの具体的な理由を深く追求された場合、差し障りのない程度に正直に答えなければならないこともあります。そのときはオブラートに包んだ伝え方に工夫してみて。

あなたとの思い出を最悪なものへと変えてしまわないためにも「自分の理想とは違ったから、ごめんね」といったニュアンスで、感情的にならずに伝えるのがベターです。


注意点②スマートに別れたいなら優しすぎはNG! 引きずる原因に

誠意を伝えるのは大切ですが、過度に優しくしてしまうと、相手側も「本当はまだ自分のことを好きなんじゃ……!?」と、勘繰ってしまいます。かえって引きずってしまう原因にもなりかねません。

要件をはっきりと伝えて承諾が得られたら、その時点からもう恋人関係ではなくなります。優しくする必要もありませんので、できるだけ早く解散しましょう。

冷たく感じるかもしれませんが、あえてこういった線引きをすることで、相手も感情の線引きや思い出の整理がしやすくなるはずです。


【円満な別れ方】誠実に今までの感謝を! スマートな模範解答はコレ


こちらから別れを切り出す際には、原因が自分の気持ちの変化にあることを伝えるのがベター。

そして、今までの感謝をしっかりと伝えることで、円満なお別れの実現に繋がります。最後に、別れのセリフの模範解答をご紹介しましょう。


自分を主語にしたメッセージで、今までの感謝も伝えるのがスマート

できるだけ気持ちが伝わるようにするためにも、「アイメッセージ」といって、話の内容の主語が「わたし」になるような会話にするのがおすすめ。

やわらかい印象になり、誠意も伝わりやすくなりますよ。次の例が模範解答です。

<例>
時間を作ってくれてありがとう。
もしかしたら気づいていたかもしれないけど、少し前から恋愛の価値観が変わってきた。
先のことを考えると、こんな気持ちのまま君と中途半端に付き合うことはできない。
本当に申し訳ないけれども、別れて欲しい。

別れのセリフの要点をまとめると「今までの感謝」「別れる理由」「謝罪&別れの言葉」の3点。このとき、「別れる理由」を自分の気持ちの問題として扱うのが円満に別れるコツです。


まとめ

この記事では、パートナーとのお別れの時にやってはいけないNG例や注意点、円満に別れるための模範解答などをご紹介しました。最後に、要点をまとめましょう。


◆別れ話をする際にやってはいけないことにはどのようなものがありますか?

お別れを伝える際、やってはいけないのはLINEで一言伝えること、音信不通にすること、特別な日や場所で伝えること、SNSで友人の前で悪口を言うことです。

また、周囲の異性と比べて卑下したり感情的になって罵ったりと、申し訳ないという態度を見せないこともNG。

今の彼女との関係性を終えずに次の恋を始めると「二股」になるので、それもやってはいけないことです。


◆別れ話をする際に注意すべきポイントはありますか?

別れ話をする際には、直接会って伝えること、相手を尊重して誠意を持って伝えること、相手の気持ちや立場を理解することが大切です。

相手を傷つけないように、他責思考の文句や不満などのセリフは避け、感情的にならずにあなたの気持ちを伝えましょう。

また、引き際はしっかり線引きをし、別れ話のあとに相手に優しくしすぎないのも大切です。



どれも実話としてよく語られてるものですので、ぜひ役立てて。“良い思い出”として円満に締めくくるためにも、感謝の気持ちを持って最後まで誠実に向き合ってくださいね。