恋人と別れた後というのは、多かれ少なかれ何らかの心理的なダメージを受けてしまうものです。
これは状況や人によって異なりますが、場合によっては深刻でつらい思いをいつまでも引きずり、立ち直れないと思い込んでしまうかも知れません。
では別れた後の女性の心理的な影響というものには、どんなパターンがあり、そして引きずらないようにするためには何に心がければいいのでしょう。

目次

別れた後の女性心理にはどんなパターンがある?


恋人と別れた女性の心理パターンは、別れ方によって大きく違ってくるものです。
自分から別れを切り出した場合、女性はノーダメージに近いことが多く、生活に大きく影響することは少なかったりします。
その一方で相手から別れを切り出された場合、ダメージは大きく、切り替えることができずにずるずると引きずってしまいがちです。

女性は「次」を定めてから別れがち

自分から別れを切り出した、あるいは相手から言われるにしてもある程度その兆候を察していた場合、女性は「次」の相手をすでに品定めしていたり、ふた股をかけながら交際していたりするものです。
逆に言えば次が決まっていない限り、女性は自分から別れを切り出したり、受け入れたりすることはありません
これはやはり、女性は別れた後の心理的ダメージを、無意識的に最低限にしようとしているのあらわれでしょう。

振られたときは引きずることも

しかし別れは、時に突然訪れることもあるはずです。
不意打ちのように彼から一方的に別れを切り出され、離れていってしまったときは案外大きなダメージを受け、心理的にも深い傷を負ってしまいがちです。
そうなると女性の方がむしろ、男性よりも過去の恋愛を引きずって、いつまでも立ち直れないものです。
想い出に溺れながら毎日泣いて暮らすことも珍しくなく、その期間も思ったより長くなり、日常生活に支障が起きてしまうこともありえます。

自分の恋愛を後悔する

別れた後にやってしまいがちなのが、その時の恋愛に対して後悔してしまうことです。
あの時こうすれば良かったとか、あんなことを言うんじゃなかったという後悔や、時には自分自身のことを否定してしまうようなこともあることでしょう。
後悔とそれに伴う反省は、次の恋愛のために役立てることもできますが、それ以上に自分を傷つけてしまうこともあります。
ただでされ失恋に傷ついてしまっているのに、それに追い打ちをかけるように後悔したり、自分を責めてしまうと、よりいっそう大きなダメージを負ってしまうものです。

タイプ別の別れた後の女性心理


女性側の性格タイプによっても、別れた後の心理状態は異なってきます。
では実際に、どんなタイプ分けができるのでしょうか。

気の強いタイプは次を考える

本当に気が強いタイプの女性は、別れた後のショックはあまり引きずりません。
仮にふられたとしても気持ちの切り替えが早く、すぐに次のパートナーをどうするかについて考えます。
しかし気が強いタイプに見えても、あるいは自分がそう思っていたとしても、本当のところは繊細な感性を持っている人もよくいます。
自分が気が強いと想っていても、失恋で心が大きく乱されてしまう場合は、そんな自分の内なる繊細さに気づくべきかも知れません。

プライドの高いタイプは復讐を考える

女性の中には、プライドが高いタイプもいます。
他人と自分を比較して自分の優位性を確認したり、キャリアアップに対して貪欲な女性がこのタイプです。
プライドの高い女性というのは、まわりの人間関係を特に気にしたり、自分と対比することが多いため、もし相手から別れを切り出されてしまった場合、プライドがズタズタに引き裂かれてしまいます。
そうなると、どうこの屈辱に対してけケリを付けるかに集中するようになり、時にそれは別れた相手に復讐したいという欲望になってしまいます。

感受性の高いタイプは感情が爆発する

感受性が強い繊細なタイプは、恋人と別れてしまうことによって、大きく傷ついてしまいがちです。
恋人と別れるという事実は単なる出来事ではなく、感情的に大きく影響するもので、ひといち倍ひどいキズを負ってしまうものです。
さらに感受性が強い女性は、感情や感性を主体に生きていますから、ダメージを受けると生活自体が混乱して、自分の存在価値すら見えなくなってしまうかも知れません。
そんな感情の乱れが結果として爆発してしまうと、周りの人に当たり散らしたり、あるいは必要以上に冷たくなったりして、人間関係にも大きく悪影響を及ぼしてしまいます。

内向的なタイプは気持ちを秘めてしまいがち

あまり感情を外向けに発しない内向的なタイプの女性は、基本的に受けるダメージは感受性の高い女性と似ています。
しかし内向的な女性は、それを周囲に向けず自分の中に向けてしまうため、一見して他人からはその変化がわからないかも知れません。
しかし自分に向けた脾摘的な感情は、自分自身に対して大きなダメージをジワジワとため込んでしまい、精神的に病んでしまったり、時にはそれが体に出て本当に病気になってしまったりすることもあります。

別れた後に立ち直るために何をするべき?


このように恋人と別れてしまった後の心理というのは、別れの状況や自分の性格によって様々なパターンがあり、受けるダメージも異なります。
しかしいずれにしても、別れてしまったというネガティブな状況や心理から、何らかの方法で立ち直らないと次に進めませんし、あるいはその出来事が心の傷になり将来的に悪い影響を与えてしまうかも知れません、
ではいったい、そんな心理から立ち直るためには、何をすれば良いのでしょうか。

仕事や勉強に集中する

まずは日常生活の中で、やるべきことに集中するというのが最も手っ取り早い解決方法です。
仕事をしている人であれば、今まで以上に仕事に集中してみましょう。学生なら、勉強です。
いままで何気なくルーチン的に済ませてきた仕事に対して、より一層意欲的に取り組むことで、別れたことに関する無駄な考えが起こらないようにするわけです。
失恋は一定期間がまんすれば、いずれ癒えてくるものです。その時間を、自分が為すべきことに集中して過ごしていれば、心理的ダメージは軽くなるのです。

次の相手を積極的に探しに行く

失恋したと言うことは、新しいパートナーを得るチャンスという考え方もできます。
元彼よりももっといい男は、きっとどこかにいるはずです。
そんな新しい次の相手を、すぐさま積極的に探しに行くことに意識を集中していけば、元彼との想い出も徐々に薄れていきます。
貪欲なほどに、次の相手を探すことに集中してみてください。

新しいことにチャレンジする

何か新しいことを始めるというのも、引きずらないためのひとつの方法です。
新しい趣味にチャレンジしたり、あるいは仕事に関する新しい取り組みを始めたり、資格を取ったりすれば、失恋をきっかけに自分のライフスタイルをアップグレードすることも可能です。
大切なのは、過ぎ去った恋愛に意識を向けないことにあるのです。

今の自分を受け入れる

別れた後の女性は先ほど説明したとおり、つい自分の行動や性格を責めてしまいがちです。
しかし自分を責めたところで、何も得るものはなく、かえって気分が落ち込み行動も消極的になってしまいます。
まずするべきことは、自分を責めないということです。
今の自分を受け入れ、肯定し、大切にしてみてください。
もしかしたらそれができていないから、前の恋愛を失ったのかも知れません。
自己肯定感を高めることは、よりよい恋愛をするための必需品です。

まとめ

別れてしまった後に心理的に乱れてしまうのは、ある意味当然のこと。
ですからそんな期間をできるだけ短くするために、何ができるのかを考え、はじめてみましょう。
つらい時間というのはいずれ終わります。
そう割り切って自分を認めて、何か新しい一歩を踏みだせば、ひょっとしたらこれをきっかけに、新しい自分を見つけられるようになるかも知れません。