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リモートにできない国際遠距離恋愛
いず
公開日|2022.12.19
更新日|2022.12.19
恋愛は、自分一人の努力ではどうすることもできなくて、相手にも自分と同じように努力をしてもらわなければ、長く関係を続けることはできないと思います。
特に私は、国際遠距離恋愛の経験を通して、それを苦く辛い経験として学ぶことができました。
そもそも私が国際遠距離恋愛を始めたのは、5年ほど前のことです。
とある外国の男性で、私が旅行中に一目惚れしてアタックしたのがきっかけで、晴れて付き合うことになりました。
とは言っても、国を超えた遠距離恋愛なので、会うことができても1年に3回程度です。
基本的に私がまとまった期間仕事が休める時に彼に会いに行っていました。
しかし、2020年3月に私と彼の運命は大きく変わりました。
今まで考えもしなかった、「会いたくても、物理的に会えない」状況が生まれたのです。
今までは予定を調整して仕事を休み、飛行機チケットさえ取れればいつでも彼に会いに行けました。
でもこの2年強の時間は、私たちカップルを含めた多くの国際遠距離恋愛カップルにとって、ひたすらに会えないという試練になりました。
SNS上では「愛は観光ではない(Love is not tourism)」と訴えて、観光客とは別に交際相手やパートナーの入国を認めてほしいという呼びかけも行われていました。
でも状況はそう簡単には変わりませんでした。
会えない期間、私たち国際遠距離恋愛カップルを繋いでいたのはビデオ電話アプリだけです。
毎日のメッセージのやり取り、ビデオ電話を掛け合うことで会えない寂しさを誤魔化していました。
私にとっては、それも貴重な時間でした。
でもおそらく、何気ないいつもの会話の中で、私は「次いつ会えるんだろう。会えないかもしれない」というネガティブな気持ちを彼に伝え過ぎていたのかもしれません。
結果どうなったかというと、知らぬ間に彼の気持ちは私から離れ、彼の国・現地で新しい彼女を作り、浮気をしていたのです。
浮気相手から、私のSNS宛に突然カップルフォトが送られてきた時には、泣き叫ばずにはいられませんでした。
もちろん彼に問い詰めましたが、会えなかった期間を振り返ると、私が電話越しにとっていたコミュニケーションでは彼を満足させられなかったことが彼を寂しくさせてしまったのだと気付かされました。
私自身に非があるとは認めたくないですが、彼の気持ちが離れてしまった理由として自分自身を反省せざるを得ません。
恋愛は仕事と違い、リモートでのコミュニケーションだけでは長く維持できないのです。
2020年3月からの2年強は多くの人にとって試練の期間だったと思いますが、国際遠距離恋愛の私にとっては特に辛く苦しい期間でした。
これが私が過去一番辛かった恋愛の思い出です。
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