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２番目の恋人はいつまでも２番目
ゆいり
公開日｜2022.11.27
更新日｜2022.11.27
過去１番辛くて１番幸せだった恋愛です。
中学生の時の同級生で、全く異性として意識していなかった人と高校が離れたことをきっかけに遊んだり電話したりするようになりました。
人伝にお互い両想いなことはわかっていたけどどちらも告白せず数ヶ月が過ぎた頃、相手に彼女ができたと言われました。
ショックを隠しその場は明るく振る舞ったものの、お互い両想いだと思っていたので裏切られた気分でした。
もう彼女ができたから電話や会うこともしないつもりでしたが相手から連絡が途絶えること無く、私は好きだったので会いたいと言われれば会ったり、キスやハグもしていました。
会えば今まで通り楽しくて、相手に彼女がいるということを忘れるほどでした。
彼女よりも自分の方がたくさん会っていることや、彼女がいても会いたいと思ってくれる彼の気持ちに引きずられて、どっち付かずの関係は２年つづきました。
彼が私のことを好きなのは痛いほど伝わってくるのに、私を選んで貰えない苦しさを誰にも吐き出せず、自分から関係を終わらせることもできずにいました。
そんなとき彼女と別れたと聞き、これでもう悩むこと無く堂々と告白して彼女になることができると思った矢先、別の人に告白されたから付き合うと聞かされました。
それでもまだ今まで通り会いたいと言う彼の気持ちがわからなくなり、苦しくて苦しくて他のことを何も考えられなくなってその時やっと、大好きな人でもこの人といることは自分のためにならないと気づきました。
会ったり電話で話したりすると楽しくて決意が揺らいでしまうと思ったので、友達に頼んで彼の携帯番号を消してもらい、自分の番号も変えて一切関係を絶ちました。
最後までずっと最初から好きだったと告白することも、きっぱりと別れを告げることもできませんでした。
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