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疲弊している時に頭は働かないよねっていう話
ガーデナー
公開日|2022.03.05
更新日|2022.03.05
年上が素敵に見える時期ってありませんでしたか?
私にもありました。というか、年上なら人生経験積んでる分きっと素敵な筈っていう信仰に近い願いみたいなものがあったんです。
新卒で入社した会社はそこそこブラックで、気力だけでやっていたのですが、まず精神がやられ体もついていかなくなりました。よくある話ですよね。
三年頑張れば報われると、今まで自らの努力でなんとかやってきた小娘は、努力だけではどうにもならないことがあることに気付かず擦りきれ続けていきました。
そんな時、先輩だった人だけが私の話を聞いて全て受け止めてくれたのです。日々の疲れにやられて、まともな思考回路が機能しなくなった私は何度かお食事をし、あっさり関係を持ちました。
仕事で人生がどうでもよくなり、このまま恋人も出来ずに初体験もないなら、もうどうにでもなれと自棄になっていました。
しかしヒットポイントは赤ゲージの状態でも、疑似恋愛のようなときめきがあると、楽しいという気持ちがドーパミンを出すのか仕事に行くストレスが少し減りました。
これは多分。明確な言葉はないけど、きっと先輩も私のことを好きな筈。職場恋愛がタブー視されていたわけではないけれど、誰にも言わずに過ごしていました。
まさか既婚者の単身赴任者だったなんて、この時は知らず。
同期からその話を聞いた時はどうやって表情を保ったか覚えていません。しかもさ、子ども何人もいて、細君は妊娠してるとか。
え、こいつ最悪やん。
他人のものには興味もないし、その状況で弱った年下に手を出す倫理観も意味不明。気持ち悪い。
年上でも中身がお粗末な人はたくさんいるんだと身をもって知ったのです。きっと10代のころにこういう失敗を他の女の子たちはしてたんだ。勉強だと思って納得しようと思ったけど、ヒトコイで吐き出せて良かったです。
願わくば単身赴任してた旦那さんをお持ちの奥様に心当たりがありませんように。
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