ヒトコイとは
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人生で初めて依存した人でした。
ぽんず
公開日｜2022.04.04
更新日｜2022.04.04
出会いのきっかけはお酒の場でのナンパでした。
最初は特に何も思ってなかったんですが、後日暇だったのもあり2人で食事に行くことになりました。
気が合ったのと見た目も好みで、何より彼からの猛アタックに押され私もどんどん好きになりました。
毎週のように会い、付き合っているのと変わらなかったですが告白はされませんでした。
私はしっかり彼女と名乗りたかったので付き合いたかったんですがプライドが邪魔をしてなかなか自分からは言えませんでした。
彼も私のことを確かに好きではいてくれてましたが、今思うとかなりのチャラ男だったんです。
仕事の付き合いなどと言い、毎日のようにクラブやキャバクラに行っていました。
私は本当に嫌でしたが、彼女でもないのに偉そうには言えませんでした。
それからはどんどん私が彼を追いかけるようになり、毎日のように彼の家で彼の帰りを朝まで待っていました。
それも最初は少しでも彼に会いたくて家で待っていましたが、だんだんと他の女性をお持ち帰りするのを防ぎたくて彼の家に入り浸っていました。
ちょうど仕事も辞めていたので転職先やアルバイトを探すこともなく毎日を彼のために生きていました。
彼が他の女性にいかないように、毎日朝ご飯を作り夜ご飯や夜食も作ったりしていました。
掃除機もかけたり洗濯アイロンをしたり全てを尽くしていました。
その頃は自分はとても家庭的な良い女をアピールしてるつもりでしたが正直ただの家政婦でした。
だんだんと合鍵も返してと言われ、仕事の出張があるから会えないと言われ、距離を置かれ始めました。
私は彼に会えないと何もできず友達との約束も全部断り、いつ彼に呼び出されてもいいようにしていました。
すると、ある日彼のSNSから飛んだ女性のアカウントに彼と抱き合っている写真を見つけました。
すぐに彼に問い詰めましたが、私とはそもそも付き合っていないと言われ一瞬で振られました。
私は泣きすぎてご飯も食べれず高熱は出て5キロほど痩せ本当に落ち込みました。
周りの友人に助けられなんとか失恋を乗り越えましたがそれでも２年間引きづりました。
今はもう逆にあんな奴に自分の時間を費やしていたことがあほらしくて忘れ去りたい過去ですが、あの頃の私は完全に彼に依存していたなぁと思います。
その時は自分が依存しているのには全く気付きませんでした。
でもそれほどのめり込んだ恋愛ができたのも若かったからできたことで、良い人生経験だったなと思っています。
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