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病気の夫と義母の変化
沙都子 女性
公開日|2023.07.24
更新日|2023.07.24
3番目の子が9カ月の時に、夫が脳出血になりました。
前日まで義父の病院の送迎や義母の買い物や食事作りの手伝いなど夫婦で行っていました。
子供は義父母にみてもらったことはありません。
子供の世話は私一人です。
高齢の義父母のお世話は夫婦で協力して行っていました。
お世話していた時は、義母の機嫌は良かったのです。
私とは45歳離れていましたが、息子の嫁として接してくれていました。
しかし、夫が病気で倒れてからは私のことをにらみつけるようになったのです。
言葉遣いも一変しました。
義理の姉も私を人間扱いしなくなったのです。
夫が働けないのであれば、私が働いて収入を得て、子供の面倒も麻痺が残った夫の面倒も一人でみること、そして夫の実家に同居して義父母のお世話もするようにと言いだしました。
できないのであれば離婚をして、手当をもらってそのお金で世話をすれば良いとも言いました。
私がフルタイムで働きだしてからは、義母は私をたびたび呼び出します。
仕事はどうするのか、私たちの介護はどう思っているのかなど、奴隷のように惨めに感じました。
この辛い時期、夫は家に引きこもっていました。
両親のことはすべて私にさせて、子供の面倒も見てくれませんでした。
体が辛いので仕方ありません。じっと耐えていました。
転機が来たのは、義父の手術と入院でした。
死ぬかもしれない、の言葉で夫がやっと動き始めました。
2年かかりました。その後も義母は私をにらみ、夫にも暴言を吐きました。
しかし、夫の変化に少しずつ義母の心も変わっていきました。
子供にたくさん我慢をさせ、子供を連れての介護は大変でしたが、元気に成長しています。
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