「年の差婚」とは、年齢に差がある2人が結婚することです。


以前までは珍しかったかもしれませんが、最近では芸能人でも年の差婚が増え、広く受け入れられるようになってきました。
しかし、そうは言ってもまだまだ珍しいのが年の差婚。


年齢の離れたお相手と交際していると、結婚について不安になることも多いですよね。

そこで今回は、年の差婚のメリットとデメリットをご紹介します。


また、年の差のある結婚が上手くいくためのコツも合わせてご紹介。


年齢の離れたお相手と付き合っている方や、年の差婚について知りたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

年の差婚のメリット



年の差婚には、実はさまざまなメリットがあります。


ここではその中でも特に大きなものを3つご紹介します。


①刺激が多い

年の差婚は、刺激の多い日々を手に入れることができます。


年の差があると、日常のさまざまな場面で、2人の違いを感じることがあります。


例えば、次のようなジェネレーションギャップが挙げられるでしょう。

・学生時代に流行っていた音楽やドラマが違う
・働き方に関する常識が違う
・人との付き合い方に関する価値観が違う

年の差があると、当然このような違いが出てきます。


これらの違いは、普段接することが多い同年代の仲間たちからは決して感じることができないもの。
ですから、年の差婚は常に刺激的な生活を送ることができます。


②ケンカになりにくい

年の差婚をすると、ケンカになりにくいことが多いです。


2人のうち年上のほうの人は、「まだ若いから仕方がないな」と相手に寛容な気持ちをもつことができます。


そして年下のほうの人は、「年上だし敬意を払おう」と相手への尊敬の念を忘れないことが多いです。


こういった寛容性と敬意があると、カップルはケンカになりにくいものです。

また、そもそも違いの多い2人なので、衝突することも少ないです。
年の差婚をすると、ケンカの少ない穏やかな日々を実現することができます。


③自分磨きができる

年の差婚は、それぞれの自分磨きにつながります。


2人のうち年上のほうの人は、「若いパートナーと並んでも恥ずかしくない自分でいよう」と、若々しく見えるための努力を欠かさなくなります。


そして年下のほうの人は、「年上のパートナーと対等に話せるように勉強しよう」と、知識や経験をつけるための努力をするようになります。

年齢の離れた相手と結婚することで、常に自分磨きを怠らず、どんどん魅力的な人になることができます。


気づけば、周囲が羨むような夫婦になっているかもしれませんね。


年の差婚のデメリット


年の差婚には数多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。


ここでは、3つのデメリットをご紹介します。


①価値観が合わない

年の差婚のデメリットとして、「価値観が合わない」というものが挙げられます。


年齢の近いカップルでも、価値観の違いは必ず生じるものです。


しかし、年齢が離れていると、価値観の違いは年齢の近いカップルよりも増えてしまいます。
それは、育ってきた時代やそれまでの環境、経験の違いが生み出しています。

多少の価値観の違いであれば、2人の努力で埋めることができます。


しかし、価値観の違いがあまりにも多いと、どうしても埋めるのが難しくなってしまう場合があります。


そうすると、価値観の違いが、すれ違いや不満を生み出してしまうことになります。


②ライフステージがズレる

年齢の離れた2人が結婚すると、「ライフステージがズレてしまう」というデメリットがあります。

ライフステージとは、人生におけるさまざまな段階のことです。


例えば、人には進学や卒業、就職、転職、結婚、出産、介護などといったさまざまなライフイベントがありますよね。
こういったライフイベントを迎えるタイミングは人それぞれですが、一般的にはある程度の年齢が決まっています。


例えば、大学卒業は22歳前後で迎える人が多いですし、結婚適齢期はだいたい20代前半~30代前半だと考える人が多いですよね。

年の差婚では、こういったライフステージがどうしてもズレてしまいます。
例えば、片方が結婚適齢期を迎えたとき、もう片方は結婚適齢期からは外れている、といった具合です。


このライフステージのズレが、2人の間にすれ違いを生んだり、2人の人生設計を狂わせてしまったりすることがあります。


③出産や介護の不安がある

年の差婚では、そのほかの結婚パターンと比べて、出産や介護の不安が大きくなってしまいます。


特に、2人のうち年下のほうの人が、出産や介護の不安を重く感じることが多いでしょう。

年齢が近い夫婦だと、子どもをもつための適齢期をほぼ同時に迎えることができます。
また、2人の両親の年齢も近い場合が多いため、介護のタイミングもだいたい揃います。

しかし、年齢が離れた夫婦だと、子どもをもつための適齢期をバラバラに迎えます。
そのため、女性が出産適齢期を迎えた頃、男性の年齢が低すぎたり高すぎたりして妊婦を適切に支えることが難しくなる場合があります。

また、介護についても、2人のうち年下のほうの人が、自分の両親、相手の両親、そして相手の介護と、人生の大半の時間を介護に捧げることになるかもしれません。

このような出産や介護の問題が、2人の結婚生活を難しくすることがあります。


年の差婚が上手くいくコツ


年の差婚には、難しい問題もありますが、非常に魅力的なメリットもたくさんあります。


年の差婚が上手くいくためのコツを2つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。


①年の差があることを理解する

年の差婚が上手くいくためには、まず2人が「自分たちの間には年の差がある」ということをよく理解することが大切です。


長く一緒にいると、つい相手の存在が当たり前になってしまうかもしれません。
しかし、そんなときにはぜひ一度、自分たちの年の差を認識し直してみてください。

・年の差があるから、常識が自分とは全然違うのかもしれない
・年の差があるから、さっき自分が言ったことが理解できないのかもしれない
・年の差があるから、体力に差があるのかも・・・

こういったことに気づけるだけで、2人の間に思いやりが生まれ、すれ違いが少なくなりますよ。


②2人でしっかりと話し合う

年の差婚が上手くいくためには、「2人でしっかりと話し合う」ということが非常に大切です。


話し合いは、どの夫婦にも必要不可欠なものです。

しかし、年の差によって価値観の違いが多くなりがちな年の差夫婦は、特に気をつけてしっかりと話し合いを行う必要があります。

・自分は常識だと思っていたことが、相手の世代では常識ではなかった
・ライフステージのズレが、想像より大きなすれ違いを生んでいた
・予想だにしない不安を相手が抱えていた
・結婚前には想像できなかった問題が現れた

年の差婚では、このようなことがあり得ます。


些細なことだと感じてもうやむやにせず、こまめに話し合いを行いましょう。


また、自分の気持ちをよく整理して、相手に穏やかに伝える努力も必要です。


合わせて、もし「くだらない」と感じたとしても相手の気持ちを決して無下にせず、理解できるまで耳を傾ける姿勢も非常に重要です。

まとめ

年の差婚には、年の差婚ならではのメリットとデメリットが存在します。


上手くいくために大切なのは、理解と話し合い。


そして、理解と話し合いを生むためには、2人の愛情と思いやりが大切です。


ぜひ2人で愛情を育み、素敵な結婚生活を実現してくださいね。