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心が折れた遠距離恋愛
れーな⭐️
公開日|2022.09.07
更新日|2022.09.07
彼とは、新卒で入った会社の同期として出会った。
似たもの同士だからか、初めて顔を合わせたときから、3分も話せばいがみ合うような関係。
それでも、数少ない同期として、仲間も混じえたまにご飯や飲みに行くことも。
転機が訪れたのは、入社後2年、私が異動で彼と同じフロアになってから。
毎朝顔を合わせては、喧嘩の売り買いをする関係性で、この人とだけは絶対に恋愛関係にはならないと思っていた。
しかし、彼が過労により入院。
一人暮らしのため、体調が戻るまでご飯を作って食べさせたことをきっかけに、1ヶ月間の猛アプローチが始まり、
お試し交際期間を経て正式にお付き合いすることになった。
自宅も近く、会社でもプライベートでも一緒にいるのが当たり前となった頃、一番ラブラブな時期に彼の転勤が決まった。
彼と交際する前は、恋人とは週末だけ会えれば十分な人間だったため、遠距離なんてチョロいと思っていたが、
毎日会っていた人と月1回程度しか会えないのは思いの外キツく、一時期は会っている時間の殆どを暗い表情か泣きながら過ごすなど病んでいた。
そんな時期を乗り越えた頃、またしても彼の転勤が決まった。
場所は変わっても、距離的にはさほど変わらず、いざとなったら会社帰りに電車に乗り、
翌朝始発で帰れば会社には間に合うというギリギリの距離が、私の心を支えていた。
しかし、そんな生活に慣れたころ、またしても彼の転勤が決まった。
今度は、飛行機でなければなかなか行けない場所。
それまでの転勤では、一緒にお部屋探しをしたり、デート向きの観光スポットをチェックしたりと、
転勤を前向きに捉えられていたのが、もう無理!と心が折れてしまった。
彼との交際期間3年1ヶ月のうち、実に3年が遠距離での生活だった。
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