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話し相手が欲しかっただけ...なのに
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
私は40歳、既婚者です。
夫は10歳年上の50歳。
交際していたときは、年上だからこその落ち着きや冷静さに心惹かれました。
歳の差のある結婚は周囲から心配されましたが、私は夫が運命の相手だと信じていました。
新婚生活はどこへ? 急変した夫の態度
晴れて結婚し、一緒に生活を始めた私たち。
ですが、交際していたときとはまるで別人のようなふるまいを、夫は見せるようになりました。
交際中は、こまめに連絡をくれたり、私の話を聞いてくれたり、優しい言葉で心を癒してくれたりしました。
ですが、結婚すると、途端に高圧的になったのです。
常に、私に対してイライラしていて、言葉もきつくなっていき……。
「気をつかわなくてもいいっていう安心感じゃないかな?」
相談した友人はそう慰めてくれましたが、わたしには、夫が自分を嫌っていたり、うっとうしいと想っているような気がしてなりませんでした。
結婚しても寂しかったから……
私を拒絶したり、ときに攻撃したりするような夫の態度に、私の心は擦り切れていきました。
楽しいはずの結婚生活はどこにもなく、むしろ、夫が仕事で家を空けている、一人になることができる時間のほうが気楽でした。
とはいえ、一人で過ごす寂しさはありました。
結婚したら、夫婦はお互いに支え合い、必要とし合うものだと想っていた私は、夫から必要とされないことに悲しみを感じていたのです。
「結婚の意味がないよ……」
寂しさややるせなさが頂点に達した私は、気持ちを紛らわせるために、マッチングサイト、いわゆる出会い系サイトに登録をしました。
不倫をしようという気持ちではなく、だれか話し相手になってくれる人が欲しいという気持ちでした。
5歳年下の男性のことが気になり始め……
マッチングサイト(出会い系サイト)に登録をすると、複数の男性からメッセージが届きました。
結婚してからというもの、男性とメッセージのやりとりをすることはほとんどなくなっていましたから、複数の男性から連絡が来るという状況が刺激的で、楽しくて……。
連絡をくれた男性の中でも、私より5歳年下の男性とは、会話がとても弾みました。
そして何より、私に甘えてくれる。
そんなところに、喜びを覚えたのです。
ちょっとした相談事をされたり、甘えるようなメッセージが送られてきたり……。
「私、この人に必要とされている」
彼は、私の心を満たしてくれました。
5歳年下の彼のことが好き。でも……
ある日、私は夫の愚痴を彼にこぼしました。
前の日、夫とケンカをしてしまったことを、どうしても聞いてほしかったのです。
すると彼から、「あなたをそんなに悲しませるなんて、旦那さんはひどいね」とメッセージが。
そして、そのすぐあとでした。
「ぼくだったら、そんなこと絶対にしないのに」
胸が大きく高鳴りました。
やりとりを始めたときから、5歳年下の彼が既婚者であることは知っていました。
奥さんとの間には、子供も。
そんな相手に恋をしてはW不倫になってしまいますし、そもそも私は、話し相手が欲しかっただけ……。
自分に言い聞かせました。
それでも、彼のことが気になり、彼からのメッセージがくるのを待っている自分がいました。
5歳年下の彼と月に一度の逢瀬
私と彼は、月に一度、お互いの家の中間あたりで逢うようになり、今、3年ほどになります。
恋愛感情だけでなく、仕事の悩みを打ち明け合ったり、人間関係の迷いを聞き合ったり……。
逢う度に、彼に必要とされている、愛されていると感じます。
不倫ですから、彼はそう装っているのかもしれません。
ですが、それでも私の心が救われたことには変わりがないのです。
そして、夫との離婚を望む気持ちが芽生えてきています。
ただ、彼は離婚をするつもりはなさそうです。
子供もいますし……。
ですが、私はそれでもいいと思っています。
たった一瞬でも、そして偽りであっても、「私は愛されている」と想える時間を失いたくないのです。
引用元:修羅場ライフ
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