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旦那に不倫された話2
元サレ妻 女性
公開日|2023.07.23
更新日|2023.07.23
前回の体験談で書いた通り、旦那の怪しい行動から目を背け、完全に彼を信じ切っていた頃。
旦那の不倫が発覚した話の序章を書いていきます。
旦那は以前にも増して優しい
旦那の帰りが遅くなったり、帰ってこなかったりする日が増えてきた頃。彼は帰りが遅くなった日やなんでもない日に私の好きなスイーツやその他諸々を買ってきてくれるようになっていたんです。
バカな私は、忙しくなって私の大事さに気付いたのかな?なんて思ってました。
そんなバカな考えを持っていた頃、彼が本当に珍しく
「来週の金曜日、久々に夜飯一緒に食べよう。何か食べたいものある?」
と誘ってくれたんです。
最近は彼から誘われることなんてまずなくて、痺れを切らした私から誘ってもそれとなく断られることが多くて割と辛かったんですが、久々に誘ってもらえてこれまでの憂鬱を一瞬で忘れ、すごく嬉しかったのをよく覚えています。
「雰囲気のいいとこのフレンチとかイタリアンは?」
と言うと、
彼は「いいね笑 いい感じのとこ見つけて予約しておくよ」と言いました。
本当に久々のデートで舞い上がっていた私は、早速少しお高い可愛い服とか靴を買って、美容院の予約をして、、、とルンルンでした。
そして、久々にHするかも❤︎なんて期待をして、いつもより派手でエロめな下着も買っちゃいました。
(ちなみに当時はまじで浮かれてて、下着だけじゃなくて、肌ケアもめっちゃしてて、スクラブ使ったり、クリーム塗り込んだりとかもすごいしてました💦)
約束の当日
約束をしていた金曜日になったけど、その日の予定に関してなんの連絡もない。サプライズするにしても場所とか予約時間教えてくれないと行けないよって思って
「今日はどこで集合する?
今日は定時に上がれると思うから、私の方が早かったら近場で暇つぶししとくよ」
と確か15時くらいに連絡しました。
しかししばらく経っても返信が来ず…。
気づけばもうすぐ退勤時間。
そんな時、ブブッとスマホがバイブしました。
「今日なんかあったっけ?」
「俺今日も残業で遅くなるか帰れないと思うよ」
これを見た瞬間、彼に期待をしていた自分がいかにバカだったか思い知らされました。
バカみたいに彼の好きそうな服を選んで、美容院に行って、下着を買って、毛の処理、肌の手入れを行っていた自分が本当に惨めで、浮かれていた自分が恥ずかしくて、本当に消えてしまいたいと思った。
予約までしていて、急遽仕事が入ってしまったとかならまだしも、自分が言ったことをそっくり忘れているなんて。
彼にとって私との約束なんてその程度なんだ。と悲しくなりました。
でもこんなのは不幸の序の口だった
彼に約束を忘れられるよりももっと辛く耐えられない事実が待っていることも知らずにいたんです。彼に約束を忘れられたあの日。
私はヤケクソで近所の小汚いホルモン屋に1人で行ってしこたま肉を食って酒を飲み漁りました。店にそぐわない小綺麗な格好をして。
帰宅してちょっと我に戻ると、割といい値段だった可愛いワンピースにはタレが飛び、煙の匂いがしみついていました。
彼に喜んでもらえると思って、このワンピースを着て、姿見の前でニコニコしていた朝の自分の姿とは全然違って、顔は酒で赤らんでるのに目は死んだ魚の目みたいで、とてもじゃないけど見るに耐えなくてワンピースは袋に包んで捨てた。
一回で捨てるには勿体無さすぎる値段だったけど、これを見ると虚しくなるから捨てた。
その後すぐにシャワーを浴びて、すぐに寝ました。
次の朝、明らかに飲みすぎたなと思うほど二日酔いで、頭も痛いし、気持ち悪い。
とはいえ、もう寝れそうになかったので鎮痛剤とソルマックを飲んで、再び寝室に戻り、スマホを見ていました。
そうしているうちに、昨晩約束をすっぽかし帰ってこなかった旦那が帰宅。
玄関を開ける音と、彼の足音が聞こえてきたのは、朝とも昼ともいえない絶妙な10:30という時間でした。
旦那が帰ってきたし、そろそろちゃんと起きるかと思ってリビングに行くと、すでに姿はなく、そそくさと浴室に行っていました。
約束すっぽ抜かしたのに、私に一言もないの?
昨日の虚しさとかイライラがこみ上げてきて、彼に文句を言おうと思い、シャワーが終わるのを待つことに。
(その時は先に謝ってきたらムカつくけど許してあげようとも思っていました。)
一通り終えてリビングに戻ってきた彼が、
「あ、起きたんだ。」
と言いながら、私の横を通り過ぎ、キッチンで水を飲む。
水を飲み終わるまで待ってやったけど何も言わない。
しびれを切らして、
「ねえ。昨日のこと、なんも思わないの?」
彼は拍子抜けした顔で
「何が?昨日なんかあったの?」
どうやら記憶の片隅にもないみたい。
「金曜日一緒に夕食を取ろうって言ってたじゃん。だから私仕事量調整して定時に上がれるようにしてたんだけど。」
「あ、ごめん。まじで忘れてた。昨日は本当に忙しくてさ。もうクタクタ。笑」
「今度埋め合わせするから許して。」
「じゃあ、俺疲れてるから寝るね。昼飯は作らなくて大丈夫だよ。」
なんなんこいつ。
悪びれもせず、寝るね?昼飯いらない?
ほんとにありえない。
気晴らしに洗濯でもするかと思ったら
私、なんかやなことあった時とかドラム洗濯機が回ってるのを無心で見るのが癖?なので、気晴らしに洗濯でもするかと思ったんですね。洗濯カゴの中に当たり前のように入れられている旦那の服。
旦那の洗濯物を見るだけでもイラッとしたのですが、わざわざ分けて洗うのは非経済的なので一緒に洗おうと思って旦那の服を持ち上げた時
フワッ
と、嗅いだこともない香水のような匂いが。
旦那は香水を2つしか持ってない上に、滅多につけないので、すぐに旦那のものではないと分かりました。
香りを嗅いだ瞬間、思考より先に体の方が反応して、心臓がばっくんばっくん、手先は一気に冷たくなりました。
気のせいであってほしいと思ってもう一度嗅いでもやはり旦那の匂いではありませんでした。
そして匂いはどう考えても女物。ユニセックスで使えるような匂いでもない。
そして、ここまでしっかり匂いがつくのは普通じゃありえない。
本能的にそう分かりました。
気持ち悪くなってすぐに洗濯機にぶち込み、回しましたが、すぐに落ち着くわけもなく、鼓動と手先の冷たさはしばらくそのままでした。
またまた長くなってしまったので、続きはまた次回に
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