私と付き合った本当の理由は・・・

高校生のときに同じクラスに好きな男子がいました。

わりと仲が良く、いつも一緒に帰ったり遊んだりしていたので「脈ありかな？」と思い告白してみました。

そしたら返事はなんとオッケーでした。

とっても嬉しくて浮かれていたのですが、いざ付き合ったらなぜか彼が日に日に冷たくなっていき、遊びに誘っても断られるようになりました。

学校でもほとんど話さなくなり、電話をかけてもそっけなく辛い毎日を送っていました。

そんなとき「最近彼とはどうなの？相談にのるよ」と話しかけてきたA子と仲良くなり、毎日相談にのってもらっていました。

A子は彼とも仲が良かったので「彼のことで何か聞けるかもしれない」と思っていました。

しかし一つ心配なことも・・・。

それはA子はクラスで一番かわいくて男子人気ナンバーワン女子で性格は男たらし。

だけど親身に相談にのってくれたので完全に信頼していました。

そんなある日、他の友人B子から電話があり「言おうか迷ったんだけど言うね。今日あなたの彼とA子が二人っきりで一緒に帰ってたよ」と言われました。

私はショックのあまり頭が真っ白になりました。

なぜならその日私は彼に「一緒に帰れる？」と誘ったら「部活が遅くなるから無理」と断られていたんです。

でもB子が二人を見たのは全く遅い時間ではなかったとのこと・・・。

A子に思い切ってそのことを聞いてみたら「偶然会っただけだよ～。何心配してんの～！」と予想していた答えが返ってきました。

それから彼とは話すことも遊ぶこともなく2週間が経過したある日、なんと彼から電話がかかってきたのです。

私はうれしくって「もしもし！」と明るく電話に出ました。

そしたらなんと「ごめん。別れよう」と突然言われ、しかも「実はおれ、A子のことがずっと好きだったんだ。協力してくれない？」と・・・。

なんとなく気が付いてはいたけど直接言われたらやはりショックが大きかったです。

でも彼には嫌われたくなかった私は「いいよ。いつでも相談にのるね」と馬鹿なことを言ってしまい、それからは聞きたくもないA子のことについて毎日電話がかかってくるようになり、ついに彼はA子に告白しました。

答えはノーだったようです。そしたら泣きながら私にまた電話をかけてきました。

彼のことがまだ好きであきらめきれなかった私は「私じゃだめかな？いつもで待っているよ」とつい調子にのって言ってしまい、そしたら「ごめん。おれがお前のことを好きになることはない。待たれても迷惑」とバッサリ（笑）

そしてさらにショックなことが・・・。私と付き合ったのもA子と仲良くなるためだったそうです。

でも正直な気持ちを聞けたおかげで彼のことをきっぱりとあきらめることができました。

自分に自信がなくなってしまった辛い恋でしたが、そのおかげで今の旦那と出会うことができたのでよしとしています。