女子といえば、かわいくて儚げで、男性に甘える姿がかわいい…というイメージも大きいですよね。

しかし中には、そんなかわいい甘え方がわからない、甘えている自分なんて想像できない、という女性もいるのではないでしょうか。


なぜ甘え方がわからないのか、彼氏に上手に甘えることはできるのか、そもそも甘えたほうがいいのか…

「甘え」とは何なのか考えながら解説していきます。

目次

どうして甘え方がわからない?




まず、なぜ「甘え方がわからない」と感じてしまうのか考察します。

・自分でできることも多くプライドが高いから


ある程度のことをなんでも自分でこなすことができ、自分ペースで進めたい女性は、あまり周囲に甘えようとしません。

できるからこそプライドも高く、さらにいろいろなことを自分で解決しようとします。
人にお願いごとをするなんてプライドが許さず、甘えるなんてもってのほかだと感じているかもしれません。

・長女などの理由で、甘える経験が少なかったから


甘えベタには、家庭環境や幼い頃の経験も関係していると考えられます。


たとえば家庭内で長女のため、下の子の世話をしたり、両親の手伝いをすることが多かった女性は「甘える」経験よりも「甘やかす、人を手伝う」経験のほうが多くなります。


いわゆる、しっかり者や、面倒見のいいタイプの女性ですね。

知らずしらずのうちに、周りの空気を読んで動いたり、自分のことよりも人のことを優先させたりしがちです。

周りの迷惑を考えて遠慮しがちになってしまうのも、甘えられない原因かもしれません。

・甘えることを恥ずかしいと思うから


甘えることは、時に自分の弱みを見せることと同義になります。

「これができないから甘える」「こうしてほしいから甘える」というような、弱みや欠点を知られることになりますからね。

そのことを恥ずかしいと感じてしまう女性もいるようです。


また、「甘える」という行動は「小悪魔」や「あざとい」女性をイメージしがちです。上手に甘えている女性を見ると、「自分はあんなにかわいく甘えるイメージではないし…」と感じたことはないでしょうか。

そのため、自分が甘えることを恥ずかしいことだと感じる場合もあります。

・周りの目が気になるから


自分自身が、周りからこれまで挙げたようなタイプの女性だと思われていることを自覚していると、なおさら甘えづらい状況になります。
「しっかり者と思われている」「甘えベタだと思われている」などの自覚があると、自分が甘えることは「キャラではない」と思ってしまうのです。イメージダウンとして恐れてしまっている女性もいます。


甘えているところを人に見られたくない、自分は甘えてはいけない、という気持ちがある甘えベタの女性も多いようですね。

「甘え」に対する認識を変えてみよう




甘え方が分からない女性は、育った環境や性格によって「甘え」をネガティブに捉えてしまっている場合が多いようです。

甘えることは恥ずかしく情けないこと、自分らしくないこと、つまり、あまり良くないことだと思っています。


確かに、人を頼りにしてばかりだったり、弱みを見せてばかりで人に依存していたり、そういった甘え方ならば少し問題かもしれませんよね。
過去に、仕事や学校などで、そうした「イラッとする甘え方」や「情けない甘え方」をしている女性をみたこともあるかもしれません。


しかし、正しい「甘え」とは「気を許した相手に自分の気持ちや願望を正直に伝える大切な方法の1つ」なのです。

人に頼らず、すべてを1人でこなせる人はいません。


困った時に適切なサポートを求めることや、疲れた時に気を抜いて接する人がいることは決して悪いことではありませんよね。
あなたと深い関係を築けている人であれば、きっと甘えてもらえることは嬉しいことだと思いますよ。

男性がときめく上手な甘え方って?




とはいえ、今まで甘えることに抵抗があったあなたにとって、上手に甘えることはハードルが高いかもしれませんね。

どのようにしたら自然に甘えて恋人をときめかせることができるでしょうか。

・できないことは素直に頼む、相談する


甘えることが苦手な女性の中には、「何でも自分で解決するべき」だという思いがあるかもしれません。


しかし、自分ができないことや、彼のほうが得意なことは、ぜひ彼に頼んでみましょう。

たとえば力仕事や、彼の仕事の分野に関わることであれば、彼も自分の力を発揮できて嬉しいはずです。
お願いすることも難しい場合は、まずは「〇〇なんだけどどうしたらいいかな?」など、相談をもちかけるといいですよ。


片方が苦手なことを補ったり、得意な方が引っ張ったりすることで、二人の関係も深まっていきます。
小さなことでもいいので、困った時や忙しい時、素直に「手伝ってもらえる?」「任せてもいい?」と頼んでみましょう。

・スキンシップを大切にする


彼氏とのスキンシップは、気を許して甘える大切な機会となります。

ベタベタするのは苦手でも、体に触れる、手を繋ぐ、一緒に寝るなど、お互いが心地いいと感じるスキンシップを大切にしましょう。


触れ合うことは、愛情表現としてシンプルかつ重要なことでもあります。体が触れると、自然と甘えやすい雰囲気にもなりますね。

・甘えベタだからこそ 彼に特別感を持たせる


あなたに甘えベタな自覚があればあるほど、彼は特別感を感じることができます。

理由は簡単、「彼女は自分にだけ甘えてくれる、つまり自分は信頼されている特別な存在である」と感じることができるからです。


甘え上手な女性は誰からも可愛がられるかもしれませんが、甘えるイメージのない女性が自分だけに見せる無防備な姿はきっとキュンとするものです。
ツンデレに惹かれる理由と似ているかもしれませんね。


甘えベタが気になるのであれば、事前に素直に「甘えるのは苦手なんだけど」と伝えておくのもいいでしょう。

彼も「自分には甘えてほしい」と感じ、あなたからの甘えのサインを待っていてくれますよ。


・たまにはワガママを言う


完璧に見える女性はもちろん魅力的ですが、たまには彼の前でワガママを言ってみてはいかがでしょうか。

彼が困ってしまうほどの身勝手な振り回し方は引かれてしまうかもしれませんが、「今日はこっちの方がいいかな」「◯◯したい」など、小さな要望はどんどん伝えましょう。ワガママも、お互いの気持ちや性格を知り合うための重要なコミュニケーションになります。

・お酒やムードの力を借りる


どうしても甘えるのが難しい場合は、お酒やムードを利用してもいいでしょう。


もちろん泥酔はオススメしませんが、ほろ酔いでいつもより開放的になったり、「甘えてもいいかも」と多少気楽に考えたりできるようになります。
雰囲気のいいレストランに行ったり、普段と環境を変えて旅行に行ったりするのもいいですね。


彼も雰囲気やお酒に酔っていると思えば、上目使いやボディタッチ、おねだりなど、普段の自分にとってはハードルが高い甘え方もできるかもしれません。

まとめ

甘え方がわからないという女性には、性格や過去の経験などにおいて、どこかに甘えベタな原因があるかもしれませんね。それ自体は決して悪いことではありません。



あなたのことが好きな彼なら、甘えてもらうと嬉しい気持ちになるはずです。


甘え方が分からない自分、甘えたいときもある自分、それぞれを受け入れ、「甘え」への意識を変えてみましょう。
小さな甘えやお願い事からでもいいので、彼との距離を縮める方法として実戦してみてください。