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十人十色を肌で感じたほろ苦いデート体験
syopipi 男性
公開日|2023.02.20
更新日|2023.02.20
私が社会人1年目の頃、仕事が少しずつ落ち着いて来た事をきっかけに彼女が欲しいなと感じるようになりました。
そこで、出会いを求める為にマッチングアプリをする事にしました。
学生時代に大阪に住んでいたのですがその際にも一度しており、今回は東京でする事になりました。
やっていくうちに1人の女性とマッチングし、それから毎日のようにトークをするようになりました。
連絡先も交換し、会話が弾む事が増えていきました。
どんどん仲良くなっていくと電話しようとなり、寝落ち電話をするようになりました。
その時の相手の女性は眠そうでもあったのかとても私に対して甘えてきて、「電話切りたくない、ずっと繋げていよう」と言ってきたのがとても印象深いです。
その時はとてもドキッとしたのを覚えています。
そうしてる内に一度会いたいなと強く思うようになり、その1週間後に会う事になりました。
デートプランとしては水族館に行き、帰りに美味しいイタリアンでディナーをして解散しようと考えていました。
実際にレストランも予約して準備万端でした。
そして、当日。
水族館の最寄駅で13時に待ち合わせをしました。
その女性に会った第一印象はアプリの写真で見た雰囲気とはちょっと違うなと感じました。
ですが、それはマッチングアプリをしていれば多少ある事です。
あまり気にせず、デートが始まりました。
お互い朝食をあまり食べてなかった為、少しお腹を満たそうとなり、近くのお店に行こうとなりました。
私はそうなる事を想定済みで事前に美味しそうなお店を調べていました。
「気になっているお店があるからそこに行かない?」と尋ねると「いいよ」との事だったので、行く事になりました。
パンケーキのお店だったのですが、いざお店の前に行くと急にその女性が「私今しょっぱい物が食べたい気分なんだよね」と言い始めました。
一瞬私の思考が止まりました。
どこでもいいよと言っていたはずなのに急にわがままを言い始めたのです。
「何だこの人」と感じながらも気を取り直して、今日のデートプランを伝えました。
水族館に行って18時半にレストランを予約したよと伝えると、また女性が「18時からイルカのショー見たかったんだよね、時間変更できない?」と言ってきました。
おいマジかと、この女性正気か?と思ってしまいました。
以前に電話をした際に水族館に行こうとは決めていたのですが、イルカショーが見たいなど何も言っておりませんでした。
なので、全てデートプランは私が考えてきたのにいざ当日になってわがままを言ってくるのです。
私は仕方なくレストランに電話をして時間を変更してもらうようお願いしました。
もうこの時点でこの女性には呆れており、早く帰りたいとしか感じなくなりました。
あの電話の時にあった甘える態度はどこにいったんだと。
とりあえずお腹は空いていたので、近くのパン屋さんに行く事になりました。
その際も特に話が盛り上がることもなく、ご飯を済ませました。
もうこの時点で私の女性に対する気持ちはゼロでした。
お店を出る際に女性が「お手洗いに行ってきますね」と先にお店を出て行きました。
私はお店の前で待つ事にしました。
「早く帰りたいな、このデート、女性からドタキャンしてくれないかな」と思いながらスマホを触っていました。
するとある事に気が付きました。
その女性のSNSをフォローしていたのですが、いなくなっていたのです。
その時すぐに察しました。
SNSのアカウントをブロックされたのだと。
数十分前まで入っていた女性のアカウントが綺麗さっぱり私のアカウントから消えていたのです。
その時に私は「女性自身も私とは合わないのだと感じていたんだな、早く帰りたかったんだな」と分かりました。
お手洗いに行ったのは私とのデートを終えて帰る口実を作ったのだとそこで悟りました。
もう帰って来ないなと分かると、私も足早にその場を去って電車で帰りました。
私自身も早く帰りたかったのでホッとした気持ちもあったのですが、少しほろ苦い1日となりました。
実際にSNSでの会話の文面と実際に会ったとでここまで差がある人は初めてでした。
こういう人もいるのだと知るいい経験になったと今は感じています。
予約したレストランはキャンセルせざるを得なくなり、デート時間はたったの1時間でした。
今では笑い話として友達に話したりしています。
最後に吐き台詞となってしまいますが、ああいう女性は一生幸せにならないだろうね、1回痛い目にあって欲しいなと思っています。
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