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公開日｜2022.02.10
更新日｜2022.02.10
3年前、30歳だった私は、職場の上司（50歳）と不倫をしていました。
同じ職場で、一緒に働くことが多く、流れるように不倫関係へと進んでしまったのです。
その彼と一緒に行った不倫旅行は、関係が解消された今でも、私にとって最高に幸せな思い出になっています。
気が合う上司への恋がきっかけで不倫スタート
私の仕事は、基本的には外回りをする仕事でした。
一人で出かけることもありましたが、たいていは上司と一緒。
ランチを二人で食べることもありましたし、仕事の打ち合わせもありましたから、長い時間を一緒に過ごしていました。
私の仕事の効率が悪く残業になることがあっても、上司は嫌な顔一つせず付き合ってくれて……。
気づけば私は上司のことが好きになっていました。
奥さんがいることは知っていたのですが、気持ちは止められず、ある日想いを伝えてしまったのです。
すると、上司も私のことが気になっている、と言ってくれて……こうして不倫が始まりました。
不倫デートは直帰の日
不倫関係ですから、誰にもバレないようにしなければいけません。
一緒に外回りをして、直帰になった日などがデートの日でした。
ひとめに付かない場所を選んで食事をし、ホテルかわたしの一人暮らしの家で身体を重ねる……。
こんなお付き合いをしていると、欲が出てきます。
もっとデートがしたい。
そんなとき、彼から「旅行へ行こう」と誘ってもらえました。
出張と嘘をついて出かけた不倫旅行。罪悪感はなかった
彼は、奥さんに出張だと言って、旅行の計画を立てたようでした。
泊まるホテルも予約をしてくれていて……。
私は自分でも驚くほど楽しみにしていました。
旅行当日、家から少し離れた駅で待ち合わせをし、彼が運転する車で旅行へ。
馴染みのない土地へ行き、観光地を歩いて回ったり、写真を撮ったり……。
これまで、「不倫だから」と控えていたデートができ、私は舞い上がっていました。
何回も「楽しい」「幸せ」と口にしたと思います。
彼も、笑顔で「楽しいね」「また来たいね」と言ってくれました。
宿にチェックインし、部屋についていた露天風呂に、一緒に入りました。
今日行った観光地のこと、食べたもののこと……ふり返って、いつまでも話せるのは楽しかったです。
部屋でゆっくり夕食していると、まるで彼と結婚しているような気持ちにもなりました。
不倫旅行中、私は、彼が既婚者であることをすっかり忘れていました。
それまで彼と逢うときは、頭のどこかに彼の奥さんのことがあり、罪悪感を抱いていました。
ですが、旅行中は、楽しさと喜びが上回り、一度も彼の奥さんのことを思うことはなかったのです。
完全に、私と彼の世界。
旅行の間は、彼を独り占めすることができたのです。
終わってほしくなかった不倫旅行
翌日、車で帰路につく中、私たちの会話は止まりませんでした。
それでも、家が近くなると、だんだん現実がもどってきます。
私は、車の助手席で、何度も彼と撮った写真を見返しました。
夢のように幸せだった旅行が終わってしまう……。
永遠にこの時間が続けばいいのに、と思ったのですが、そういうわけにも行かないことはわかっていましたから、言葉にはしませんでした。
関係が終わった今でも不倫旅行の写真は宝物
あれから、彼が別の支社へ転勤になったことで、私たちの関係は終わりました。
ですが、今の私にとっても、あの不倫旅行は大切な思い出です。
不倫ではあったけれど、あんなに幸せな時間を過ごせた彼のことは、本気で愛していたと自信を持って言えます。
あの旅行で撮った写真は、今も私の携帯電話に残されています。
誰にも見せない、秘密の宝物です。
引用元：修羅場ライフ
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