社会人サークルというと、「危ないのでは?」というイメージをもつ人も多いでしょう。実際に、怪しいサークルはたくさんあります。

そこで、この記事では、怪しいサークルを見分けるポイントを解説します。

怪しいサークルとそうでないサークルを見極めて、プライベートを充実させていきましょう!


目次

社会人サークルが危ない3つの理由 | 社会人サークルはなぜ危ない?


社会人サークルは、なぜ「危ない」と言われているのでしょうか。

ここではまず、社会人サークルが危ない理由を3つご紹介します。

危ない理由を知って、しっかりと危険を回避しましょう!


危ない理由①母体がないから

「サークル」といえば、まず思い浮かべるのが「大学のサークル」ですよね。

大学のサークルと社会人サークルのもっとも大きな違いは、母体がないということです。

大学のサークルは、言わずもがな、大学に所属している団体です。

学生が主体的に運営しているとはいえ、なにか問題があったら、大学にも責任を問われるのが大学のサークルです。

そのため、大学のサークルは、ある程度の安全性が保障されていて、安心感があります。

それに対して、社会人サークルは、母体がありません。

なぜなら、社会人サークルは、目的や志を同じくした人が、完全に自由に集まっている団体だからです。

そのため、なにか問題があったとき、責任をとってくれる人はいません。

トラブルが生じたら、個人で解決しなければならないのが社会人サークルなのです。

そのため、面倒ごとに巻き込まれる危険性が高いといえます。


危ない理由②さまざまな人が集まるから

社会人サークルには、多種多様な人々が集まります。そのため、トラブルが生じやすいという問題があります。

大学のサークルには、大学生しか集まりません。

また、その大学や近隣大学の学生だけが集まるため、だいたい似た雰囲気の人が集まりやすいです。

それに対して、社会人サークルは、各地からさまざまな人が集まります。

最近は、SNSで参加者を募るサークルも多いため、よりいっそう幅広い人が集まるようになりました。

生活スタイルや趣味志向、価値観などがあまりにもバラバラだと、そのぶん、すれ違いやトラブルも生じやすくなりますよね。

そのため、社会人サークルは大学のサークルと比べて危険だといえるでしょう。


危ない理由③勧誘の温床になっているから

社会人サークルの中には、詐欺や怪しいビジネス、宗教などの勧誘の場となっているサークルがあります。

怪しいビジネスや怪しい宗教団体は、健全なサークルを装って巧みに勧誘するのが、昔から常套手段なのです。

大学のサークルであれば、大学もある程度注意喚起や管理をしてくれます。

しかし、社会人サークルには、注意喚起や管理をしてくれる人はいません。

自分で「危ない」と気づかない限り、悪い人に騙される一方になってしまうのです。

自分は健全なサークルで楽しく活動しているつもりだったのに、気づいたら詐欺に加担していた……なんて、考えただけでもゾッとしますね。


怪しいサークルを見分ける6つのポイント | ここに注目しよう


怪しいサークルとそうでないサークルを見分けるには、どうすればよいのでしょうか。

ここでは、怪しいサークルを見分けるための6つのポイントを解説します。

1つずつしっかりチェックして、怪しいサークルには入らないようにしましょう!


ポイント①目的が明確か

まず確認したいのが、サークルの目的が明確かどうかです。

たとえば、「ランニングサークル」「料理サークル」「カメラサークル」など、サークルにはそれぞれ集まる目的があるはずです。

目的が明確なサークルであれば、比較的安心できるでしょう。

しかし、目的が不明確で、飲み会や遊びが主な活動内容になっているサークルは要注意

SNSに飲み会の写真ばかりあげていたり、やたらと「出会い」だけを強調したりするサークルは、怪しい可能性が高いです!


ポイント②活動内容がオープンか

次に、活動内容がオープンかどうかをチェックしましょう。

具体的には、SNSへ定期的に活動の様子をアップしていたり、参加者の写真が載っていたりするサークルは◎

反対に、SNSから活動の様子が一切わからないサークルは注意が必要です。

SNSに載せると都合が悪いような活動内容である可能性があります。


ポイント③ルールがしっかりしているか

サークル内のルールがしっかりしているかどうかも確認しましょう。

健全なサークルの中にも、いわゆる「ゆるい」サークルはあります。

しかし、ゆるいサークルでも、ある程度のルールは存在するはず。

ルールが一切なかったり、完全に無法地帯になっていたりするようなサークルは、まともな活動をしていない可能性が高いです。


ポイント④雰囲気が年相応か

サークルに参加している人の雰囲気もよく観察しましょう。

年相応の落ち着きや常識が感じられるような雰囲気であれば◎

しかし、もう大人なのに学生のような若いノリだったり、過度に煌びやかだったりするサークルは危険かもしれません。

詐欺や売春斡旋などの犯罪行為や、怪しいビジネスの温床になっている可能性が高いです。


ポイント⑤SNSや写真を隈なくチェック!

サークルのSNSは、隈なくチェックするとよいでしょう。

実際に見学へ行かなくても、SNSを見ればある程度のことがわかります。

活動中の写真などを見れば、参加者の雰囲気もなんとなく掴めるかも。

参加者の服装や表情、写真のポーズ、飲み会であれば机上の様子やお店の雰囲気など、しっかりチェックしてみましょう。


ポイント⑥できれば友達と一緒に入ろう!

危険な社会人サークルにとって、1人で参加する人は恰好の“カモ”です。

なぜなら、2人以上でいる人たちより、1人でいる人のほうが、騙しやすいからです。

そのため、どれだけ安全そうなサークルに見えたとしても、できれば友達と一緒に参加するのがよいでしょう。

「友達」は、そのサークルにもともと入っている友達ではなく、そのサークルとは一切関係のない友達の中から選んでください。

そのサークルにもともと入っていた人だと、その人も悪い人たちのグルである可能性が、残念ながらゼロではないからです……!

まとめ

ここまで、社会人サークルが危ない理由や、怪しい社会人サークルを見分けるポイントについて解説してきました!

ここまでの内容をまとめます。


・社会人サークルは、大学のサークルと違って母体もなく、さまざまな人が集まるため、危険が多い

・社会人サークルは、残念ながら詐欺や怪しいビジネス、宗教勧誘の温床にもなっている

・目的が不明確、活動の様子がわからない、ルールがない、雰囲気が年齢不相応、といったサークルは怪しい

・コンタクトをとる前にSNSを隈なくチェックし、できれば友達と一緒に入会しよう



社会人サークルは、きちんとしたところを選べば、プライベートを充実させてくれる素敵な場所になります。

また、普通に過ごしていたら出会えないような人と出会い、友達になれるチャンスも。

もしかすると、サークルでの出会いが恋に発展することもあるかもしれません!

しかし同時に、社会人サークルを利用して悪いことをする人がいるのも事実です。

悪意から身を守りつつ、楽しいサークルライフを送るには、怪しいサークルとそうでないサークルを見分ける目が必要です。

慎重すぎるくらい慎重にチェックして、ぜひ、自分に合う素敵なサークルを見つけてくださいね。