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W不倫に最適な場所
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
2年間ほど、私は不倫をしていました。
相手は、家庭を持っている男性。
私も結婚していましたから、いわゆる「W不倫(ダブル不倫)」でした。
何度もデートを重ねましたが、二人の不倫関係は最後まで周囲にバレることはありませんでした。
W不倫(ダブル不倫)の始まりは「看護師と患者」
私は、看護師として働いていました。
入院をしている患者さんのお世話をしていると、恋愛感情を抱かれることもあります。
いつもは、うまく受け流すことができていたのですが、ある日、私も患者さんへ好意を抱いてしまったのです。
それが、彼でした。
彼も、奥さんと子どもがいる既婚者で、私が担当していた入院患者さんでした。
苛立ちと寂しさが心のストッパーを外しました
彼が退院する際、連絡先の書かれた手紙をもらいました。
「私は結婚しているし、彼にも家庭がある」
そういい聞かせ、私は自分の想いをこらえていました。
ところが、ちょうどそのタイミングで、夫とケンカをしてしまったのです。
「どうしてわかってくれないの?」
夫への苛立ちと寂しさがわき上がると同時に、彼のことを思い出しました。
もらった手紙を引っ張り出し、ついに連絡をしてしまったのです。
「お久しぶりです。××病院看護師の○○です」
その一言だけ、メッセージを送りました。
すると、すぐに返信が。
「連絡を待っていました。もしよければ、近々逢いませんか?」
胸が高鳴りました。
夫の顔が頭をよぎりましたが、私は「ぜひ。今週の木曜日なら、時間が作れます」と答えました。
指定したのは、家からも病院からも離れた場所にある、小さな公園。
夫はもちろんのこと、職場の人や近所の人など、知り合いに逢う可能性の低い場所が良いと思ったからです。
患者だった彼への抗えない想い
久しぶりに“おしゃれ”をしました。
夫と出かけるときには、楽な服装しかしなくなっていましたから、どこかドキドキしている自分もいて……。
久しぶりに逢った彼が、「きれいですね」とほめてくれ、ドキドキがさらに高まりました。
緑あふれる公園を、ゆっくり歩き、仕事のこと、彼が入院していた頃のことなどを話すのは、とても楽しい時間でした。
すると、彼が私の手を握ってきたのです。
「これからもこうして逢いたい。不倫になってしまうけれど、付き合わない?」
イケナイとわかっていました。
ですが、この時にはもう、私は彼に恋をしていたのです。
「はい」とうなずき、W不倫が始まりました。
平日昼間の公園はW不倫(ダブル不倫)デートに最適な場所
私たちは、お互いに時間を作っては、デートを重ねました。
お互いに家庭がありますし、周囲に関係がバレてしまってはいけないと、夜に逢うことは避けました。
「夜は家庭の時間を優先する」という、不倫のルールを設けたのです。
平日に仕事の休みを取ることができる同士でしたから、休みを合わせ、昼間に……。
初デートのときのように、家から離れた公園が定番のデート場所でした。
人目を気にせず、堂々と手をつないで歩けるのは、不倫であることを忘れさせてくれるほど幸せでした。
W不倫(ダブル不倫)の結末~良い想い出となった恋
今では、彼とはもう逢ってはいません。
不倫関係を続けているうちに、夫への罪悪感が強まっていった私は、最後には、彼とお別れすることを選んだのです。
W不倫というアブナイ恋でありながらも、関係発覚や泥沼化することがなかったのは、公園デートのおかげだったと思っています。
人目をはばかることなく一緒に過ごすことで、お互いに愛を感じ合うことができたのがよかったのかもしれません。
不倫関係の発覚の危険が低いだけでなく、不倫愛特有の不安を減らしてくれる――家から離れた公園でのデートは、私にとっておすすめのデート場所でした。
引用元:修羅場ライフ
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