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車内
まゆ
公開日|2023.06.17
更新日|2023.06.20
子供に顔向け出来ない事して、恥ずかしいと思わないの?罪悪感は無いの?
不倫すれば、世間様からは石のようにそんな言葉が投げつけられる。私の答えは
子供に顔向け?出来るけど。母親としてやる事をやった上でしているから。罪悪感?無いかな。私の人生は私のものだから自由にさせて貰う。不倫しない人はしない、する人はする、それだけの事。
一度借金で首が回らなくなり必死に返済したのに、旦那のパチンコ通いは直らない。「そんなにやってない」「俺の勝手だろ」「うるさい!お前は俺の言う事聞いて黙っておけばいいんだよ!」などと言ってはまた手持ちの金を溶かしに行く。愚かで救いようのない旦那の出ていく姿を見送ったら、次にまた借金が発覚した時は離婚しよう…と考えながら、一人ソファーに座りスマホの待受画面に目をやった。久しぶりにダイキからLINEが来ていた。そろそろ持たなくなる頃だと思っていた。呼び出しに応じない私に、ダイキはいつにもまして罵詈雑言を浴びせ音信不通になっていたが次の相手が見つからなかったのか、またよりを戻したい、といういつもの文言が書かれている。
自分の精力の衰えを私のせいにし「お前が色気が無いから勃たないんだよ!」と怒鳴る旦那と、もて余す性欲をぶつけ、応じないと「お前なんか最低だ!」と怒鳴るダイキ。やっている事は正反対だが態度や言動はそっくりで、最近ではモラハラ旦那が二人に増えたような気になっていた。もう戻る気は無い、そうダイキに返信すると「お前は黙って俺に従っておけばいいんだよ!」と返る。玄関のドアを開けそう怒鳴った旦那と同じ事をLINEで言うダイキに、思わず「モラハラ野郎は旦那だけで充分、二人もいらない」と返した。
まだ何か言っているが無視していると、今度は旦那からもLINE。「パチンコ仲間と飲んでから帰るから、遅くなる」と書かれていた。そのまま帰って来なくても構わないけど。と笑いながら呟き、入浴し、お風呂上がりに寛いでいるうち、そう言えば例のサイトもいい加減退会しないと…と思い立つ。メールボックスを開けると、未だにメッセージが来ている。「会いたいです」というシンプルな文を送って来たその男性のプロフィールページを見たら、そんなに遠くない。車も所持していて迎えに来るとも書かれている。ダイキとはもう御免だが、ダイキと付き合わなくなり寂しさがあるのも事実。つい興味が湧き「メッセージありがとうございます」と返してしまった。何もセックスがしたいわけではない、気が合えば後日ただお茶するだけでいい。そう思い何回かメッセージをやりとりすると
「そこなら、今からだと30分あれば着くかな。ホテルに行ってもいいし、俺の車でしてもいいですよ。広いから」
そう返り、思わず時計を見た。時刻は11時5分、メッセージのやりとりをしたその日に会ったのは直樹も同じだが、さすがに今回の相手、あきさんはやりとりして30分後に会う、という最短記録になる。まだ互いの鮮明な顔写真すら交換していないのに。「私を何も知らないのに、会いに来るの?」と聞くと「プロフィールページの半分隠した顔写真も可愛いし、話していても好感持てるから俺は会いたいです」と返った。またいつものように押されてしまい、あきさんが指定した待ち合わせ場所を承諾し「着いたら連絡するよ」というメッセージに「はい」と言ってしまった。入浴は済ませてあるからこちらも薄く化粧し着替えるくらいの支度で済む。
狐につままれたような気持ちで夜道を歩くと、指定された場所にはもう車が停まっていた。そこはとある施設の駐車場だが、夜間もチェーンなどしないので停めておける上に、誰も来ない。やや遠慮気味に覗くと車内から短髪でやせ形、そこそこイケメンの男性が笑顔を向けながら手を振ってきた。助手席に座った私が「初めてメッセージやりとりしてから、まだ合計一時間も経ってないのに」と笑うと、あきさんは「どうしても会いたかったんだよ、来てくれてありがとう」と言う。そして運転席から降りると外から後部座席のドアを開け「後ろ広いから、おいで」と言ってきた。言われるまま私も後部座席に移ると、優しく抱き締められ「キスしていい?」と囁かれた。黙って頷くと唇が触れ、やがて舌が入って来る。
ダイキもキスが好きだけど、あきさんも好きらしく押し倒した後も舌をずっと絡めて来た。優しいながらも手慣れた手つきで胸を触り、ショーツの隙間から指で触っている最中もずっとキスしたまま。やっと離された唇から「濡れてる」と言葉が。真夜中、会ってまだ20分も経たない男性の車内で秘部を触られ愛液を溢れさせる自分など、一年前は本当に想像も付かなかった。
足を開かされ舌と指で愛撫されると、感じやすい私はすぐ絶頂しそうになる。と同時に潮まで吹きそうに。「待って、シート汚しちゃうから止めて!」そう頼むが、あきさんの愛撫は止まらない。「気にしないでいいよ、思い切りイッて」と言いながら更に激しくGスポットを責められ、我慢出来ずに潮吹きしてしまった。
体の相性とアレの大きさは断トツでダイキだが、セックスの上手さでいえば、今までした誰よりあきさんが一番かも。ダイキや直樹のようなSではなく、あくまで紳士で優しい。けれどイッてもイッても許してくれずに舌と指での愛撫を止めない所は、やはり少しSの気があるのかも。私はとかく、Sに好かれやすい。何度目か分からない絶頂を迎える頃、やっと体を離したあきさんが仰向けになり「舐めて欲しいな」とおねだりして来た。49歳らしいが、見た目も若いがアレの硬さもかなりのものだった。直樹もダイキもだけど、性欲も機能も衰え始める40前後やそれ以上の年齢なのにセックスしたがる男性は、皆総じて見た目も体も若い。丁寧に先端を舐め竿を口に含み、唇と舌を使いながら上下に動くと「凄い気持ちいい」と、あきさんが小さく囁いた。フェラチオはかなり長く丁寧にしたが、早漏ならとっくに果てているような激しい愛撫でもあきさんは射精しない。
「かなり上手、凄く感じたよ」と頬を撫でられた後は、優しく仰向けに寝かされ挿入される。鉄のように硬いアレが挿入される瞬間はいつもたまらない、私がセックスで一番好きな瞬間でもある。硬さも長さもあるあきさんのペニスは、子宮の入り口まで余裕で届き私は中でも絶頂した。途中ペニスを引き抜かれ、指でGスポットを刺激され潮吹きしたらまたペニスを挿入され…を繰り返すうち、化粧は落ち髪は乱れ、ほぼ野外だというのに「気持ちいい、またイク」と声を上げてしまう。最後は抱き合ってキスをしながら二人同時にイッた。荒い息で隣合って仰向けになる、が「見て、射精したばかりなのに萎えない。まだ勃ったまま」と言いながらあきさんは間髪置かずにまた私にのし掛かる。「え、まだ出来るの!」と驚く私にもう一度挿入すると「凄い興奮してるし、まゆの中気持ちいいから」そう言ってピストンし二度目の射精をした。
真っ暗な車内で手探りで衣服を整え、あきさんから手を繋いで来たので私も握り返す。車内でのセックスがあまりに激しかったからか、窓が曇っていて二人で笑い合った。
お互いいい歳の大人で、あきさんは離婚歴のある独身で彼女が欲しいわけでは無いらしく、私は既婚。あくまで今日、したかったあきさんに私がマッチングしただけの事。次会う約束はしないでおこうと思い助手席に移ると、あきさんの方から「また会いたい、いいかな」と言ってきた。心情は一回して『たいした事ないな』と思われて連絡を絶たれるよりは、次も会いたいと思って貰える方が嬉しい。ただ、二回目の約束は自然に立ち消えになるのが一番後腐れが無くて良い。そのつもりだが礼儀として「うん、私も会いたい」と返した。
旦那はまだ帰っていない、帰宅し軽くシャワーを浴びベッドに入り4時間程眠る。睡眠が足りないせいで少しぼんやりしながら朝の家事をこなしていたら、あきさんからLINEが届いた。「昨日はありがとう、凄く良かった」という文に「こちらこそ!私も」と返信。そこからやりとりが始まったので、洗濯物を干す手を止めた。が
「今夜もまたしたい、だめかな?」
という文が送られて来て、思わず「えぇ!?嘘でしょ」と声に出してしまった。「凄いね!連日?」と返すと「こんなにしたがったら、嫌われるかな。でも昨日凄く良かったからまたしたい、まゆさえ良ければ」とも。テクニックもだけど、性欲の強さも今まで寝て来た誰より凄い。そしてここまで来ると、なんだか面白くなってしまう。
笑いながら「嫌ったりしないよ、わかった」と返した。
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