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不倫成就できた理由
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
私は20代後半、独身。
夫は5歳年上の会社員。
毎日幸せをかみしめていますが、私たちの恋にはいろいろと問題がありました。
私と夫との出逢いは仕事上の飲み会
夫は、私が働いていた会社の取引相手の人。
その会社と私の会社では、頻繁に会食をしていました。
入社して間もなかった私は、その会食に呼ばれることはほとんどありませんでしたが、ある日上司から、「そろそろ参加するか」と声をかけてもらいました。
そこにいた人が、今の夫です。
数人で和やかに進む会食では、ときに取引の難しい話も出ます。
若い私にはよくわからない話題です。
そんな状況なので一人下座の席で食事を口に運んでいると、彼が声をかけてくれました。
会食の場での彼は、ちょうど中堅どころのポジション。
後輩も数人いたようですが、偉そうな態度を取ることは一切なく、ほかの人の飲み物を注文したり、後輩にお酒を注いであげたりしていました。
先輩風を吹かせることなく、柔らかく笑う表情もうそがなさそうで、多くの人の信頼を得ているのだろう……。
気をつかってもらったと感じると同時に、その優しさにホッとしたのは、確かです。
帰り際、彼は私に連絡先を尋ねてきました。
仕事関係の方に個人的な連絡先を教えることは、それまで一度もなかったのですが、「まあいっか」と想って教えたことが、二人の関係の始まりになろうとは……。
二人きりの食事のときの明かされた事実
無事会食を終え、帰宅すると、彼からメッセージが届いていました。
「今日はありがとうございました。あまり多くお話ができなかったのが残念でした」
このメッセージをきっかけに、わたしたちは頻繁に連絡を取り合うようになっていきました。
初めは仕事に関わる連絡だったのが、少しずつプライベートな連絡も多くなっていったのです。
連絡を取り合うようになると、私は彼に恋心を抱くようになりました。
毎日届くメッセージを心待ちにするようになりましたし、取引会社へ出向く際には、胸が高鳴るのを感じました。
こうしてつながること1ヶ月。
彼から食事のお誘いがありました。
何も悩むことなく、私は喜んで承諾しました。
カジュアルなレストランでお酒を飲みながらの食事をしていると、衝撃的な言葉が彼の口から飛び出しました。
「じつは、結婚しています」
恋心を抱いていた私はショックで……。
ですが、間違った道に進む前に打ち明けてもらえてよかったと想い、「そうでしたか」と笑顔で応えることができました。
友だちとして逢っていても、恋心は募っていく
友人として割り切り、その後も彼と二人で食事に行くことはありました。
逢えば逢うほど、恋心は膨らんでいきます。
その想いを彼に悟られないようにするのは大変でしたし、つらくもありました。
彼は、私の前では家族の話は一切しませんでしたから、ときどき、彼が既婚者であることを忘れてしまいそうになることもありました。
そんなときは、自分から彼に、家庭の話題を出してみることも。
そうやって、自分の恋心を抑えていたのです。
今から想えば、たとえ食事をするだけであっても、恋心を抑えているつもりでも、彼との関係は不倫だったと思います。
突然飛び出した「離婚する」宣言
そんな接点を重ねていたある日、彼は私に、「妻と離婚する」と告げてきました。
私は何も言えず、黙っていました。
「離婚したら、正式に交際をしてほしい」
正直、「いいのかな?」と迷いました。
ですが、心の奥底では喜んでいる自分がいることもわかっていました。
彼は、言葉通り奥さんと離婚をして、私の元へ来てくれました。
そして1年後、私のおなかの中に彼との子どもが宿り、結婚することになったのです。
彼は、私との関係をズルズルと続けるのではなく、早い段階で離婚を決断してくれました。
その誠実さと覚悟が、不倫成就のカギだったと思っています。
本当に愛している者同士なら、たとえ出逢うのが遅かったとしても結ばれるものなのですね。
引用元:修羅場ライフ
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