略奪婚という言葉を耳にする機会はありますが、略奪婚では幸せになれるのでしょうか。

一般的にはあまり良いものとされていないイメージの略奪婚ですが、今回は略奪婚のリスクや方法、相手の状況などから幸せになるかどうか検証していきます。

目次

略奪婚とは


略奪婚とは、相手に恋人や配偶者がいるのを知った上で浮気や不倫をし、その相手と結婚をすることを指します。

相手には恋人や配偶者がおいるため、恋人や配偶者から相手を奪うということから略奪婚と呼ばれています。

世間では、倫理的、道徳的な観点から略奪婚は許されるものではないという見方をされていますが、略奪婚は実際には頻繁に起こっています。

略奪婚が上手くいかない例


しかし当然ですが略奪婚は決してうまくいくものではありません。

その理由を、論理的に見ていきましょう。

相手のことが好きではなかった

恋愛関係あった時は相手のことが好きでも結婚となるとまた話が違います。

恋愛と結婚は別というのはよく聞く話ですか、付き合っている関係と配偶者では相手への見え方が大きく変わることもあります。

浮気や不倫という状態で相手のことを好きだと思っていても、実際に自分と付き合ったり結婚をしたりとなると、と意外と相手のことが好きではなかったということもあります。

浮気や不倫をしていた時には見えなかった相手の悪い部分が見えてしまったり、結婚生活の中で相手のマイナス面が見つかったりして相手に冷めてしまう場合も少なくありません

浮気癖が残ってしまう

そもそも浮気や不倫から始まった略奪婚の場合、相手の浮気癖が治らなかったということもあります。

あなたのことが好きで、浮気や不倫に走ってしまったのかもしれませんが、恋人や配偶者がいるにも関わらず浮気や不倫をしてしまったという事実には変わりありません。

つまり、もしかしたら今度も相手が浮気不倫をする可能性があるということです。

実際に再び浮気や不倫をされてしまう場合もありますし、あなた自身が浮気、不倫をされたらどうしようと不安になるケースもあります。

略奪婚がうまくいったケース


当然、略奪婚は失敗するケースだけではありません。

ここからは略奪婚が成功し、幸せになったというケースを紹介します。

相手の恋人配偶者との関係が冷めきっていた

相手の恋人や配偶者との関係が完全に冷めきっていた場合です。

もしかしたら二人は別れるきっかけを求めているかもしれません。

お互いの中に愛情がなくなってしまっているのならば、悪者になることもありません。

そういった場合の略奪婚ならば、恋人や配偶者から恨みを買うことも少なく上手くいくかもしれません。

恋人や配偶者に問題がある

相手の恋人や配偶者に問題がある場合です。

例えば暴力を振るったり、精神的威圧をしたりという配偶者だった場合、明らかに恋人や配偶者に非があります。

通常、略奪婚では慰謝料などに悩まされるというケースも多いですが、この場合非は無いため、略奪婚が成功することがあります。

略奪婚で幸せになれるの?


冒頭に紹介した通り、略奪婚とは、恋人や配偶者がいる相手を、強引に奪って結婚することを指します。

そのため一般的には、略奪婚は倫理的に問題があるとされており、社会的にも批判されることが多くあります。

略奪婚によって結婚した場合、スタートが浮気や不倫という点から夫婦間の信頼や尊重が欠けてしまうことがあります。

また、略奪婚で結婚した相手の元恋人や元配偶者、周囲の人々からの反感を買うことがあり、あなたが社会的に孤立する可能性もあります。

したがって、略奪婚で幸せになることは一般的には難しいと言えます。

幸せな結婚生活を送るために必要になるのは、お互いがお互いを信頼し合い、尊重し合うことです。

略奪婚のような方法で結婚することは、そのような基盤が欠けた状態から始まることからそのような問題が生じやすく、幸せな結婚生活を送ることができない可能性が高くなります。

基本的には幸せになれないというのが一般的な見解ではありますが、必ずしも幸せになれないという訳ではないため、あなた次第で幸せな生活を送れるかもしれません。

略奪婚のリスク


当然、不貞行為から始まる略奪婚には多くのリスクが伴います。

それをあらかじめ知っておくことで防げるリスクを防いでいきましょう。

犯罪行為である可能性がある

恋人や配偶者がいる相手を強引に奪うことは、法的に違法と見なされる場合があります。

そのため、略奪婚によって法的な問題に直面する場合もあります。

社会的な非難を受ける可能性がある

やはり、略奪婚には世間的に良いイメージがないため周囲からの非難を受けることがあります。

被害にあった人やあなたの周囲の人間から距離を置かれてしまい孤立するということもあります。

慰謝料を請求される

略奪婚では、配偶者や婚約者から慰謝料を請求されるというリスクがあります。

これが略奪婚におけるもっとも大きなリスクなのではないでしょうか。

慰謝料の額は場合にもよりますが、一般的には150万円~300万円にものぼります。

また、間に子供がいる場合は養育費などの請求をされることもあるため、ここから更に額が上がる可能性もあります。

ただし、婚姻期間が短かったり不倫期間が短かったりなど、いくつかの場合慰謝料が減額されることがあります。

そうは言ってもやはり略奪婚では慰謝料を請求されるということを念頭に置いておかなければいけません。

略奪婚を成功させるためには


ここまで、略奪婚の悪い面を上げてしまいましたが、多くの人は自分の好きな人と結婚したい!と望むはずです。

略奪婚を成功させるためにはどうしたら良いのでしょうか。

ここからは略奪婚を成功させるためのポイントを紹介します。

相手の過去に踏み込まない

恋人や配偶者がいる状態で付き合った訳ですから、相手の元恋人や元配偶者について、当時の結婚生活についてなど、相手の過去が気になってしまうのは当然のことだと思います。

ですが、ここで深堀をするのは控えましょう。

相手にそのような過去があることを承知したうえで結婚に踏み切ったのはあなた自身です。

おそらく相手の過去に踏み込んでも良いことはないでしょう。

今から過去を消せるものではありませんから、お互いに相手の過去に踏み込まないように注意をすると良い関係を築く第一歩になります。

法的な問題を解消しておく

完璧に法的な問題を解消することはできませんが、法的な問題が関わってくる略奪婚では、できる範囲で問題を解消しておくと良いでしょう。

また、そういった問題に対面したときに対応できる状態にしておくことも好ましいです。

相手のことを信じる

略奪で結婚した相手ですから、相手がまた浮気や不倫をするのではないかと心配になるかもしれません。

結婚生活の中で相手に不安な点があるとお互いに居心地が良いものではないでしょう。

たとえ浮気や不倫から始まってしまった恋愛だったとしても、あなたと結婚するために別れてくれたわけですから、相手のことを信じる気持ちを持っていても良いのではないでしょうか。

相手を信じていくことは結婚生活の中でも特に大切なことです。

まとめ

略奪婚で幸せになれるかどうかは、あなたの言動次第です。

略奪婚には悪いイメージも多くありますが、すべてのカップルが不幸になっているわけではありません

当然そこから良い関係で幸せな家庭を作れることもあります。

幸せになれるかどうかはあなたの考え方や行動に大きくかかっています。