遊びの恋なんかじゃなかった

ヒトコイ引用投稿アカウント

公開日｜2022.02.10

更新日｜2022.02.10

私には離婚経験があります。

原因は、夫の浮気。
そう、不倫されたのです。

「一度の不倫なら許してあげなさい」と言う人もいますが、それはどうしてもできませんでした。

だって、夫は、私ではなく不倫相手のことを本気で愛していたのですから……。

妻が感じた違和感「夫の様子がおかしい」

いつから、と明確な日を覚えているわけではありません。

気づくと、夫との関係がそれまでとは違っていました。
夫婦としての会話がほとんどなくなっていたり、夫に話しかけてもそっけなかったり……。

「あれ？私、何かしたかな？」

そんなふうに思うこともありました。
夫と一緒にいる時間に笑うことがどんどん減っていき、むしろ、一緒にいるのが気づまりに感じるほどになっていったのです。

夫の異様な行動から浮気を疑うように……

結婚当初、夫は、休日は家で過ごすか、一緒に買い物にでも行こうかと言ってくれたりする人でした。
ですが、「今日は学生時代の友人と遊ぶ約束がある」とか、「職場の人に飲みに誘われた」とか、外出することが増えていったのです。

そういう時は決まって、夜遅く、あるいは朝帰り。

「最近よく出かけるね」というと、「定期的に集まることになったんだ」とだけ返事があるだけ。
その返事のしかたもそっけなくて、私はどんどん夫が何か隠し事をしているのではないか、という気がしてきました。

「浮気？」

そんなことが頭をよぎった私は、浮気調査の定番“スマホチェック”をしてみました。

「夫が怪しい」ロックのかかったメッセージアプリ

メッセージアプリを起動させると、ロックがかかっていました。

四つの数字を打ち込むようになっていたので、夫の誕生日を入力してみましたが、解除できません。
私の誕生日を入力してもダメ。結婚記念日を入力しても、はじかれてしまいました。

「ダメか……」

3回間違えたためか、パスワードを思い出すヒントが出てきました。その質問が、バカだったんです。

質問として表示されたのは「浮気相手の誕生日」。

メッセージアプリの中を見る前に、夫に浮気相手がいることがわかってしまいました。

「夫は浮気をしている」探偵に浮気調査を依頼したところ……

もし本当に浮気相手がいたとしても、これだけでは言い逃れができてしまいます。

私は、探偵に夫を調べてもらうことを決めました。
すると、依頼から2週間ほどで、夫の浮気調査の結果が出ました。
同じ職場の、私よりも若い女性と浮気をしている写真などが大量に……。

証拠がそろったところで、私は夫を問い詰めました。
すると、夫はあっさりと浮気をしたことを認めたのです。

そして、こう言うのです。

「自分が悪い。だから離婚をしよう」

私は、浮気をされたことはショックでしたが、離婚までは考えていなかったので、夫のその言葉に衝撃を受けました。

慰謝料も払う。だから離婚を……。

そのとき、私の女の勘が働きました。
夫は、私ではなく浮気相手のことを愛しているのだ、と。

夫は妻の私じゃなく浮気相手に本気になっていた

私に、「申し訳ない」と頭を下げながらも、夫は淡々としていました。

浮気相手とはもう会わない、とは言わず、離婚で解決しようとしているように見えます。
浮気をされても許せる場合と言うのは、「浮気をされても自分のほうを愛してくれている」と思えるときだけなのだと思い知りました。
自分への愛以上に、浮気相手に本気になられてしまったら、浮気を許す許さないは関係なく、もう夫婦として一緒に生きていくことは難しいのだと思います。

結局、私は夫と離婚をすることを決意。

もちろん筋は通そうと、浮気相手にも連絡し、夫との不貞行為への慰謝料はしっかりと請求させてもらいました。