恋の始まりはいつだって突然。恋愛経験がまだ少ない方のなかには、思いもよらない相手から告白されてドギマギしてしまい、迷っている方も多いでしょう。そんなとき、ふと「好きじゃないけれども、付き合うってアリ?」という疑問が浮かぶことも。

今回は、友達or知人から恋人にステップアップしようか迷っているあなたに、「好きじゃないけどお付き合いをする」ときのお悩みにまつわるアドバイスをお届けします。

目次

そもそも「好きじゃないけど付き合う」って良くないこと?


あなたが恋愛感情を持っていない異性から告白されたとき「好きじゃないけど付き合うかどうか」は人によって意見が分かれます。賛否両論あるので、一概にどちらが良いとはいえません

しかし、お互いに未婚の状況なら恋愛のスタートは自由ですし、付き合ってみて初めて相手の魅力に気づくこともあるのではないでしょうか。


付き合ってから初めて相手の魅力に気づくこともある

今まで気にかけて来なかった異性なら、相手のことをよく知らないというのが実際ですよね。「好き」だと思ったことは無いけれど、「嫌い」と思ったことも無いのです。

そんな状況からお付き合いをはじめ、これまで全く知らなかった相手の一面を発見して、本当に両思いになるカップルも実際にいます。何が恋のきっかけになるのかはわからないものですね。


好きじゃないけど付き合うことが失礼になるケース

ただし、状況によっては、相手に対して失礼になってしまうこともあるので、次のようなケースに気をつけましょう。

●【二股・浮気になるケース】すでに恋人がいるのに、告白されたからその人とも付き合う
●【誠意に欠けているケース】他に好きな人がいるのに脈なしだから、つなぎの彼氏にする
●【結局「情だけ」のケース】相手がなんか可哀想だから、断れなくて無理やり付き合う
●【両思いにならないケース】相手のことはよく思えないが条件が良いから付き合う(※)

ほかに、20代後半以降では、自身は結婚を考えていないけれども相手は結婚を見据えているという場合など、よく話し合ってから関係を進めないと、こじれてしまうことがあります。

(※補足:婚活していることがお互いオープンになっている場で、条件で選んでいることが明確な状況なら、こういったお付き合いもアリです。自然恋愛の場では、そういった前提が無いため、雲行きの怪しいお付き合いになります。)


「好きじゃないけど付き合う」ってこんなとき!


「今はまだ、相手のことが好きじゃないけど、まずは付き合ってみる!」こんなお付き合いが成立するのは、次のようなケースです。


もしかしたら好きになれるかもしれないと思ったとき

相手のことを「ちょっと好みの知り合い」といった認識をしている段階で、突然の告白があったケースです。驚き以上にときめきの方が大きく、恋の予感がしますよね。

すでに“好みのタイプ”という前提があって“好意”に繋がる部分を持っていますので、恋愛感情に確信が無くても、もしかしたら好きになれるかもという可能性を感じる状況です。


双方に恋人がおらず、友人として良い印象を抱いているとき

お互いに恋人がまだおらず、友人としては良い印象を抱いており、普通にとても仲がいいケースです。実は友人としての“好意”ならばすでに持っている状況ですね。

この状況で、一方が告白したとき、もう一方が抱えている今の好意が、そのまま恋まで育って行くかどうか……? お付き合いをしてみないと、分からないでしょう。


これまでは眼中に無かったが、相手の熱意に応えたいと感じたとき

これまでは全く眼中になかった相手から告白され、その告白が嬉しくて、鮮烈な印象として残ってしまうケースです。どこか、勢いに押されてしまっている面も。

こういった状況で返事を保留しているうちに、妙に意識してしまうというのはよくある話。ポイントは「嬉しい」という気持ちを持てている点。この先の可能性があります。

一方で、同じ状況でも恋愛対象外の異性からの告白に嫌悪感を感じてしまったケースでは、やはり生理的な感情が強く出ている分、今後好意への変化は見込みにくいでしょう。


マッチングアプリなどの婚活でお互い好きになれる人を探している

婚活アプリ・街コン・結婚相談所など、お互いに真剣に婚活していて相手を探している状況なら、「好きじゃないけど付き合う」というのもアリでしょう。

これまで恋愛のきっかけが無く、すっかり奥手になってしまっている男女の恋では、はじめは気持ちが伴っていなくても、ちょっぴり強引にお付き合いの段階に進めることで、異性の現実的な良さに気づくきっかけを作れるはずです。

好きじゃないけど付き合うのはしんどい?


好きではない相手と付き合う時に、初めは戸惑うことも多いはず。お付き合いとなると、手をつないだりキスをしたりと、自然に仲が進んでいくことがあるためです。

もし、こういったスキンシップに抵抗があって気持ちがしんどくなってくると、そのまま好意を持つことは難しいかもしれません。「この人じゃないな」と気づいたら、早めに断ることをおすすめします。


「好きじゃないのに付き合ってくれている」と相手が気づく可能性も

もし、本音を隠してお付き合いした場合、相手が本音に気づいてしまう可能性もあります。お付き合いの前に、今の正直な気持ちを相手に伝えて、了承を得るのがおすすめです。

【例】「あなたのことは、まだ友達(または知り合い)としか思えていないけれど、今気持ちを聞いて、これから好きになれたらいいなって思いました。もし、こういう状況が嫌でなければ、お付き合いしてみますか?」

それに対して「それって、好きじゃないってことですよね? ありがとう、無理しなくていいですよ」と返ってくるか、「好きになって貰えるよう頑張ります、よろしくおねがいします!」のように返ってくるかは相手次第です。


「好きじゃない」から「好き」に変わるとき

人の気持ちは常に変動していますから、お付き合いをしたあとで相手の良さを改めて知り、本当に惹かれていくケースも、当然ながらあります。

「一緒にいて楽しい」「このまま別れたくない」「この人と一緒にいたい」……そんな風に思えるようになったら、改めてあなたからその気持ちを相手に伝えてみると良いかもしれません。そこから、“本当の両思い”がスタートするのではないでしょうか。


まとめ

決して正統派なスタートではないかもしれませんし、気持ちが伴わないままにお付き合いを始めることに賛否両論あるでしょう。

しかし、未来はいつだって不確実。あなたの気持ちが、ただの「友達としての好意」から「異性への好意」へ変化する可能性も0ではありません

これまで、あまり恋をしたことがなかった方ならなおさら、まずは相手のことをよく知るところからはじめてみてはいかがでしょうか。この先の選択の参考にしてみてくださいね。