独身貴族という言葉がありますが、これは一体どんなタイプの人のことを言うのでしょうか。
カンタンに言えば、文字通り結婚をしていない独身であるが故に、パートナーや家族のためにお金や時間を使う必要がないため、貴族のような生活ができる人、ということになります。
一昔前まではこの独身貴族ということばは男性だけに対して使われていましたが、ジェンダーレスの現在は女性に使われることもあるようです。
さて、ではこの独身貴族、その中でも特に昔からいる独身男性とは、どんな特徴を持っているのでしょう。
さらに、そんな独身貴族の男性とよい関係を作るためには、どんなことに注意すればよいのでしょうか。
そもそも独身貴族ってどんな人?
以前はよく使われた独身貴族という単語も、近頃はあまり耳にしないかも知れません。
まずは独身貴族とは、どんな人のことを指すのかについて見ていきましょう。
金銭的に余裕がある
貴族、と言うだけあって、独身貴族と呼ばれるためにはある程度お金がなくてはなりません。
もちろん独身ですから家族を養う必要もなく、子供の教育ローンを支払う必要もありませんので、
普通の既婚男性よりは、当然ながら使えるお金は多くなります。
ただしやはり多少自分のためだけにお金を使えるという程度のレベルでは、本来「貴族」と呼ばれるほどの暮らしぶりは無理かも知れません。
さらに、独身貴族というのはある程度「揶揄」が含まれている言葉ですので、実際に貴族のようなお金の使い方をしているというよりは、他に使う必要がないから自分のために使えるという意味合いの方が強いと言えます。
周りに頼らなくても生きていける
本来的な意味から言えば、独身貴族というのは周りの人に依存しなくても生きていけるようなタイプのことを指します。
これは例えば生活を共にするパートナーや、あるいは
両親などの家族と生活を共にしていないというイメージが強いはずです。
実家住まいで両親に食べさせてもらっているような状況では、本来独身貴族とは呼びにくいはずです。
ただしこれは必須条件というわけでもなく、両親と実家住まいの独身男性が独身貴族と呼ばれることも珍しくありません。
貴族のように多趣味で博識
さらに貴族と言われるからには、それにふさわしい趣味を持っているイメージもあります。
乗馬とまでは言いませんが、それなりにハイソなイメージの趣味をいくつも持っている独身男性なら、まわりから独身貴族と呼ばれることも多くなるはずです。
もちろん趣味以外にも、
学識的な面で一般人よりもよりハイレベルであるイメージもあるはずです。
とはいえ趣味や学識は具体的なボーダーがあるわけでないため、なんとなく貴族っぽいよね、というイメージの方が実際には重要かも知れません。
独身貴族の男子の特徴とは?
ではそんな独身貴族の男性は、具体的にどんな特徴を持っているのでしょうか。
もし独身貴族っぽい男性を狙っているのなら、参考にしてみてもよいはずです。
結婚に対して抵抗がある
なにより独身でいるわけですから、結婚に対しての何らかの抵抗、あるいはこだわりを持っています。
もちろんこれまで結婚を検討する相手と出会っていなかったから独身であるということも考えられますが、多くの場合は
結婚に対してネガティブなイメージを持っていたり、強いこだわりを持っていたりするものです。
あるいは、過去の恋愛によって結婚に対するトラウマを持っている可能性もあります。
どちらかというと独りよがり的なキャラ
独身貴族の男性はプライドが高く、周りを見下しているイメージがあります。
そのため周りと力を合わせて何かをするのではなく、自分だけで何とかしようとか、
独りよがり的な行動をしがちです。
プライベートでも仕事でも周りを動かすよりも、スタンドプレイですべてを完結しようとするタイプと言えますので、一緒に何か行動する際には、注意が必要かも知れません。
趣味が多くこだわりが強い
多趣味で博識という独身貴族の男性ですが、単に趣味が多いと言うだけでなく、趣味などに対するこだわりも相当なものです。
もちろんこだわりがあるのが悪いというわけではなく、男性としてはこだわりを持っている方が魅力的に映ることもあるので、これはあくまで特徴であるということになります。
そのため、そのこだわりに
反することに対しては拒否感を持つこともあるので、独身貴族の男性の趣味などに対しては、慎重にコメントしたり関わることが必要となります。
独身貴族の男子とどう関わるとよい?
では最後に、独身貴族の男性と異性として関わる際に、どんなことに気をつければよい関係性が持てるのでしょうか。
独身貴族の特徴を理解した上で、関わり方についてチェックしていきましょう。
結婚を意識させずに関係作りをする
独身貴族と呼ばれる男性は「まだ若いから結婚していない」訳ではなく、普通なら結婚している年齢なのにもかかわらず、未婚であるということになります。
ということは、当然ですが本人があまり
結婚に対するこだわりがなかったり、場合によっては結婚を避けているということになるはずです。
そんな独身貴族の男性と、異性として何らかの関係を持とうとした場合、まずは女性側も結婚を意識しないのが正解です。
いずれはゴールとして結婚をと考えながら付き合っていると、独身貴族はさりげなくそんな意識を読み取ってしまい、よい関係は作れません。
独身貴族の男子とよい関係を作れた結果、いずれ結婚という選択肢も出てくるかもしれない、程度の感覚で付き合うのが正解です。
物事の価値観が明確なので共有できるようにする
独身貴族の男子は博識で趣味も広いため、独自の価値観をしっかりと確立していることがほとんどです。
そのようなタイプの男性は、異性に対してもある程度の知識や経験、見識を求めるものです。
ですから、世の中のことをまったく知らないような、
ピュアなタイプの女性とはあまり馬が合いません。
さらにいろいろなことを知っている人ですから、物事の価値観も、普通の男性と比較するとしっかり確立していたりします。
ですから女性としてそんな独身貴族に近づきたいのなら、同じような価値観や趣味、知識を共有できるような、しっかりしたタイプの女性であることも重要となります。
神経質でプライドが高いので包み込むような包容力が要る
独身貴族はおおらかなタイプと言うよりはむしろ、神経質で、さらにプライドの高い人が一般的に当てはまると言えるでしょう。
ですからそんな男性と関わるためにはあまり神経を逆なでするような関わり方ではなく、どちらかと言えばおおらかな、そんな
男性の繊細さを包み込むようなキャラがよりベターと言えます。
ですから異性として関係を構築するイメージよりも、包容力のある母性的なイメージで、相手の繊細さを刺激せず、優しく接してあげることもよい関係を作るために大切なポイントと言えるでしょう。