高校生時代の淡い恋愛

恋愛に関してはそれほど経験豊富というわけではありませんが、高校生のときの恋愛が今でも胸に刻まれています。

当時はお互い若く、30代も後半にさしかかった今では考えられないほど、ウブで純粋だったことを思い出します。


同じ部活動に参加していた子に恋をしたわけですが、どちらかと言うと相手の子の方から自分にアプローチしてきてくれました。

最初は他の友だちを連れて男女混合グループで遊園地にいったりしながら、仲を深めてゆきました。


メールアドレスを交換し、ラブラブなメールをやり取りして互いの気持ちを高め合っていたように思います。

しかし、実際に会ったり電話で話したりすると恥ずかしくてあまりうまく言葉が出てこないのです。


それは自分もそうだし、相手の女の子も同じでした。

互いにシャイでプライドが高いタイプだったのだと思います。


それでも恋愛を楽しみたいという気持ちがあるのは一緒で、学校から一緒に帰宅したりもしました。

お互い遠方の学校に通っていたこともあり、電車内での時間は本当に幸せでした。


この時間がこれから先もずっと続けば良いのにと感じていたものです。

セーラー服と学ランという、制服デートというのが互いの性差をより強く感じることになり、興奮しながらもキス以上の関係に持ってゆくことすらできないくらい大人しかったのを思い出します。


しかし別れの時はやってきます。

彼女に他に好きな男ができてしまったのです。


急に別れを切り出されたように感じ、ショックを受けましたがよく考えれば徐々にマンネリ化し、関係性も冷めていっていた時でした。


辛いこともありましたが、今では青春時代の淡い思い出になっています。

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