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いつか終わってしまう恋だとしても
ヒトコイ引用投稿アカウント
公開日|2022.02.10
更新日|2022.02.10
夫と結婚して5年ほどが経った今、34歳になった私は、20代の男性と不倫をしています。
まだまだ女性としての魅力もあるつもり。
ですが、夫からは女性として見てもらえていない気がしていたときに、彼に出逢ったのです。
寂しさが日に日に募っていく中での出逢いが、私に自信を与えてくれました。
不倫へと進んだ理由~繰り返す日常を変えたかった
結婚と同時に専業主婦になった私。
新婚当時は、家事をするのも楽しくて、毎日ウキウキとしていました。
ですが、徐々に、同じことをくり返す日々がつまらないと想うように。
夫との関係も、ドキドキ感が薄れる一方。
一緒に生活をすることが当たり前になり、夫が私を、女性として見てくれているのか不安に感じるようにもなりました。
刺激がほしいと思った私は、イタリアンのお店でのパートを始めることにしました。
専業主婦からの脱皮~女性として扱ってもらえた喜び
20代の男性に仕事を教えてもらうことになりました。
笑顔が素敵で、ハキハキと話をする彼を見て、私は「元気がいいな」という第一印象を持ちました。
この時点では、恋愛感情を持つことはありませんでした。
ある日、職場に大量のワインが届きました。
重い箱を運んでいると、彼が私から箱を取り上げて、代わりに運んでくれたのです。
「女性なんだから、重いものは運ばなくてもいいんですよ」
久しぶりに女性として見てもらえたことが嬉しくて、私はドキドキしてしまいました。
今振り返れば、この時から、私は彼に恋をしていたのかもしれません。
ドキドキが止まらない! 彼は真剣な表情で私に……
ワインの一件以降も、私たちの関係はとくに変わりませんでした。
私は少し意識することもあったのですが、「私は結婚している」と自分に言い聞かせて、彼と接していました。
そんなある日、ランチタイムが落ち着いて休憩していると、彼がやってきて横に座りました。
私の胸はドキドキ高鳴りました。
最近見た映画の話や、常連客の話などで盛り上がっていると、彼がふと黙り、私を見つめたのです。
「なに?」
ドキドキしながら尋ねると、彼は真剣な顔で、「笑った顔が素敵です」といってくれました。
「ありがとう。そんなこと、夫はもういってくれないよ」
冗談めかして笑うと、彼が私の手を握りました。
「好きです」
私が既婚者であることは、彼ももちろん知っていました。
「それでもいいから付き合ってほしい」
そんな彼の言葉に喜んでいる私がいました。
夫以外の男性に女性として見てもらえ、好きになってもらえたことが、たまらなく嬉しかったのです。
イケナイ恋だとわかっていましたが、私は「はい」とうなずいていました。
不倫愛のスタート~逢う度に募る「罪悪感」と「充足感」
私たちは、逢瀬を重ねるようになりました。
夫には、パートを増やしたとうそをつき、彼とドライブデートに出かけることもありました。
何度目かのデートで、彼から、「家に来ませんか?」と誘われ、お邪魔することに。
一緒にコーヒーを淹れて飲み、他愛のない会話を楽しみました。
「好き」
「家に帰したくない」
彼はストレートに愛の言葉をかけてくれました。
私が夫に対して求めていたことを、彼は、自然としてくれるのです。
私の心は満たされました。
もちろん、夫を裏切っているという罪悪感もありましたが、それ以上に、彼に癒される幸福を感じたのです。
いつか終わってしまう恋だとしても、今は一緒にいたい
今でも、私は彼と逢っています。
どんどん彼に惹かれていく自分がいるのがわかります。
皮肉にも、彼との関係が始まってから、心に余裕ができたのか、夫との関係も良くなっています。
イライラしたり、不満を感じたりすることもほとんどなくなったのです。
ですが、これは不倫の恋。
この先彼に、もっと好きな人が現れたとしたら、この関係は終わりにしようと考えています。
ただ、彼が私を女性として見てくれ、好きでいてくれるうちは、その愛に包まれていたいのです。
引用元:修羅場ライフ
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