日本の若さ至上主義における女性の呪縛!年齢という数字の幻想に立ち向かう方法

近年、若さ至上主義が急速に広まっている日本。

年齢にこだわる日本人の恋愛観は、人としての本当の魅力をみることができているのでしょうか?

年齢にこだわる自分がいやになる」「もう若くないから人としての魅力がない」と思い込んでいる方必見。

若さは一部の方の間では神聖視されていますが、年齢という数字に囚われない魅力は確実に存在します。

この記事を読めば、若さなんかでは到底失われない人としての魅力を再発見し、自分らしい生き方を再認識してもらえること間違いなしです。

日本にも年齢の幻想に惑わされない美しい女性がたくさんいます。

自分の知らなかった自分の魅力を発見する良いきっかけになるのではないでしょうか。



若さは女の魅力という日本人の幻想



日本における若さ至上主義は若さが正義なのではなく、若い方が良いという日本人だけの思い込みの可能性が非常に高いです。

たとえば、世界的ファッションデザイナー、ココ・シャネルは生涯独身でしたが、87歳で亡くなるまで革新的なデザインを作り続け、亡くなるその時まで恋人がいました。

みなさんご存じのケンタッキーおじさんことカーネルサンダースケンタッキー・フライド・チキンを創業したのは65歳です。

年齢が関係ないなどという言葉を使うつもりはありません。

それでも、年齢に縛られない生き方はなによりも素敵であることは間違いないありません。


若さ至上主義とは

近年、加速している日本での若さ至上主義ですが、いうなれば年齢による偏見です。

具体的には若い方が綺麗、魅力的、時間がある、お金が稼げるなどがあげられます。

似たような言葉でエイジズム:年齢差別があります。

元は高齢者差別を表す言葉であるため、そのまま当てはめるのは難しいです。

しかし、若い方がなんでもできる、魅力的だという部分は重ねることができるでしょう。

このエイジズムですが、日本では若いことが価値と間違った使われ方がされている部分があります。

実際はこの先、何年生きられるかわからないのに時間があるとは言い難いですし、綺麗や魅力的だという部分は人により大きく異なります。

しかし、日本で若さ至上主義が横行しているのが現在の事実です。



日本における若さの呪縛

若さ至上主義の呪縛となっている原因で最もわかりやすいのは日本におけるアイドル文化です。

若い=魅力という文化はここからきているといっても過言ではありません。

たしかに、アイドルは若い女性が主流です。

また、多くは20代で若いまま引退・卒業していきます。

しかし、男性をみると30代〜40代の現役アイドルはたくさんいるのです。

これが日本の若さ至上主義でおきている、女性に対する若さ=価値という男女間での呪縛の正体ともいえます。

ある意味で、女性の若さの期間限定感=価値を植えつけている要因となっているかもしれません。



ヨーロッパにおける若さの捉え方

では、海外で年齢はどのように扱われているのでしょうか。

ここでは、ヨーロッパを例に比較してみます。

ヨーロッパ諸国において年齢はそこまで重要な数字ではありません。

というより、お互いの感性、価値観を図るひとつの数字でしかないという認識に近いです。

むしろ、たくさんの経験がある成熟した異性の方が魅力的にうつる傾向にあります。

そのため、若さ至上主義という言葉自体に違和感を覚えるかもしれません。

実際に友人のフランス人に立ちんぼの映像を見せた際はかなり驚いていましたし、キャバクラやガールズバーのようなお店に戸惑っていました。

そもそも、ヨーロッパではお金を払って若い女性と遊ぶという感覚が一般的な文化として備わっていないようです。

このように、若い女性が魅力的という価値観自体が日本の文化とは大きく異なっています。



若いことが魅力なのではない

男女の差、文化の差からも、どうやら若さそのものが魅力であるとはいえなそうです。

つまり、日本の若さ至上主義はもしかしたらあまり良い文化とはいえないかもしれません。

では、人の魅力とはなんなのでしょうか。

広辞苑では”人の心を引きつけて離さない不思議な力”とされています。

その魅力の正体を言語化は可能なのでしょうか。

この問いの答えを出すための質問はこれです。

『明日の晩御飯はなんだったらうれしいですか?』

少し考えながらこの先を読みすすめてみてください。


若さを背負わせられた日本人女性たち



では、なぜここまで日本人女性は若さ至上主義の中を生きなければならなくなっているのでしょうか。

そのヒントはキャバクラと時代背景にあります。

現代は、教えたいおじさまがとにかく多い時代です。

しかし、数々のハラスメントにがんじがらめの時代でもあります。

そんな矛盾の中で、積み上げられてきた呪縛の正体を考えてみました。


若い方が女性はモテるという風潮

まずこの風潮は先述のアイドル文化もさることながら、キャバクラや風俗産業が発展していることが影響していることも要因といえます。

世界的にみて、日本ほど風俗産業が発展している国もありません。

このことからも、身近に若さの恩恵を認識しやすい環境がそろっていることがこの風潮を作った大きな理由です。

風俗産業そのものの社会的、経済的、意義の大きさは疑う余地はありません。

たくさんのハラスメントが問題になる現代で、20代前後の若い女性と話ができるという環境はかなり珍しいのです。

くわえて、キャバクラなどは接客のためよほどのことがない限り反発されることはありません。

教えたいおじさまとお金が稼げる若い女性の需要と供給の上に成り立っているのです。

等さではなく、従順さを好むおじさまの体質がそのまま日本の若さ至上主義につながっている可能性はあるのではないでしょうか。



若い方が都合がよかった時代背景

そのほかにも、日本における若さの呪縛は古く、平安時代から存在している文化であるとも考えることができます。

平安時代の代表的書物である源氏物語の中でも若い女性と逢瀬を重ねる描写がありますし、鎌倉〜江戸時代には女性は嫡子を生むものという思想も存在していました。

若い方が懐妊しやすいことを考えれば、時代背景の上での役割として都合が良かったという考え方をしていても不思議ではありません。

最近では少なくなりましたが、20歳前後で許嫁やお見合い結婚で嫁ぎ、子どもを生むのが女性の役割という概念はいまだに払拭されたとは言い難いです。

歴史的にみても、理由は違えど、1000年以上前から日本は若さ至上主義がある文化だということは紛れもない事実なのです。



未完成なものを好む日本人の感性

日本人が元来、内在的な職人気質を好む傾向であることも無視できない要因のひとつです。

伝統的に上から下に教えてきた文化があるからこそ、日本人のおじさま方は教えることが大好きです。

また、最近の日本のカルチャーとして推し文化があります。

輝ききれていない原石を見つけ、成長の過程をみながら貢献したいという考えがあります。

双方に共通する考え方は未完成がゆえ支えてたい、応援したいという気持ちです。

未完成さを求めた結果、若い方が良いという考え方に陥りやすいともいえます。



エイジズムが生み出した弊害

ここまで発達したエイジズムをもつ日本で、問題となっている似たような主義にルッキズムがあります。

ルッキズムとは外見至上主義ともいわれ、とにかく容姿の美しいものを優れたものとして扱う主義です。

ルッキズムとエイジズムは日本においては切っても切り離せない関係になっています。

むしろ、互いの主義がそれぞれの主義を加速させているともいえるのではないでしょうか。

若くきれいな方が印象がよいと考えている日本人はかなり多いとされます。

一説によると最も見た目を気にする民族が日本人という説もあるくらいです。

若さと見た目の差別が社会的に進んでいる可能性も否定できないのかもしれません。

若さでは得られないかけがえのない個性



ここまで、日本の若さ至上主義と日本が若さ至上主義に陥りやすい理由を考えてみました。

最後に、本当に大切なのは若さという数字ではなく、老いも若きももつ個性であるということを考えてみます。

そのうえで、美しい年の重ね方とはなんなのかを一緒に考えてみましょう。


人生は個性の集合体

そもそも、若さにそこまでの価値なんてありません。

若さに価値があるのではなく、これから経験する人生での出来事に価値がつく可能性の幅が広いだけです。

年齢そのものには大した価値はないのです。

人生は年輪のようなもので、人により、大きさも数も全く違います。

その人の歩んできた経験に魅力が伴い人生という芸術に昇華されていくのです。

だからこそ、年齢を重ねないと出ない魅力も、できない恋愛もあるということは認識しておきましょう。


年齢はただの数字であり記号

何度もお伝えしますが、年齢はただの数字です。

あなた自身に魅力がなければ、数字そのものに魅力が出ることはありません。

つまり、その数字を魅力的に見せるかどうかはあなた次第です。

今、話題になっている若さ至上主義でさえ。供給元となっている男性が作ったただのトレンドに過ぎません。

いずれかならず過ぎ去ります。

だからこそ、誰かに従順である必要も、自分の好きを隠す必要もないのです。

そんなものに振り回されず、あなたらしさを持ち、個性的な恋愛をしたって何も問題はないのです



若くないということはチャンスかも

若くないから価値がないという視野はあまりにも卑屈すぎます。

反対に、若くないことを自覚できれば自分を磨くチャンスが生まれると捉えてみませんか?

ファッション、ヘアスタイル、所作、言葉を自分らしく彩っていくことにこそ、その人の魅力が宿って来るのではないでしょうか。

年齢なんて数字は無視して、自分自身を磨くことから本当の魅力作りが始まります。

若さ至上主義の日本にいるからこそ断言できることは、美しくいるために努力する女性は例外なく美しいということです。

自分を磨くチャンスを、美しくさを手に入れるチャンスをぜひ逃さないでください。


若さなんて関係ない!美しい日本の女性たち



最後に、日本にも若さに囚われず唯一無二の美しさを持った女性がたくさいいるので紹介します。

故 樹木希林さん
吉永小百合さん
桃井かおりさん  など

上記の方々は60歳を超えてなお、美しさをは留まるところをしりません。

事実、30歳目前の私も私の周りでさえも、樹木希林さんの言葉や所作に俳優として、人として魅力を感じていた人男女問わずにたくさんいました。
これが本当の意味での人としての魅力なのかもしれません。

うやら、年齢程度のもので相手が変わり、選ばれなくなるような、そんな淡いものではないようです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は日本における若さ至上主義について勝手に考えてみました。

本文の途中で魅力の正体を言語化する質問で『明日の晩御飯はなんだったらうれしいですか?』と質問したのを覚えていますか。

答えは晩御飯の種類はなんでもいいのです。

大切なのは1日の終わりに、新しくくる明日の前夜に、うれしいという感情をもたらしてくれるその存在こそが魅力だと私は考えています。

あなたといるとうれしい。

あなたがいるからがんばれる。

あなたのためにしてあげたい。

そんな感情を誰か1人にでも芽生えさせることができたら、あなたは十分魅力的です。

年齢をものともせず、美しく生きる女性は例外なく、強烈な魅力を放っています。

その魅力はその人が積み上げた人生の結果です。

だからこそ、若さ至上主義を創り出した日本の文化に左右されることなく、自由であるべきではないでしょうか。

若さ至上主義に負けずに、今日も美しさを積み上げるすべての女性に最大の敬意を表します。

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