自分のことを好きでいてくれたはずの恋人に突然振られてしまった…。


原因がよく分からない場合、もしかしたら恋人に「蛙化現象」が起きていたのかもしれません。
最近耳にするようになったこの言葉ですが、一体恋人に何が起きていたのでしょうか？


蛙化現象の概要や、振られてしまった側がどうしていくべきかについて解説していきます。

目次

「蛙化現象」って何？



まず、蛙化現象とはどういうものか解説します。


皆が嫌悪感を抱いていた蛙が美しい王子様に変身し、ハッピーエンドを迎える「カエルの王子様」というグリム童話が元になっています。


この逆で、元々好きだった素敵な異性の姿が、突然カエルのような気持ち悪いものに感じてしまうようになるため「蛙化」というのです。

特に、好きな異性が自分のことを好きになってくれた途端に生じる嫌悪感が大きく、女性に現れやすい現象と言われています。

男性に起こることは稀のようです。


「好きじゃない」だけではなく、「生理的に無理」レベルの嫌悪感が生まれることもある、厄介な現象です。


蛙化現象は理不尽！振られた側の苦悩…



失恋すると、振られた側は何が原因で相手に振られてしまったのか、自分はまだ復縁できるのか、気になりますよね。

蛙化現象が原因の場合は、振られた側はいったいどうなってしまうのでしょうか？

・意味がわからず戸惑ってしまう


蛙化現象の特徴は「相手が振り向いてくれた途端に急に嫌悪感が芽生える」というものです。

そう、あなた側の変化は「相手を好きになった」だけで、特に大きな理由はないのです。


「〇〇なところが嫌になった」と具体的な理由がなく、ただ「なんとなく気持ち悪い」。
好きでいてくれたはずなのに、意味が分かりませんよね。

ただ戸惑い、納得いかないまま別れを受け入れるか、話し合おうとするか…かなり振り回されてしまうようです。

・自分が否定されたようで辛い


相手に好意を持ったときや、付き合い始めてこれからが楽しみなときに振られてしまうと、ほとんどの人が自分の何がいけなかったのか理由を探そうとします。


それなのに具体的な理由が分からないとなると、まるで自分そのものが否定されたような気持ちになってしまいますね。

・次の恋や異性が怖くなる


振られた意味がわからない、自分が悪かったようだが分からない、そうして大きく戸惑ったり傷ついたりすることで、次の恋に対して消極的になってしまう人も多いようです。


特に、蛙化現象について知らない人や、恋愛経験が少ない人はかなりのダメージを受けるのではないでしょうか。


「女って意味がわからない」などと、異性全般に対して不信感を持ってしまうケースもあります。


蛙化はあなたのせいじゃない！今後どうしたらいい？



振られた側としては、振られた理由を探して改善したい、復縁したい、次の恋に向かいたい…など様々な思いがあるかと思います。


しかし、解説したように「蛙化」してしまう理由はとても曖昧で分かりにくいものです。

今後はどのように動くことが最善なのでしょうか。


・あなたがどうしていても「蛙化」していた可能性がある


蛙化現象の原因ははっきりと確定しづらいものです。ただ、現象が起こりやすい人の特徴は挙げられているようです。


・恋愛に過度な理想を抱いており、現実の恋とのギャップに冷めてしまうタイプ
・自分に自信がなく、好きでいてもらえることが信じられない、いつか振られるのが怖いタイプ
・片思いしている方が楽しく、手に入った両思いで冷めるタイプ

などがあるようです。これを見て分かるように、蛙化現象はあなたではなく相手に原因があるのですね。

まずは、「自分のせいではない」としっかり理解してくださいね。


・まだ好きなら少し距離をおいてから連絡してみる


よく分からないまま振られても、やはりまだ相手のことが好きな場合はどうしたらいいでしょうか。


最適なのはまずは「距離を置くこと」です。

実は、相手も自分が蛙化してしまった理由がよく分かっていないことが多く、ただ自分を好きだというあなたが気持ち悪いのです。

その事に対して罪悪感を持っている人もかなり多いと言われています。
そういった状況で、あなたが気持ちを伝えようとしたり気持ちを聞き出そうとしたりしても逆効果ですよね。


相手の気持ちが今後どう動くかは分かりませんが、とにかく放置に限ります。
共通の友人などがいれば相手の近況などを聞くことができますが、近況を聞いてきたことが相手に伝わらないよう配慮が必要です。SNSなどで近況を知るのもいいかもしれませんが、その際はいいねや足跡など残さないように気をつけましょう。


落ち着きが見えて連絡を取る際も、重さを感じない当たり障りのないメッセージなどがいいでしょう。

既読無視されたり、会話が弾まなかったりしたときはまだあなたに対して嫌悪感がある可能性が高いです。その際も早く切り上げ、重さや好意を感じさせないよう努めてみてください。

・自信を取り戻そう　恋愛から離れて楽しい時間を


何度も伝えている通り、あなたが悪かったわけではありません。

未練があっても、恋愛から離れて楽しいことや趣味に使う時間を増やしましょう。


1人になると、相手のことを考えてしまいがちになります。

信頼できる友人とのおしゃべり、スポーツや旅行などアクティブな活動、飲み会や食事などの時間を取りましょう。

あなたのことを好きでいてくれる友達と過ごしたり、得意なことを楽しんだりして、自分自身の価値を再確認してくださいね。

・自分磨きをする


蛙化した相手とまた会うときや、次の恋のため、自分のためにも自分磨きをしていくのもオススメです。


振られたことで、「もしかしたらこれが原因かも？」と考えた自分のコンプレックスなどはあったでしょうか。

もしそこが改善できそうであれば、そのコンプレックスを小さくすることは今後のあなたにとってかなり有意義なことになります。
スキンケア、ダイエット、身だしなみ、勉強など、なりたい自分像に近づくための活動をスタートしてみてください。


もしも恋愛に繋がらなくとも、活動したことに対して自信がつきますし、失恋の悲しさを薄めるためにもとても効果的ですよ。

・新しい恋を探す


失恋の痛みを癒やすには、やはり新しい楽しい恋が1番です。蛙化現象してしまった相手が戻ってくるとも限りません。


失恋してすぐに切り替えることは難しいかもしれませんが、落ち着いてきたら、新しい恋と出会える機会を探してみましょう。


蛙化現象はあなたが悪くないとはいえ、振られたことで自己肯定感が下がり、次の恋が億劫になっているでしょう。
あなた自身をしっかりと見て、あなたとの時間を楽しんでくれる異性がきっといます。
恋が始まったときの高揚感や幸福感で、失恋の悲しさも消えていきます。

素敵な恋に出会うための活動をする、アンテナを張っておくなど、チャンスを逃さないようにしておきましょう。

まとめ

蛙化現象によって振られると、失恋の悲しさに加えて、理不尽さに振りまわされつらい思いをすることになります。


自分のせいで相手が蛙化したわけではないと知っておくだけでも、少しは楽になったでしょうか。


今できることは、相手のことは一旦忘れ、楽しく有意義な時間を過ごすことです。

必要以上に自信をなくす必要は全くありませんから、自分磨きをしながら笑顔を取り戻していってください。


はやいうちに、怖がらずに新しい恋ができるよう願っております。